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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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熱中症と体調管理





おはようございます、
皆様いかがお過ごしですか。



ここ1~2週間、
熱中症など暑さが原因で体調を崩す方々が大変増えています。

今年は早い梅雨明けとなり、突然の猛暑で、
気候の激しい変化に身体機能が対応できずに体調を崩すことが
目立っているようです。

暑さのために室内をエアコンで冷やすことにより
知らず知らずの間に、身体が芯から冷やされてしまうことも
あります。

また、冷たいものを飲食することで内臓から冷えてしまうことも
目立ちます。

また、暑さの中での行動で
疲労が著しくでてしまい、回復しにくい状況が続くこともあります。


いずれにせよ
身体が気候に慣れてくるまでのしばらくの間は十分に注意を
しなくてはいけません。

また、
筋肉も熱による極度の疲労をおこすこともあり
ぎっくり腰や太ももの肉離れなどのケガも目立っています。


この猛暑が影響で身体はダメージを受けて疲労している方々は
多くいらっしゃることでしょう。

何事も無理をしないで、上手に過ごして下さいね。



暑さが続いていましたので夏の体感を強く受けやすいですが
あらたまってカレンダーを見てみると、
まだ7月の中旬で、学生は夏休みに入っていません。

例年ならばこれからが梅雨明けであり、そろそろ猛暑がやってくるかな
といった時期です。

どれほど猛暑が続くかはまだわかりませんが
しっかりとご自身の体調を管理していくことが大切ですね。



当院に来院する、スポーツを頑張る子供たちは
夏休みは試合や合宿のスケジュールが詰まっています。

体調管理は特に注意しなくてはいけません。


私が子供時代は根性スポーツでしたが
今は違います。

指導者の方を中心に親御さんがしっかりと注意喚起することが
大切です。
ケガや体調の変化を周りの大人が敏感に判断して
子供たちを正しい方向に導いていくことが必要です。



特に夏休み前は、

『試合に出たい』
『レギュラーから落ちたくない』
『スポーツの成績をあげたい』

という言葉のなかで、
けがや体調を崩していても無理をして練習や試合を継続しようとする子供もいます。

中には、
周りの大人が試合の出場や練習の欠席をさせないなどといったことを強いる
場合もあります。


私も選手として、そして指導者として
スポーツを経験してきたからこそ、選手や周囲の方々のお気持ちはよくわかります。
しかし
それ以上に、子供の今後を一番に考えることが重要ですので
様々な状況判断から説明をいたします。

時には話し合いの中で、視点を変えての考え方を提案することもあります。


ケガからの回復や体調の回復のために練習を休むことの意味として、

スポーツパフォーマンスを向上させることや
スポーツに取り組む気持ちのメンタル強化を意識することで
何が大切かを教育することをあらためて見直す機会を作っていただければとも
願います。

痛みやケガをおしての強行出場ではなく休むことの意味を学ぶことも大切です。

ケガを治す、体調を戻す忍耐力、そして
今後、ケガや体調を崩さない身体づくりのためにどのような練習やトレーニングを
するべきかを
考えるきっかけになってくれることを願っています。



熱中症の話から少しずれてしまいましたが

体調管理が大切な時期を皆さんが積極的に取り組んでいただければ
健康な毎日を過ごせることと思います。

ニュースで伝えられているように
水分補給や、エアコンの効率の良い使用など
今一度、考えてみることもよいでしょう。

水分補給は
様々な種類のものがありますので
ご自身の体調に合わせて適切なものを選んでいただきたいと思います。

糖分の強いスポーツドリンクだけを飲むことはよくないでしょう。

また
大量の発汗で失われる成分の補給を効率よく摂取する飲料も市販されています。

必要であれば、医師や薬剤師の方々に相談されることは必要です。


間違った知識のまま水分補給をされている方も時折見受けます。
ぜひ
正しい方法で体調管理をされてください。


子供の場合は、きちんと説明することで理解します。
周りが目を向けて注意してあげてくださいね。



医療 | 投稿者 井上正之 08:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

手の指の靭帯損傷  その②





今回は手の指の靭帯損傷について考えてみます。


以前のブログでも説明いたしましたが

指の靭帯損傷には様々な症状がありますので
しっかりと完治を目指していかなくてはなりません。

中には自己判断で突き指と思い放置してから

あまりにも痛みや違和感が残っているので
受診される方も目立ちます。


では、
指の靭帯損傷ではどのような治療をすればよいか?と
いうことです。

靭帯損傷の段階には

靭帯を伸ばしてしまった
靭帯の一部が断裂
靭帯の完全断裂

といったように症状を段階分けしていくことがあります。

その他にも、
靭帯が骨についている部分(付着部)で
骨から剥がれているものを剥離骨折として判断します。

このように
適切な検査と診断がその後の治療とリハビリに大きく関わってきます。

ですので
ケガをされた時は
専門医療機関での検査が必要です。

その診断も検査方法によって差が出る事もあります。

症状によってはしっかりとした丁寧な検査が重要となりますので

必要に応じた機関と専門医に受診して下さい。


靭帯の断裂や剥離骨折では
固定や手術も検討していきます。
担当医と話し合い、患者さんにとって最善の方法を
選択していきます。

さらに、固定や手術の後に大切なのがリハビリですので
このリハビリの部分をとても丁寧にしっかりと実施してくれる医療機関を
受診することは症状の予後に大きな差が出ることもありますので
慎重にならなくてはいけません。


当院では
靭帯損傷においては
初期段階の靭帯を伸ばしてしまった症状では
テーピングやサポーターを使った日常での固定と

それに加えて
数種類の電気治療器を組み合わせていきながらの
理学療法を実施しております。

理学療法もやり方によって差がでます。

リハビリにもとても重点をおいて
計画的に進めていきます。

また、

靭帯の部分断裂や
靭帯の完全断裂、
そして
剥離骨折の場合でも、

専門医師の先生と連携して
理学療法とリハビリを進めています。

指の靭帯、関節はとても繊細ですので

固定や治療、そしてリハビリを総合的にすすめています。

テーピングも患者さんによっては適切でない場合もあります。


いずれにしても
症状と患者さんの環境や生活をしっかりと検討しながら
負担を可能な限り軽減していくことは必要だと考えています。


当院では
治療で実施する理学療法の電気機器も
各機械によってさまざまな治療プログラムがあります。

よって、その組み合わせもとても多種多様ですので
靭帯損傷の症状によって
細かく対応していきます。

ただ電機機器をかければ良いというものでは
ありません。


そのほかに
リハビリ段階では
徒手療法と言って、マッサージや運動療法というような
手を使った治療も段階的に実施します。
また、
症状や損傷部位によってリハビリ段階では
鍼治療もおこなうこともあります。

指のケガの場合は
指に鍼を刺すことよりも
指を動かすための腕の筋肉をピンポイントで
鍼治療を行い
指と腕を大きな範囲で治療することもあります。

もちろん、

鍼治療が苦手な方には鍼の代わりに
痛くない電気機器を使ってピンポイントで行う治療も
ありますので心配ありません。


このように

指の靭帯損傷は

繊細な関節ですので
治療も繊細にかつ計画的に実施していくことがよいでしょう。


今までに
固定やリハビリが原因で指の機能が回復しなかったような
方々も見受けられました。

指は体の中でもとても精密に機能された部分ですので
自己判断で済ませないようにしましょう。


関節を良い状態に保つことは日常生活に大きな影響を与えます。

ぜひ
専門医療機関を受診されてください。


靭帯損傷では
テーピングも、医療機関で指導を受けることが大切です。

スポーツ現場でのけがなどでは
応急処置として現場のトレーナーさんに見てもらって
そのままにせず
必ず専門の医療機関を受診してから
先生の指導のもとテーピングをしてください。

検査の後にそれぞれの症状によって繊細なテーピングが必要ですので注意しましょう。


突き指や捻挫の時には
あまり簡単にとらえて症状を悪化させないように気を付けてくださいね。



ケガのない生活を心がけて行きましょう。





医療 | 投稿者 井上正之 14:47 | コメント(0) | トラックバック(0)

鼠径部(そけいぶ)痛症候群 『グロインペイン症候群』






鼠径部(そけいぶ)痛症候群


あまり聞きなれない症状だと思います。



まず、鼠径部とは・・・・

太ももの付け根あたりで前面部(股部)の周辺です。


その周辺に痛みが出ることがあります。

指で押したときの痛み(圧痛)なども感じられて
とても違和感の強い症状です。


この部分に痛みがあるときには

その他にも、リンパが腫れていないかということも
確認していきます。


スポーツでの動きの際にこの部分を痛めることは少なくありません。

例えば、
テニスで踏み込んだ際や
オム二コートで滑りながらのプレーの際、

または、
サッカーのプレーでこの部分を痛めることはとても多く
目立ちます。


また、
最近流行のマラソンやランニングでも
脚を蹴り上げた際などにも負傷することがあります。



サッカーでは
有名な世界の一流アスリートもこの症状になっています。
日本のトップ選手も手術を受けているなど
症状によっては難治性のこともあります。


この症状は
鼠径部に関わる筋肉群の機能低下や安定性の低下
関節や筋肉の緊張や柔軟性の低下が
大きく関わってきます。

特に股関節の可動域低下は大きく影響するので
気をつけなくてはいけません。

さらには
周辺筋肉の柔軟性を保っていく必要があります。



この症状が出た際には

その原因となることを解決していくことが必要です。

そして、
適切な診断と治療は当然必要となります。

また、
痛みや違和感があるときに
治療をしないでスポーツなどを無理に継続することは

症状の悪化を引き起こしますので
安静と治療を目指してください。


また、

回復期に適切なタイミングで
リハビリを実施することが大切です。


柔軟性と強化を合わせて手に入れる必要があります。

そのためのトレーニングはとても重要となります。


回復そして再発予防にはトレーニングはとても有効になりますので

医療機関などで適切な指導を受けることが
大切でしょう。


当院では
リハビリの後の復帰時には

希望に応じてテーピングを施していくこともあります。

また、
再発予防のストレッチや鍼治療などで
コンディションを整えることもあります。


いずれにせよ

違和感や痛みがある方は
いち早い専門医療機関への受診をお勧めいたします。


早めの対応で結果に差がでますよ。



この季節の寒さなどで
筋肉の硬縮や緊張が強いことがありますので
十分に気をつけてくださいね。





医療 | 投稿者 井上正之 14:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

医療現場





先日
数日間、仕事で各地に行ってきました。


医療は日々進化しています、そのためにも勉強が必要です。
現場の声などを聞くことは、とても大切で自らが足を運ぶことが
大切だと今回も実感してきました。

その街の様子や環境を見て回ることでその土地での暮らしを
みることは大変勉強になります。

医療現場も地方の人口の変化にともなって
対応していくことが必要となるのでしょう。

東京などの都市に人口が集中することで
多くの企業や医療の技術も集まってきます。
それとは反対に、人口の減る町なども出てくることで
企業の減少や医療現場の縮小も切実な問題として出ていることを
実感します。

しかし
その様な現場でも様々な方々が工夫して努めていらっしゃることが印象的です。



さて、今回の道中、
栃木県佐野市でその土地の名物も
楽しんできました。

『佐野』は何度も訪れていますが
その度に佐野ラーメンを楽しみにしています。

名店が随所にあります。
町全体で盛り上げる感じがとても興味を引きます。

今回は2軒のラーメン屋さんへ連れて行っていただきました。
佐野ラーメンは青竹打ちという製法の自家製麺です。

昔ながらの醤油ラーメンを基本とした感じですので
年齢層に関係なく人気なのが印象的です。
どこの店も多くの方々が来店されているのが
食べやすさ美味しさの証拠でしょう。


その他には
佐野には、いもフライというご当地の食べ物があります。
昔の子どもたちは駄菓子屋にいく感覚で食べるようなものだったと聞きました。
耳うどんもぜひ。


素朴な食べ物に魅了されて、
とてもゆっくりとした時間の流れる土地です。


今回は数日間の各地訪問で
新たに発見することもありました。


色々な方々にお世話になりました。
ありがとうございました。







医療 | 投稿者 井上正之 12:32 | コメント(0) | トラックバック(0)

『梨状筋』 筋肉のはなし 







梨状筋(りじょうきん)  って?

聞いたことありますか。


この筋肉はあまり耳にすることが無いかもしれませんね。


お尻の部分にある筋肉で、梨(なし)のような形をしていることから
このような名前になったとされています。


さて、どの部分にあるかというと・・・




上記のスケッチの部分にある筋肉です。


お尻には多くの筋肉がありその中でも少し深い部分にある筋肉です。

そのため、
お尻の筋肉が硬くなったり、凝り固まったりすると
その一つ下にあるこの梨状筋を圧迫してしまうことがあります。

そのため
梨状筋の部分から出てくる神経で『坐骨神経』という太い神経が
この梨状筋に圧迫されて神経痛となることがあります。

それが坐骨神経痛です。

坐骨神経痛についてはあらためてお話しする事にしますが、
梨状筋以外にもその原因はいくつかあります。


梨状筋の働きは
股関節の脚を外旋という外側に回すような働きをします。

そのために
脚を組む動作を長時間したり
同じ姿勢で椅子に座っていたり
姿勢が傾いていてこの筋肉が固まってしまったり
なかには、
急激な運動でこの筋肉を傷めたり、
などなど(そのほかにもさまざまな原因はあります)

梨状筋が拘縮するような状態になると弊害が発生しますので
注意が必要です。


皆さんの中にも
長時間のドライブで腰が固まってきて
それに伴い、足がしびれてきて
お尻の部分から痛みがでてくる・・・

通勤電車で長時間立っていたり、または座っていたりして
同じ姿勢からお尻が痛くなり、中には脚まで痛みやしびれを感じるなど・・・

このようなことを体験している方も少なくないかもしれません。


このように日常の生活動作や姿勢の傾きなどから影響を
受けやすい筋肉ですので、
適切な運動や、バランスのとれた姿勢維持は必要になります。


この筋肉は
先に説明した坐骨神経痛を起こす原因をつくることから
梨状筋をポイントで狙って治療することがあります。

当院でも
少し長めの鍼を使っての梨状筋への治療や
電気治療器でポイント治療をすることがあります。

梨状筋の位置をしっかりと定めてピンポイントで治療することで
その治療効果は格段にアップしていきます。

これまでの臨床例の中には、
梨状筋の拘縮の場合や、
逆に筋力の低下による症状の悪化の場合、
または使い過ぎなのか、
逆に使っていないことが原因なのか、
さらには
梨状筋とその周囲の筋肉群の状態の把握など、

この筋肉の状態で多くの方々の健康に影響を及ぼしている
ことがあります。


そのようなことからも
スポーツ選手の場合には
その股関節の動きに大きく関わることがあるために
梨状筋のコンディションを整えることは不可欠でしょう。


日頃から
股関節をゆっくり回したり、お尻の部分の筋肉群をストレッチするなどして
梨状筋が緊張しすぎないように保つことも大切です。


ストレッチ方法は、そのやり方で効果に差が出ます。
細かく狙っていくこともできますので
気になる方はおたずねくださいね。





医療 | 投稿者 井上正之 07:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

2013年 明けましておめでとうございます







2013年
今年も皆様の『健康』をサポートさせていただきたいと思います。


当院での診療では、

ケガや痛みの治療を業務としていますが


さらには

その一歩前の考えとして

『ケガをしない身体づくり』を目指しての業務を
大切としております。


そのためのコンディションづくりを

トレーニングなどを通して皆様に提供したいと活動していきます。


また、
日頃の疲れや身体のコリなどの改善など
そしてストレス解消、リラックスなどにも

ストレッチ、マッサージや鍼灸による治療を
今後も提供していきたいと思います。


厳しい寒さも続いておりますので体調管理にお気を付けください。



本年もよろしくお願いいたします。




医療 | 投稿者 井上正之 08:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年 有難うございました









今年も大晦日を迎えることができました。

1年間、多くの方々にお世話になりまして
本当に有難うございました。

イベントに足を運んでいただいた皆様、
有難うございました。

また、
このブログを読んでいただきましてありがとうございました。



医療に携わり、そしてスポーツの現場で多くの方々に出会い、
時にサポートさせていただけたことに感謝しています。

今後も医療をより勉強して、またその知識をベースに
スポーツの分野にいかせていけるように努めたいと
思います。


さらに現場に足を運ぶことで多くの出会いを楽しみにしています。


皆さんが健康で毎日を過ごせますように願っております。


良いお年をお迎え下さい。


医療 | 投稿者 井上正之 12:14 | コメント(0) | トラックバック(0)

鍼灸治療






鍼(はり)治療を受けたことはありますか?




『はり』という言葉を耳にすると・・・

「少し怖い」
「安全なの?」
「なぜ効果があるの?」

このようなことが頭に浮かぶ方も少なくないかもしれませんね。

鍼治療の説明はとても幅広く深い内容ですので
どのように皆さんにお伝えするかは非常に多岐にわたるかもしれません。

私自身、アメリカにおいて医学やスポーツ医療を学んだことが
今の道の第一歩ですので、一般的な西洋医学から医の道を
学び始めたことになります。

その後は
中医学も学ぶこととなり現在の鍼灸医療の基礎となります。

西洋医学、東洋医学や中医学といったものの特徴を理解し
日頃の治療に生かしていくことが必要と思っています。


最近、学生時代に学んだ書物も振り返っています。

針灸学、中医学の書物を振り返り、その中で針灸学の基礎の書物を読んでいます。

学生時代には気が付かなかったことも、現在の臨床体験から
その奥深さを実感することが多々あります。

多くの書物を読み進めていますと
鍼(はり)治療の学問は、針灸学を含む中国伝統医学、中医学を学ぶことが必要となり、
その内容はとても細かいものです。


その歴史を振り返り多くの書物を勉強することは簡単なことではありませんが、
鍼(はり)治療を実施する国家資格者の方々は
その学問の基礎から始まり、さまざまな知識を学んでいます。


今、勉強している書物の中にあります内容をすこし細かくみてみると
中医針灸学の基礎を次のように大別しています。

①哲学思想基礎
②形態機能学基礎
③病因病理学基礎
④診断学基礎
⑤治療学基礎

といった内容を学問の基礎としています。


難しそうな漢字が並んでいますが
これらのことをさらに深く学び、そして多くの文献などを研究し
そして各内容を研究すればするほどその奥深さに気が付きます。

その様な伝統医学を学ぶことで針灸を学問としてとらえていき
日頃の臨床に結びつけていきます。


このような医学は国際的にも認められて
確かなものとしてさらに安全な医療として位置づけられています。


最近では、米国の国立衛生研究所の見解として
鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、
西洋医学の代替治療として効果について有効であると発表しました。
WHO(世界保健機関)では鍼灸療法の有効性を認め、その適応症状をあげています。

このように鍼灸治療は目覚ましく発展していますが
まだまだ日本の医療の中では、一般的というような位置づけには
至っていませんが、その効果などは国際的に認められた中で
確かなものとして世界中で実施されています。


なんだか
とても難しいような文章をつらつらと書きましたが

簡単に言うと

人の身体を診るという医療というものは
その基礎から応用に至るまでを多くの知識に基づいて
成立していますので、

その内容をしっかりと学ぶことで、
皆さんの健康生活の力になれるように努めて行きたいと思っています。


今後は、

上記のような難しい文章ではなく
わかりやすい内容で、鍼灸治療の具体例を紹介していきます。



たとえば、皆さんが耳にする『ツボ』というものは?

現在、国際的にはWHOでは2006年に361個のツボを
統一しました。

361個!

凄くたくさんありますよね。

鍼灸治療では『経穴』というものが一般的に言われるツボというものです。

その詳細や症状別の説明などを、今後紹介したいと考えています。


鍼(はり)治療は、
その効果を症状別にみていくととても興味深いものですので

興味があればまた解説を読んでくださいね。





医療 | 投稿者 井上正之 08:55 | コメント(0) | トラックバック(0)

ルーズショルダーについて







『ルーズショルダー』  って?


肩関節が不安定な状態のことをいいます。

腕を動かした際に、肩が抜けるように不安定な状態のこともあります。

痛みや違和感を伴うこともあり
時にはスポーツでの激しい動きや転倒の際に亜脱臼や脱臼を呈することもあります。

肩関節は
肩甲骨と上腕骨による関節で、その両者を靭帯と筋肉によって
保持しています。

その関節が緩い状態となりとても不安定なのがルーズショルダーです。

野球の投球動作や、テニスでのスウィングなどでは
肩関節が不安定なことで、関節の細部を傷つけたりすることもあります。

そのことで痛みが発生したりすることがあります。

また野球のスライディングで腕を伸ばした際に
肩が脱臼した例もあります。


このように
関節の動揺性から運動することに制限が出てしまうこともあります。


ルーズショルダーの改善にむけては

まず専門医療機関を受診し検査を受けることが大切です。

その検査内容をもとに
痛みの除去 から始めていきます。

関節や関連筋肉に炎症を伴う際には
まずは炎症と痛みの除去が必要です。

代表的なのは理学療法を中心に実施していきます。

この段階では、 関節運動をしたりマッサージなどの強い刺激は
控えます。

運動を始めたいという気持ちが強い場合に
『炎症の除去を行う治療』をおろそかにしてしまう方が
多く見受けられますが

当院ではこの時期を重要視してケアを行っていきます。


炎症がなくなってきてからは
関連する筋肉の機能改善に向けて

『運動療法』 を施していきます。

皆さんも耳にしたことのある

『インナーマッスル』 を中心に鍛えていきます。


この運動療法がとても重要です。


この運動は、専門知識を持った治療者が
患者さんの肩関節の状況を把握して実施していきます。


当院でも多くのルーズショルダーの患者さんを診てきました。


病院から紹介されてリハビリに来院することも多く
しっかりと治療とトレーニングを行っていきます。


パーソナルトレーニングで

細かく小さな動きにも注意して鍛える ことでその効果は著しく高くなってきます。


注意点は 正しいリハビリ です。

来院する患者さんの中には
来院以前には間違ったトレーニングの動きを行っていたことも
多々見受けます。


大切なのは
専門医療機関での診断と適切な治療と
正しいタイミングでのリハビリです。


きちんと行う事で症状は克服していきます。
焦らずに専門家のもとで改善に向けて取り組んでください。


医療は時には
チームワークで行うことも大切になってきます。

検査・診断・治療・リハビリ・トレーニング


症状の改善に向けてあきらめずに取り組んでいきましょう。






医療 | 投稿者 井上正之 14:51 | コメント(0) | トラックバック(0)

GWの診療スケジュールについて

ゴールデンウィーク(GW)中の当院の診療は下記のスケジュールになっています。


◆◆◆GW期間の診療時間のお知らせ◆◆◆

●4/29(祝)10:00~13:00
        13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●4/30(振替休)10:00~13:00
        13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●5/1 (火)10:00~13:00
       13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●5/2 (水)定休日   プライベートレッスンのみ(テニス・トレーニング)


●5/3 (祝)10:00~13:00
       13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●5/4 (祝)10:00~13:00
       13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●5/5 (祝)10:00~13:00
       13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)

●5/6 (日)10:00~13:00
       13時~は予約メニュー(マッサージ・鍼・ストレッチ&マッサージ など
                     インソール作製・プライベートレッスン(テニス・トレーニング)



*在宅往診診療はGW期間中は一部変更もございます。
  ご不明な点はお問い合わせください。

*当院ではお一人に対する診療内容の充実をめざし、
  さらに待ち時間減少を進めてまいりますため
  診療は『予約優先制』になっております。お電話で予約時間をご確認の上、
  来院いただきますようご理解・ご協力お願いいたします。


日頃の疲れや身体の気になるところなどありましたら
是非、この連休中に体調管理をされてはいかがでしょうか。

GW中は、日頃お仕事の都合で通院が困難な方も気軽に
来院できるように診療時間を設けてお待ちして
おります。


おススメは、ちょっと長めの時間をかけてのマッサージや
鍼(はり)治療です!

コンディショニングでおススメなのは、
【ストレッチ&マッサージ】です。
マッサージで丁寧に筋肉をほぐした後に
自分一人ではなかなか伸ばしづらい筋肉をパートナーストレッチの
形式で行ないます。
これはスポーツ現場でプロ選手などに行っているものを
行ないます。
とても好評いただいてます。

早めの治療で症状の改善に大きな差が出てきます。
GW期間も体調に気をつけてお過ごしくださいませ。


井上整骨院・鍼灸院  ℡042-311-4511


医療 | 投稿者 井上正之 12:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスエルボーについて

テニスエルボー(テニス肘)・・・

とても多い症状です。

テニスエルボーは肘の外側の痛みが一般的です。
(ゴルフや野球は内側の場合が多いです)

症状を細かく診ていくと、
関節面、腱が骨に付着している部分、
または筋肉から腱への移行部、さらにもっと細かく痛みの部分を探ることで、
痛み発生原因の解明が可能になります。

特に、
テニスにおける原因を細かい部分までつきとめることが重要です。

例えば、
ラケットの握り方、指の力の入れ方、肘や肩関節の使い方、
その他にも筋肉の細かい使い方、各関節の使い方や
連動した動き、時にはテニスのプレーへの考え方からくる
力の出し方など、
細かく診ていくとその原因はとても繊細なことがほとんどです。

当院では場合によってはお話だけではなく
痛くない範囲で日頃の動きを再現していただき
その動きから原因を説明して、今後の改善策を提案します。

そして、治療の意味やリハビリの大切さ、
そして今後の『治療~リハビリ~トレーニング~テニス復帰』までの
流れを理解していただき、そして
その流れを計画的に進めることが大切になります。

ご本人のケガに対する理解が不十分だと、
その後のテニスでの再発の可能性は非常に高くなってきます。

基本は『完治』そして『再発しない強化』と
『原因のテニスのパフォーマンスの改善』が大切です。

当院では
治療とマンツーマンでのトレーニング指導を実施しています。
時にはオンコートでのテニス指導まで行い、完全なる復帰を目指しております。

私自身も選手時代に、テニスエルボーになったことがあります。
当時、医療とトレーニングの先進国のアメリカではケガへの取り組みは、
完璧なステップをもって復帰までに導いてもらいました。

特にトレーニング過程の充実は、当時の日本とは大きな差がありました。

そのような前向きな取り組みを経験したことは
貴重な体験でした。


さて、テニスエルボーに限らず様々なケガにおいて
時々耳にするのですが
「痛みと付き合ってテニスを続けます」とおっしゃる方が
目立ちます。

本当に多いのです。

是非、快適な状態でテニスやスポーツを継続していただきたいと
願っています。

ケガやしつこい痛みなどの症状は
『治らない』のではなくて
多くはしっかりと『治していない』のが現状です。

楽しいテニスを一日でも早くやりたい気持ちは十分に理解しています。
その気持ちを抑えて、治すことへの時間を費やすことへの重要度を
時間を費やしてでも説得することがあります。

ご本人が納得していなくては治療の効果は激減します。
説明と同意のもとにベストな方法を見つけ出していきます。

この部分がとても大切です。

多くの方が、復帰を焦ることが多いです。
ジュニア選手の中には
指導者の方々に早く復帰することを言われると主張することもあります。
そのような場合はご家族も焦ってしまいますし迷ってしまいます。

そのような場合は、
治療の大切さを理解していただき
その上で報告書や治療経過書をお出しして
現場に理解をしていただくこともあります。

これは他の競技種目でも行っています。
(野球・サッカー・バレエ・ダンス・・・・)

ただ単に休む事を勧めるわけではなく、症状によっては『休む』勇気も必要な時もあります。
そのためのお手伝いができればと日々奮闘しています。


また
エルボーの治療において
エルボーバンドというサポーターについても質問を受けます。

これには様々な考え方がありますので、またの機会にさせていただいて、
テニスエルボー = エルボーバンド
という考え方だけではなく、その方に最適な方法を見つけていきます。


テニスエルボー・・・・

テニスをする方にとっては一大事です。
ぜひ、完治して再発予防も実施してください。

ただ単に
マッサージや鍼などで痛みを取るだけでは再発の可能性が
高くなることもあります。
強化と予防も重要です。
そして、テニスの打ち方や『考え方』の改善も時には必要です。

計画的にテニス復帰に向けて行動してみてはいかがでしょうか。

皆さんの快適なテニスライフを願っています。









医療 | 投稿者 井上正之 10:01 | コメント(0) | トラックバック(0)

ケガによる療養

ケガで治療やリハビリを
行なっている選手や一般の方々は毎日多く来院されています。

以前にも書きましたが、
症状によってはプレーを休んで療養に専念することが
望ましいケースもあります。

一年を通じて
多くの選手がケガで悩んだ末に当院に来院して
その後の日程などを話し合い治療やリハビリ、そして
トレーニングや練習開始のスケジュールを話し合っていきます。

選手にとって
プレーを完全に休むということはとても厳しい決断となります。
そのためにも
『休む』ということの必要性や重要性を丁寧に説明していきます。
先の事を考えてのアドバイスです。

連日、
選手達はケガによる治療についての相談のために
来院されます。

担当コーチともコミュニケーションも重要ですので
治療計画やトレーニング計画を提案して
そして
治療をした場合としない場合の今後の選手生活に及ぼす
影響なども説明してアドバイスしていきます。

選手にとっては
休むことへの不安は計り知れないものがありますので

その不安な気持ちを『希望』に変えていけるような
説明と同意が必要になります。

私自身も
海外での選手生活ではケガや病気の時に
とても大きな不安を抱くことがありましたが
それを越えていくことの必要性をドクターや
トレーナー、コーチなどと話し合い、
そして復帰後のプランをしっかりとたてて
計画的に前向きに進んでいくことの重要性を
体験しています。

そのように
選手にとって信頼できるアドバイスというものが
その後の勇気につながります。

当院に来院されている
一般のテニス愛好家の方々の中には
ケガを治さない状態でテニスライフを継続されている方は
多くいらっしゃいます。

プロ選手、ジュニア選手・・・一般愛好家の方々、
状況は違っても、当事者にとりましては
プレーの継続や治療への考え方はとても大きな問題です。

『休む勇気』と『休むことがその後のプレーを向上』すること
などについて話し合います。



皆さんならばどうしますか?

例えば・・・テニスエルボー

ひじの痛みがあった場合にプレーを継続しますか?

週に1回のテニススクールでの練習だから・・・
1ヶ月後にダブルスの試合があるからペアの方に悪いから・・・
ジュニアの大会は年間を通してポイントの取得が重要だから・・・
プロで国際大会にエントリーしているから・・・・
インターハイの予選があるから・・・

状況は様々でしょう。

上記のような声は、当院では日常によく聞く会話です。

どのタイミングでケガを治すかを選手の目線になって
そしてその後のテニスライフを長いスパンで見ていくことが
重要です。

最近も
オーストラリアの大会出場について
相談にきた時、
それぞれの状況がありますので
時間をかけて話し合います。

国際テニス協会などとのやり取りもありますので
今後の試合スケジュールも一緒にプランニングしながら
今後の方針を決めました。

このように
スポーツ医療では
選手を取り囲む様々な状況を一緒になって考えて
前向きな考えで前進していくことが重要ですので
当院ではそのように取り組んでいます。

時には
この時期であれば
オーストラリアの現地から
選手の担当コーチから電話やメールが入ることもあります。

選手の体調管理やけがのケアなどについて
とてもシビアな判断についてのアドバイスをすることもあります。

常に選手がベストでプレーできるために
様々な情報なども収集して、サポート体制を整えて
行きたいと取り組んでいます。

テニスを楽しむ方々が
痛みやその痛みによる不安などなく
元気にプレーできるようにサポートしていきたいと思います。

全豪OPで
すべてのプレーヤーが健闘することを楽しみにしています。





   


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医療 | 投稿者 井上正之 15:00 | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年よろしくお願いします

本日より
2012年の診療が始まります。

まずは早朝の往診からです。

本年も皆様の健康のサポートをしっかりと
実施していきたいと思っています。

スポーツの現場にも積極的に足を運び
選手やスポーツを楽しむ方々のサポートなども
行なっていきます。

当院でサポートしている選手たちにとっても
様々な立場でチャレンジの一年です。


今年もまずは健康一番で元気に過ごせるように
頑張っていきたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。







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医療 | 投稿者 井上正之 08:12 | コメント(0) | トラックバック(0)

2011年ありがとうございました

2011年も残すところあと僅かとなりました。

今年は色々なことがありました。
多くの方々にとりまして特別な一年であったことだと思います。

甚大な災害によって多くの方々の生活が一変したことを
忘れられない記憶としてしっかりと受け止めて行きたいと
思っています。

自分がどのように過ごしていくべきかを誰もが考えた一年
だったでしょう。

私にとりましては
何事も多くの方々の協力なくしては前進できないことをあらためて
思った一年でした。

今年も沢山の方との出会い、そして
このブログも多くの方々に読んでいただいたことを感謝申し上げます。

ありがとうございました。

皆さんが健やかな一年をお迎えすることを願っています。



  ****診療日程のお知らせ****
                     
    年末 12月30日(金曜日)診療終了

    年始  1月5日 (木曜日)診療開始







     ******  参加受付中 ******
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医療 | 投稿者 井上正之 22:13 | コメント(0) | トラックバック(0)

肩関節のリハビリについて

おはようございます。
本日は少し冷えます、体調にはお気をつけくださいね。

さて、肩関節の症状でお悩みの方は
多くいらっしゃるように思います。

当院にも、
各種スポーツでのけがや違和感で悩まれる方々が来院されます。

今回はその中の症状の一つに
上腕骨の骨折から肩関節の可動域確保と改善のリハビリについて
考えてみます。

スポーツ選手の中でも、転倒により手を着地してしまった際に
大きな力(外力)が上腕部の骨(上腕骨)に加わり骨折をしてしまった方や、
または、スポーツの際に相手の選手との接触での転倒などで上腕骨の
骨折となる方がいらっしゃいます。

その他に来院される方の中には
自転車やオートバイなどでの事故での上腕部の骨折や、
家の中で、階段からの落下転倒や台所での踏み台からの落下転倒などに
より上腕部の骨折をされるなどの理由で来院される方がいらっしゃいます。

いずれにしても
上腕骨の骨折は、重症になりますので適切な手術が考えられます。
しかし、その方の健康状況や体調などを考慮しての処置としては
手術を行わずに保存的に骨折の治癒を進める場合もあります。
専門医による十分な検査によりその処置は様々です。

その後、
重要になることは、上腕骨の骨折が癒合した後の、肩関節の可動域の
確保と向上を目指します。

当院でも提携の病院や、その他の病院からリハビリ依頼のために来院され
ます。

関節可動域を確保することは、その後の生活に大きく関わってきますので
非常に重要な過程となります。

そのステップは
肩関節に関連する筋肉群を細かく診ていきます。
その際に、患者さんにそれぞれの筋肉の働きなどを細かく説明して、本人に
どのような動きでどこの筋肉が働くということを理解してもらいます。
その理由としては
当院の院内でのリハビリをする場合は問題が出てこないのですが、
自宅に帰宅した後に自分自身でのリハビリ訓練を行う際に、正しく関節や
筋肉の働きを理解していることが重要となります。

骨折によるリハビリを行うタイミングの中には、
骨折の部分が完全に癒合していない場合もありますので、
骨折部の痛みが残存している場合もありますので
そのことによる患者さんの恐怖心を軽減させるためにも、リハビリの細かい説明は
重要です。

また、
リハビリ過程では、本人による筋力アップのトレーニングの導入も必要となるために
場合によっては、チューブトレーニングのメニューを組んで行っていきます。

チューブトレーニングはこのように骨折などのリハビリをはじめ臨床でのリハビリとして
始まったものですので、そのトレーニングメニューや方法をアレンジしていくことで
幾通りのメニューがあります。

様々なアプローチをしていくことで
上腕骨の骨折による関節可動域の改善につなげることができます。

症状によっては
痛みを伴っているとリハビリが嫌になることもかんがえられます。
本人にしかわらないのが痛みです。
その悩みを少しでも解消できるようにサポートするのが医療機関です。

リハビリに通院することが大変な状況の方がリハビリを継続することは
とても大変なことですが、
その後の快適な日常生活の確保や、スポーツ選手などの競技復帰にはとても重要ですので
痛みでリハビリをあきらめないようにしっかりとサポートさせていただきたいと思います。

最近、
気候の変化で、過去のケガのリハビリ不足により、古傷が痛むといったような
状況で来院される方が目立ちます。

ケガからの回復とリハビリの適正な方法と実施時期がありますので
リハビリを面倒なことと考えないで、場合によっては
スポーツをする方などは、スポーツの練習の一環として考えてみることも
大切でしょう。
一般の方であれば、目標をしっかり定めて努めてリハビリを行ってほしいと願っています。

肩関節に痛みや違和感が残存すると、日常生活の動作でもとても辛くなることがありますので
期を逃さずにリハビリに頑張ってほしいと思います。

当院では、その他の症状としても
骨折によるリハビリの方が多く来院されています。
中には、大腿骨の骨折で通院困難のために、
在宅リハビリとして往診を受けて頑張られている方もいます。

リハビリは周りの方々の応援と理解、そしてご本人の努力が必要です。
ケガの痛みや違和感、その他の気になる症状がありましたら
お気軽にお尋ねください。

小さなアイデアが大きなステップにつながることもありますので
悩まずに医療機関にお尋ねしてください。












医療 | 投稿者 井上正之 07:56 | コメント(0) | トラックバック(0)

コンディショニングとケア

このブログを読んでいただいている方や
新聞や雑誌などのメディアなどをご覧になった方、
過去のイベントに参加していただいた方々・・・・

テニス関係や他のスポーツ関係の方々からご紹介いただいた方々、
ネットで調べていただきご来院していただく方々、

多くの方々が遠方から電車、新幹線、そして車に乗って
時には飛行機で来られることも・・・
驚く事にとても遠くから来院していただくことがございます。

先日も、遠方から当院にコンディショニング・ケアに
ご来院していただいた方がいらっしゃいます。

過去に開催しましたイベントにも遠方から参加していただき、
さらに今回も、わざわざ時間をかけて来院してくださいました。

非常にうれしくて感謝の気持ちでいっぱいです。


出来る限りの対応をさせていただいていますが、
ご帰宅後にまた質問などが出てきた場合はお気軽にお問い合わせくださいね。


来院いただく方は、すべての方が様々な想いで足を運んでくださいます。
お一人おひとりに丁寧に、症状に対しては的確に
対応させていただくように心がけています。

テニスやその他のスポーツをされている方が、体調やケガのケアに来院されます。

皆さんのお話を伺ってから、身体のバランスやけがなどの発生原因を
診ていきますとその方のプレースタイルがはっきりとわかってくることが大半となります。

皆さんのスポーツへの思いや今後のプレーについてや
試合や練習についてのお話をうかがわさせていただき
いろいろな角度からアドバイスもさせていただいています。

練習の方法、トレーニング方法、プレースタイル・・・
いろいろな可能性を見つけ出し
ケガのない体作りや、ケアの方法を具体的にアドバイスも
させていただくこともあります。

遠方からの来院で通院の必要がある場合、
通院が困難な方に関しては、通院可能な地域の
医療機関をご紹介させていただいています。


テニスでは
プロやジュニア選手を中心に指導することが多くありますが

一般の方々にもそのトッププロのテニスやトレーニングの取り組みを例題にして、
わかりやすくその方にアレンジしてアドバイスさせていただくことが
多くあります。

プロ選手の内容をわかりやすく説明することで
一般の方々はとてもイメージしやすくなることもあります。

当院では
テニス、野球、サッカーをはじめ多種スポーツ選手の
コンディショニングを行っていますので

その取り組みを、
未来の選手を目指す子供たちにイメージさせることで
身体づくりの大切さも伝えています。


もちろん、スポーツをされている方の来院以外にも
一般の方もお越しいただいています。

どのような症状にも対応出来る様に
当たり前ですが、日々勉強を怠らないように
しています。

遠方から足を運んでいただいています方々、
そして
地域の多くの方々に支えられて日々を送れることのうれしさを
実感する毎日です。


皆さんの健康の毎日を願っています。










医療 | 投稿者 井上正之 08:34 | コメント(0) | トラックバック(0)

テーピング方法の理解

足関節などを捻挫してしまった場合などに、
自分でテーピングをしたり
チームトレーナーにテーピングをしてもらう事は
多々あると思います。

テーピングが普及していることを実感する日々ですが

それに伴ってテープの巻き方や張り方が
あまりよくわからないという声も
たびたび耳にします。

場合によっては
テーピングに関しては正しい知識のもとにテープを
巻くことをしないと
その効果が発揮されないで関節や筋肉、靭帯などを
痛めてしまうこともあります。

ケガの直後にテーピングをする方もいらっしゃいますが、
そのケガの状態によってはテープを巻くことを避けたほうが
良い場合があります。

スポーツの試合中などで、止むを得ずプレーの続行を
強く願うためにテープを応急処置で巻いてプレーを
再開することもテレビの中継などで見ることはありますが

ケガの状態によっては、
やはりプレーを中断して専門機関の処置を受けることが
必要な場合もあります。

テーピングを正しく利用すればその効果も高い場合がありますが
しかしテーピングは万能ではないことも知らなくてはいけないでしょう。

身体の状態を把握して、ケガの状態や運動することでの影響などを
十分に理解してからテーピングを行うことによって
その効果が期待できます。

例えば
ケガの後に治療やリハビリを行った後でのプレー再開時に
ケガの再発防止のためにテーピングを行うことがあります。

テーピングの継続についても、
身体の状態が上向きになっていくと同時に
テープの巻き方やそのボリュームなども調整していくことが
望ましいでしょう。
また、テープによっては皮膚のかぶれ等も気を付ける必要があります。

皮膚の弱い方については、場合によってはテーピングから
サポーターなどに順次変更していくこともあります。

また、テープの種類も多くの商品が販売されていますので、
身体の状況やスポーツの種類、
または日常生活や仕事などでの身体の動きなどを考慮して
適切な商品を検討していくことが大切です。

当院でテーピングを行う方のその目的は様々です。
仕事、散歩、スポーツ、日常生活での改善・・・
理由は皆さんそれぞれですので
その状況に応じてテープの種類を選んで、
関節や筋肉の動きの制限や、逆に動きを制限しないで
無理なく動かしていくようにするなど、
身体の状況を観察してテープを巻いていきます。

また、
テープを当院で巻いた後に、
後日、自分で巻かなくてはいけない場合もあります。
遠征や試合が早朝のために来院できない、
毎日出勤の前に自分で巻きたいなど、
ご自身で巻くことが必要な場合には、最低限の機能をもった
テープの巻き方で、簡単な方法を説明します。

なんとなく・こんな感じで・たぶん・・・
そのような感覚で巻かれている方の中には筋肉や腱の働きに
ストレスを与えていることを目にすることもあります。

テーピングは
とてもみなさんのスポーツ生活や日常生活になじんできましたが
しかし巻き方やテープの張り方などの正しい方法の習得に
悩んでいる方もいらっしゃるようです。

足首(足関節)の捻挫のテーピングについても
その方法は何通りもあります。
症状別に様々な応用を取り入れることは珍しくありません。

捻挫の負傷箇所、足関節ならば
内側の踝、外側の踝、足の甲の部分、小指に近い部分、
親指に近い部分、
くるぶしでもアキレス腱に近い部分・・・・
ケガは一定ではないので
やはり専門医療機関で指導を受けることが安心でしょう。

また、
テーピングに代わるバンテージタイプの包帯や
伸縮性のバンドタイプの固定具など
簡単に装着できて負傷箇所に負担をかけにくいものなど
最近では便利なものも多数ありますので

ご自身の使用目的にあったものを選ばれることを
お勧めします。

テーピングの素材も
水泳でも使えるようなものもあります。
テープ選びも用途に応じて違いが出てきますので
注意してくださいね。

『身体に無理なく安全に』を念頭において
スポーツなどで活用してみることが大切ですね。

例えば
自己流でテーピングを行ない
自分で巻いた長期間のテーピング着用でスポーツをされていた方が
怪我の予防ばかりを気にしてしまい
あるとき、テープかぶれで皮膚科に行くことになってしまった,
という事もあります。

便利なものも使い方次第で良い結果にも、時には
望ましくない結果にもなりかねません。

十分に注意をしてくださいね。







医療 | 投稿者 井上正之 09:47 | コメント(0) | トラックバック(0)

お盆中の診療について

当院では
お盆中も診療しております。

8月に入ってから
スポーツ選手の来院に加えて
一般の方々の来院も目立って多くなっています。

ぎっくり腰、肉離れ、転倒による負傷、
その他には
暑さによる体調不良・・・

そのような症状の患者様の来院が目立ちます。

また、日ごろの疲れや
暑さやエアコンなどによる温度による体調の崩れに対する
ご予約も多いです。

そのような場合は
ケガと違って、血行の改善や神経系の安定やリラックスなども
目的として行いますので、お時間をゆったりとっての
施術をお勧めいたします。

予約なしでも大丈夫ですが
ご予定などで時間に都合のある方は予約をしていただけますと
安心してゆっくりリラックスして受診できますよ!


お盆で会社がお休みになる方々もこの時期に身体のケアをしてくださいね。

最近は
鍼治療を希望される方も増えております。

鍼治療はとても効果の高い治療方法なのですが
どうしてもハリを刺すイメージで怖がる方もいらっしゃいますので
症状により有効と思われる方にはお話はさせていただきますが
無理にはおススメしていません。

しかし、
一度、鍼治療をされた方のリピート率は非常に多く
人気の高い治療でもあります。

興味のある方には

症状へのアプローチの方法や鍼の効果や
治療での様子を丁寧に説明して納得していただいてから
治療を開始いたします。

この夏に是非、お試しください。

鍼を刺すことが苦手な方には
それに代わった治療として、通常の治療とは別に
最新の電気治療器での
内容もございますのでお気軽にご相談ください。


ぜひ、ご自身の体調管理を見直してみましょう!



8月12日(金) 10:00-12:00 15:00-18:00 
8月13日(土) 10:00-13:00
8月14日(日) 10:00-13:00
8月15日(月) 通常診療
8月16日(火) 通常診療


インソール作製は要予約になります。

往診については通常通り行なっています。


お問合せ  井上整骨院・鍼灸院 042-311-4511





医療 | 投稿者 井上正之 09:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

分裂膝蓋骨

分裂膝蓋骨に関する質問コメントをいただきましたので
そのような症状に対して参考になればと思います。

今回の内容は
低学年のお子様の分裂膝蓋骨の症状に対する当院からの
アイデアとして掲載いたします。
少し長い文章ですがご了承ください。

分裂膝蓋骨につきましては、低学年のお子様の場合は
その年齢を考えるとご家族が心配されていることと思います。

複数の整形外科を受診して意見の違う診断が出ることも
少なくはないでしょう。

そこでの経過として気になることは
すでに受診されている整形外科でのリハビリの有無はいかがでしょうか?

この症状については一般的にレントゲン検査に加えて
CTでの細かい検査を行う場合もあります。

その上で、症状の発生原因を診断してからその症状に対しての治療を
行っていきます。安静の期間を設けることは一般的です。

特にサッカーなどの激しいスポーツでは一時的に休むことは
必要かと思われます。

そこで、安静期間に関してですが、
この症状に関してはレントゲン検査などによる判断で決められた
治療方針やリハビリ方針によって大きく変わってきます。

必要なことは、診断されました医師による治療計画やリハビリ計画
またはそれらに対応する指導が大切となります。

ただ単に、絶対安静ですよというような答えや、
運動してもいいですよというような答えだけではなく
そこに加えて、安静ならばその見込み期間を
リハビリならばその方法と頻度などの詳細を
さらにはそれら方針以外に症状の改善が見られない場合は
その先の見解をしっかりとお聞きすることが大切だとおもいます。

一般的な意見は、痛みが取れてからは膝に関わる筋肉の過伸長や
強いストレスによる膝蓋骨へ負担の軽減を考えて、
適切な運動(筋肉に対する運動のようなもの)を行い
筋緊張の緩和に対応していきます。

また、痛みの再発があるようでしたならば、さらなるリハビリ方法を
再検討していきます。

その他には、理学療法といって、各種治療機器を利用しながら
患部の炎症に加療を行い、さらに周辺筋肉に対しても加療していきます。
この治療機器による理学療法もリハビリと並行で行うことも
とても有効な場合があります。

さらには、局所の痛みが取れない場合は局所注射も検討しますが、
お子様の年齢を考えればそのような状態にならないように
前段階でしっかりとケアすることに重点を置いたほうがよいかと思います。

手術という言葉は最終段階ですので
そこまでに至らないように保存的に進めていくことに
今の段階では必要かとも思います。

1件目『安静』と2件目『スポーツ開始可能』という医師の見解が
大きく分かれているような場合はご家族は迷ってしまうかもしれませんね。

その場合は、やはり3rd.オピニオンとして第3の医師の意見を
聞いてから判断されることも選択肢ではないでしょうか。

4週間くらいの経過では、2件目の医師の言葉のように運動をしても
良い時期だとも推測できますが、しかし、いきなりサッカーのように
激しい運動をすると痛みの再発が心配されます。

通常、運動再開では、先に書きましたように、リハビリとしての
治療機器やマッサージ、関節運動などで筋肉の緊張をしっかりと
取りながら少しずつのスポーツへの復帰が大切かと思います。

特に低学年のお子様の年齢の場合は、
周りの大人が言葉で説明して気を付けるように言っても、
スポーツを開始してしまうと楽しくて自己管理が難しくなって
しまいますので、スポーツの運動量については周りの大人の
指導管理が重要です。

症状にもよりますが、一般的には当院での処置は、
レントゲンの様子と医師の指導をもとに、
まず理学療法の医療機器を数種類実施してからマッサージと
関節運動のリハビリを行います。

まずは1~2週間を目安に施術してから
次に簡単な体操を指導します。強いストレッチは行わないで
ゆっくり丁寧に行うような反復体操を行います。
それを自宅でご家族と一緒に行うようにします。
(ご家族と一緒に行うことがポイントです) 

次のステップでは
痛みがないことを条件に走ることを始めます。
サッカーはその後のスタートとなります。

まずは日常動作で、お友達と走り回ったりご家族と体操したりして、
そこに加えて、治療とリハビリを並行に進めていき、
問題なければサッカーを開始いたします。

通常ならば、発症後4週間経過しているような場合で、
すぐに痛みがなくなりその後も痛みのない状態であれば、
その状況を経過日数だけで判断すれば、
運動をしても良い状況にも考えられますが、
しかし、それまでにリハビリや治療を何もしていないようならば、
やはり専門機関でリハビリ等を始めてから
その経過とともに運動を開始することをお勧めいたします。

症状に対しての判断は
1件目の先生の考えのように、骨の癒合の目標を優先する見解もあります。

しかし、骨の保存的に癒合をすすめていく場合には
装具(固定具)などを装着することを行う機関もあります。

しかしその場合は、骨の癒合が期待できるような状況で
かつ症状や分裂の原因が推測できるときに
その経過などで固定による骨の癒合を図ることも行われています。

その場合はギプス固定も考えられるために、
お子様の生活の制限を考えるととても厳しい選択肢の
一つではあります。さらに装具の除去後にもリハビリが必要に
なりますので、その負担も検討しなくてはなりません。


まとめると、1件目の先生の見解も2件目の先生の見解につきましても、
リハビリや治療といった形で筋肉の緊張を軽減することを
同時に行うことが大切だと思います。
(症状によってはその限りでない場合もあります)

そのような治療やリハビリの『手当て』を行う医療機関に
受診されることをお勧めいたします。

その上で、スポーツの復帰のタイミングを検討されることが
よいかと思われます。

一般的な意見ではなく、あくまでもお子様の骨の状態を診て
その上で治療計画を立ててスポーツ復帰が必要でしょう。

お子様に対しては、
ケガの状況をはっきりと先生や親からの説明がなく漠然と
『休め・走るな・運動するな』と言われて
遊べなくなりストレスを感じることは一番避けるべきでしょう。

子供も自分のケガのことが『理解』できれば
ちゃんとケガの治療のための対応はできるはずです。
治るまでの見通しのわかりやすい説明は子供にも大切でしょう。

安静期間が必要な場合も
お子様がしっかりと理解できるようにしてあげてください。

そのためにも
検査の結果を判断して今後の方針を説明してリハビリ、治療を実施して、
さらに自宅などでの日常の指導などの説明を受けてください。
(説明がなければ、先生にこれらのことをご家族から質問して
説明を受けることも大切です)


症状に対する処置としての治療・リハビリの実施と、
それらを実施するための計画についての説明、
そして経過の良好もしくは不良の場合の時のさらなる方針などを
しっかりと医療機関に説明をしてもらうことが大切です。
説明がなければ質問することが大切です。

症状によって
それらの期間は様々ですので、一般意見ではなく、
ケガをされているお子様の状態を適切な検査結果をもとに
診察を受けることが必要です。

現在の医療は、インフォームドコンセントといって
説明と『同意』が重要です。
そのために患者様サイドが医療機関の判断を選択していく
ことも必要ですので、
その行動はとても大変ですが、第2、第3の意見を自らの行動によって
適切な先生と治療との出会いが可能となります。

一時の行動が大きく良い結果となることを願っています。



医療 | 投稿者 井上正之 23:43 | コメント(1) | トラックバック(0)

救急医療そしてセカンドオピニオン

子供や学生のスポーツ選手にとっては
この夏のシーズンは大会や合宿などで
練習や試合のトップシーズンになってきます。

そこで
追い込みの練習で内容も激しくなってきますので
それに伴ってケガでの来院が非常に多くなってきます。

軽傷から重傷まで
その症状は様々ですので、その処置や対応を的確かつ
迅速に行うことが重要になってきます。

中には
転倒や衝突での骨折や脱臼もあり来院されます。

このような大きな症状では
ケガをしたスポーツ現場での適切な対処も必要でしょう。

監督やコーチ、保護者様には
対処がわからない場合は、時には救急の要請も必要でしょう。
救急隊からの指示に従い、ケガをした当事者の負担を軽減
してあげることも大切です。

当院に来院される方の中には

時には、
大きな総合病院に救急で行き処置を受けてから
痛みが軽減しないために、当院に来られることも
少なくはありません。

初検で、症状に精密検査の必要性が出てくることも
あります。
すぐに高度医療の機関への紹介や提携機関への紹介をして
いち早い処置ができるような体制をとっています。

もしも
ケガで病院などに受診したものの
症状の悪化や改善が見られない場合は

できるだけ早めに、セカンドオピニオンと言って
他の医療機関を受診して意見を聞いたりすることも
時には有効になってきます。
不安や疑問を持ったまま通院していたという声も
あります。

そのような場合は少し大変ではありますが
症状の改善のためにも、積極的にご自身の行動力を
もって医療機関との出会いを見つけ出すことも
必要かもしれません。

病気やけがの際にはそのような行動を起こす体力や
精神力もないこともありますが、
先生との出会いというものも回復の道につながりますので
少しの勇気をもって行動することも必要かもしれません。


当院で医療機関をご紹介した後に

リハビリのために当院に再通院されて競技に復帰するまで
頑張られる方も大勢いらっしゃいます。

症状によっては
リハビリの継続などによって
その後の回復や身体機能の改善に大きな差が出てくる
場合がありますので

あまり自己判断するよりは
医療機関での指示に従って通院されることも
必要でしょう。

特に
現在のような猛暑の中での通院は
体力的にも精神的にもとてもタフですが
その後の経過に必ずプラスになりますので
前向きに取り組んでください。

当院でも各関節の骨折や脱臼、
膝の靭帯断裂や足関節の靭帯断裂、
手の指の骨折や靭帯損傷などが目立っております。

ケガをしないように毎日の練習にトレーニングなどを
適切に取り入れていくこともとても重要ですが
しかし
ケガをしてしまった場合は
慌てずにすぐに医療機関の受診や救急の要請も
検討してください。

何よりも
元気にこの夏をケガなくスポーツにチャレンジして
ほしいと願っています。







医療 | 投稿者 井上正之 08:54 | コメント(0) | トラックバック(0)

東洋医学のツボ

今日もとても暑い日です、皆様体調はいかがでしょうか。

久しぶりに治療について書いてみようと思います。

当院では
西洋医学と東洋医学のそれぞれの特徴をいかせるように
治療に取り組んでいます。

東洋医学というと難しく聞こえますがとても馴染みのある部分もあります。

皆さんがよく耳にする言葉で『ツボ』というものがあります。

たとえば、肩が凝った時や腰が痛い時などに、
『ちょっとツボを押して!』というようなことを言うこともあることでしょう。

ツボとは、
一般的に東洋医学(中医学)でいう経穴(けいけつ)というものです。
人体に365もの経穴があり、さらに細かく見るとその数は広がります。

中医学では、人体には五臓六腑(六臓六腑)という内臓器官の機能を営むために
12の経路が存在します。その道筋を経絡(けいらく)といいます。
その経絡上に経穴が存在し気血というものが流れて人体の機能を営むとされます。

中医学での鍼やお灸、指圧などではこの経絡や経穴の治療点を使って
行うこともあります。

ツボ(経穴)は細かく勉強していくと、とても興味深くかつ複雑で奥深いことが
たくさん出てきます。

西洋医学と東洋医学の双方を勉強し取り組んでいきますと
それぞれに特徴を知ることで、様々な症状などに応じて適切なものを
追及していくことが大切なことだと思います。

ツボ(経穴)をひとつずつ説明していくと、毎日一個でも一年以上
かかりますのでとてもボリュームがあります。
 
少しずつ、日常の健康生活のアクセントとしてツボ(経穴)のアイデアを
取り入れることも良いのではないかとも思います。

今回は、この梅雨時に起きやすい症状のひとつの
めまいの時に指圧するツボの一例を紹介します。

ツボの選択は様々な理論がありますので、今回のものは
一例です。

百会(ひゃくえ)・・・頭部の頂点
風池(ふうち)・・・・後頭部の髪の毛の生え際のくぼみ

この位置を軽く親指などでゆっくり刺激するという方法があります

このほかにも
いろいろなツボがめまいの治療に刺激を与えていきます

めまいにもその発生原因や症状がありますので、その症状に
応じてツボを使うことがあります。

これは東洋医学での考え方の一部ですが
西洋医学ではめまいの症状を詳しく判断して処置していくこともします。

一例では
メニエール病、突発性の難聴、自律神経の症状、起立性低血圧など
そのほかにも様々な原因がありますので
その状態に応じて処置していくこともあります。

今回は
ツボというものを、あまり難しく考えずに
気持ちいいポイントをリラックスした状態でほぐすなど
気軽に対応していくこともおすすめします。


ご自身でツボ(経穴)を指で軽く押したりさすったりして
気分転換することもよいでしょう。

頭を柔軟に、
西洋医学、東洋医学というものを勉強すると幅がでるのではないでしょうか。

まずはご自身の健康をいろいろな角度から興味をもって
いただけるといいですね。




医療 | 投稿者 井上正之 14:50 | コメント(0) | トラックバック(0)

診療についてのお知らせ

このたびの東北地方太平洋沖地震におきまして、被災されま
した皆様、ならびにご家族の皆様には謹んでお見舞い申し上
げます。

皆様には体調に十分ご留意され地域の一日も早い復旧を
心より祈念しております。


    
      □□□ 診療時間のお知らせ □□□


当院における診療時間は通常通りとなっております。

東京電力による計画停電が実施される場合は、状況に応じて
診療内容を可能な状態で実施いたします。

また、
午前と午後の往診(在宅診療)につきましては、交通手段の混
乱等もあり徒歩または自転車を利用するために、時間の変更
なども含めご迷惑をお掛けしております。

皆様のご理解・ご了承お願い申し上げます。


また、生活の変化で体調をくずされて来院または往診をご利
用される方もいらっしゃいます。

皆様にはくれぐれも体調にお気をつけてお過ごしください。


                        井上整骨院・鍼灸院
                   


医療 | 投稿者 井上正之 21:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

捻挫でのサポートバンテージ

先日、
関西方面に引っ越された知り合いの方から
お電話をいただきました。

足関節の捻挫の予防のために
サポーターなどがほしいという依頼がありました。

過去に何度も捻挫を繰り返しているので
予防に簡単に装着できるものというリクエストでした。

現在、
整形外科をはじめとして医療機関では
足関節の捻挫での固定などには、症状に応じて
バンテージタイプのバンド固定をします。

装着方法の注意点に気をつければ
とても簡単に装着でき、強い固定ではないために
装着後の強い違和感もありません。

靴も通常履いているものに対応できるので
見た目にもあまり違和感がありません。

今回は遠方にお住まいの方からのリクエストでしたので
直接、装着方法を説明できないために

詳細の取り扱い説明書を作製して、同封して郵送いたし
ました。

このバンテージタイプのサポートバンドは
当院でも多くの方々が装着しています。

野球・サッカー・テニス・バスケ・ダンス・・・

特に子供たちのスポーツシーンでの着用では
試合中や練習中に簡単に取り付け・取り外しが可能な
ために、評判も良くて安心して使用できます。

当院では
テーピングも行なっていますが、

テーピングはその装着のテクニック次第で
効果に大きな差が出てしまうために

試合現場などでテーピングを自分自身で
思うようにできない方々にはこのサポートバンドを
おすすめすることもあります。

日頃のケガの予防は大切です。

みなさんも、コンディショニングとしての
けが予防も今一度チェックしてみてはいかがでしょうか。








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         本気でチャレンジしたいジュニアを本気でサポートします!
       
                  ☆☆☆第2回☆☆☆

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                 平成23年3月26日(土曜日)開催

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医療 | 投稿者 井上正之 15:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

医療の道

東京の積雪時は転倒によりケガをされることがありますので
足元には十分に気をつけてください。

当院でも
積雪後や雨の日など、尻もちをついてしまい尾骨(お尻の部分)の
骨折や脊椎の圧迫骨折で来院される方もいらっしゃいます。

また、膝を着地しての膝のお皿(膝蓋骨)の骨折や
手を地面に着地しての腕部の骨折などもみられます。
 
そのような骨折は、派手に転ばなくてもちょっとした尻もち
や転倒でも発生する事がありますので注意が必要ですね。



さて、
先日、長年たいへんお世話になっています医師である先生
とお会いしました。

お忙しい中、時間をつくっていただき
様々な質問にも丁寧にご指導いただきいつも大変感謝しております。

医療の現場の最前線で毎日多くの患者さんのために
取り組んでいる先生からいただく言葉はたいへん有り難く
そして、勉強になることばかりです。

現在
医療に対する考え方や、機関を運営する方針には
様々な方向性があると思います。

私が
医療の現場で取り組む気持ちや考え方の見本となる
先生の取り組みに、改めて気持ちの引き締まる思いで
す。

医療現場で少しでも多くの方々の
気持ちをうかがえるように勉強あるのみだと
痛感する一日でした。




  

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医療 | 投稿者 井上正之 11:36 | コメント(0) | トラックバック(0)

遅発性筋肉痛

寒さが厳しい季節です。
皆様体調は崩されていませんか。


さて、当院に来院される方々の中には
運動後に筋肉部分に痛みを訴えて受診される方が
少なくはありません。

そのような方の症状の中には
いわゆる筋肉痛(遅発性筋肉痛)の場合があります。

筋肉痛について今までは、その説明の中には
疲労物質(乳酸)などが溜まって起こるなどと言われて
きました。

最近の説では
筋肉の筋繊維や周りの結合組織が運動によって損傷し
それらを修復する過程で炎症が起きてその時に痛みを発生
させる物質が筋肉の膜などを刺激して、筋肉痛となると
言われています。

少し難しいですが、
簡単に言いますと、筋肉が微細に損傷して起きてくる現象
ということです。

そのようなことにならないようにするには
運動習慣が必要となります。

当たり前のようなことですが
運動習慣を身につけて
急激な運動などで筋繊維の損傷を防いで、
筋肉が運動に慣れていくことが必要です。

筋肉痛と言うと
年齢が若いから早い時期に筋肉痛が起きるとか、
歳をとっているから筋肉痛が2~3日後にでるとか
耳にすることがあります。

しかし、
そのようなことは仮説でありきちんとした説では
ありません。
年齢が同じでも個人差がありますので、年齢での
発生の違いは気にしなくてもいいでしょう。

また、
筋肉痛は一般的に
筋肉などに力を入れているときに伸ばされる動作で
起きやすいとされています。

例えば
山登りの際に、上りの道ではなく、
下りの時の動作などや、階段の降り動作などが
そのような動作となります。


このように筋肉に力を入れてから伸ばす動作での
運動を伸張性運動と言いますが、

その伸張性運動を効率的に鍛えることは、
身体を鍛える上でポイントとなるとも考えられます。

人の身体は
少し勉強してみると興味深いことがたくさんあります。

自分の身体の仕組みを少し興味をもっていくことで
運動効率の向上やケガの予防につながりますよ。

わからないことは、専門家にたずねてみるのも
良いですね。

ケガが続発している季節です。
健康でケガのないスポーツライフをお過ごしくださいね。







  

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医療 | 投稿者 井上正之 14:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

手の小指の損傷

人間の身体は非常に繊細にできているものです。

手の小指などは
日頃あまり気にして観察することが少ないかも
しれませんね。

そのような存在感の薄い小指でも

ちょっとテーブルの角に軽くぶつけただけでも
その痛みや違和感が何年間も続くことがあります。

特別に骨折もなく目立った損傷はないのに
痛みや違和感が長年続くということは珍しくありません。

私も
海外のテニスの遠征中に
ラケットを持たないでイメージ練習のように
鏡に向かって素振りをゆっくりとスローモーションの
ように行っていました。
その時に
近くにあったイスに小指をコツンと軽くぶつけました。

一瞬、痛みはでたものの
さほど長引くようなケガではありませんでした。

しかし何年間も
時折、違和感が出ることがあります。

医療の勉強をしているときに

学校の授業の整形外科の先生に
この痛みや違和感について質問してみました。

ケガをしたときに
すぐにアイシングや理学療法しなかったことを
指摘されました。

このように
検査では特別に異常のない症状でも

身体の筋肉や靭帯や骨の膜である骨膜などに
何らかの負荷がかかり微細なダメージが加わって
いることがあリます。

そのまま放置して置くことで
組織の修復段階で傷跡のように微細な
組織の変化が出てしまうこともあります。

私の場合は
医療機関で働くようになりましたので

その後は理学療法を行なっていくことで
その症状の改善となりましたが、

小さな痛みや傷でも
時間がかかることがありますので

気になる症状は専門家に聞いてみましょう。

長年、痛みがあったものも
小さな行動で病院を受診することで
悩みが改善するかもしれませんよ。







  

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医療 | 投稿者 井上正之 10:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

座位でのバランス

姿勢などを判断する際に
基本的には立位(立った状態)での計測が一般的ですが

当院のバランス測定システムのプログラムでは

立位のほかにも、
座位での姿勢バランスを計測して解析を行う場合もあります。

例えば
通勤電車の中で同じ姿勢で立っていると
腰痛や肩こりが悪化する方もいると思います。

さらには
通勤電車で運良くイスに座れたものの
長時間座っているために身体が痛くなることもあります。

または、
長時間のデスクワークでもだんだんと身体の痛みが
出てくるなどということは珍しくないでしょう。

そのほかにも
車の運転で身体が痛くなる方も多いと思います。

このような方々が
身体の痛みのために病院に受診してレントゲンを
とったところ
特別に異常がないことはよくあることです。

そこで
当院で実施するバランス測定のプログラムでは

まず病院での検査の後にその結果を基本にして
当院では座位での計測を行いバランスをチェックして
その状態をデーターや筋肉の状態なども加味して

様々な角度から痛みの原因を観察して身体を診ていきます。

立っていると真っ直ぐな姿勢の方が
座ったとたんにバランスが崩れていることも
多々あります。

このように
その方の生活スタイルや行動スタイルを
細かく見ていくことで、様々な情報が集まってきます。

それらの情報をもとに最善の治療を行なえるように
心がけています。


バランス測定で
思いもよらなかったことに気が付くことが
多いいですよ。

テニスの場合をみてみると、

バランス測定でテニスのショットの癖や
プレー中のショットの内容などについて
解析や予測をすることも行っています。

土台である身体のバランスがくずれていれば
軸の乱れからショットの安定の欠如や
動き・ステップワークの効率の低下を招くことも
考えられなくはありません。

バランスをチェックしてテニスのレベルアップの
助けになるといいですね!





  

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医療 | 投稿者 井上正之 08:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

テーピング

テーピングについて
詳しくは知らないけれど、参考の本などを読んで

それを手本にテープを巻いている方も多いかも
しれませんね。

当院に受診する方の中に
テープが関節などに巻いてあったり

背中や腰などに張ってあることがあります。

しかし、
そのテープの張り方が理想的でない場合も見かけます。

中には
チームのトレーナーさんにテーピングを
してもらったとおっしゃられる方も多々見かけます。

理想としては
テーピングは医療の知識をもとに行うことができれば
筋肉や関節の役割などを正しくいかすことが可能に
なるかもしれませんね。

そのためにも
正しい方法を勉強することが必要かもしれません。

テーピングは身体の知識に加えて
テープの種類などやその目的などを正しく判断して
いく必要があります。

私はテーピングの方法を長年勉強していますが、
当初は
スポーツ現場で活躍されている先生に何年間もついて
教えていただきました。

学校の先生でもあり治療院の先生でもあり
また、専門競技では選手時代から有名な方で
多くのオリンピック選手や有名選手の指導や
世界選手権など多くの国際大会にも出向いて
いらっしゃられる方です。

私はその先生に教えていただけることが
うれしくて何時間もかかる距離でしたが
夜中遅くまで習いに通わさせていただきました。

本当に感謝しきれないほど有難かった経験です。

勉強は基本を何度も何度も繰り返し行いました。

人の身体はみな違いますので
多くの方々の身体にテーピングをしていくことで
経験が積み重ねってきます。

私自身は選手の時にはアメリカの転戦中にも
多くのトレーナーにテーピングを巻いてもらいました。
スポーツと医療の先進国ですので
設備やテクニックも非常に充実していました。

トレーナーはとても手際よく、そして状況判断を
素早く行うため
選手の私も、何よりも安心感で満ちていたように
思います。

トレーナーのテクニックには
医学的、そしてスポーツの状況判断や経験が
大きく影響してきます。

私も
その後、病院などの医療の現場で
多くのケガなどに対応していくことで、
スポーツ現場で習ってきたテーピング方法だけではなく、
医学的な観点から細部にわたって注意して
テーピングできるようになりました。

当院に来院される患者さんの中に
「テーピングをすると安心するから、巻き方などは
気にしていません」と言われる方もいらっしゃいます。

他に、
テープの巻き方が適切ではなく、関節や筋肉の
動きや機能を低下させてしまうようなテーピングを
されている方もいらっしゃいます。

やはり、ケガに対応する目的ならば
テーピングはその機能を最大限に発揮できるように
巻ける事が望ましいですね。


そうすることで安心度は倍増しますよ。






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医療 | 投稿者 井上正之 12:50 | コメント(0) | トラックバック(0)

言葉の大切さ

往診を受ける方や
院内の診療を受けるために来院される方々の中には

体調の悪化などから気持ちが沈みがちになりやすい
場合もあります。

医療ではケガや病気を外科的に治すことに加えて
精神面のケアということがとても重要になってきます。

治療では
色々な角度から症状の改善を目指して取り組んで
いきますが、

診療の中では
患者さんとのコミュニケーションが大きな役割を
果たすこととなります。

健康な方には気が付きづらい些細なことも
その方にとっては非常に重要で大きな事柄である
こともあります。

そのことに
気づいて話をきいてコミュニケーションをとることが
我々、医療に携わる者にとっては重要になってきます。

往診などでは治療の間にずっとお話をして
逆に、私が患者さんから人の気持ちというものを
改めて教わることも少なくはありません。

机上の勉強では気が付かない経験というものを
これからの日々に取り組んでいきたいと思っています。

先日も
往診の際に、年配の方から、
貴重な話をたくさん聞かせてもらいました。

昨今では、他人とのつながりが希薄な世の中ですが

このように世代を超えたつながりで
年配の方々からいろいろな教えを
いただけることも、この仕事の特徴かもしれません。

今では祖父母もいない年齢となりましたが
高齢の方々と話をしているときには
不思議と子供のころに話を聞かされていたかの
ような気持ちになります。


スポーツの元気な若者とのコミュニケーションから
もらうパワーも毎日のエネルギー源となります。

さらには
年配の方々との会話で
日頃は気が付かないことを教えていただくことの
有り難さを実感する毎日です。









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医療 | 投稿者 井上正之 08:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

日本の最先端テクノロジー

茨城県の筑波に行ってきました。

筑波は多くの分野の世界最先端の研究開発を行う街として
知られています。

研究都市として多くの頭脳が集まる場所です。

今回は、
医療分野とトレーニング分野の最新技術でもある
『ロボットスーツ』とその技術を使ってのトレーニング
施設を見てきました。

ロボットスーツの利用としては、

装着することにより、脚力が低下している方や
運動機能の低下などの方の動作の補助するものです。

ニュースなどでも紹介されている注目のテクノロジー
です。

科学の最先端の街の筑波には
宇宙センターJAXAなどに始まり多くの頭脳が集結して
いますが、
そのような頭脳・技術が医療分野にも最先端の技術を
生み出してくれています。

日本の頭脳の素晴らしさを実感する技術でした。

このように
身体の機能の回復のために毎日リハビリなどに取り組んで
いる方々のために少しでもサポートできるように
テクノロジーという方法で取り組む方々がいらっしゃる
ことには非常に嬉しく大きな期待と希望が出てきます。

リハビリとは
その方法などの知識やテクニックなどが大切ですが

さらに重要なのがモチベーションの維持です。

最先端技術でリハビリに関わる方々の気持ちが前向きに
なり、大きな希望のもとに過ごされることをサポート
されている方々の熱意はとても素晴らしいです。


そのほかに

人工関節の技術も拝見して、日本の医療技術の高さも
実感するものでした。

微力ながらも
医療に携わる私にとって、日々の前向きな取り組みの
大切さをあらためて感じる時間でした。

筑波には新しい街もできてそれにともない
新しい頭脳も集結しているようです。
多くの方々が新しい街づくりと新しい頭脳・技術に
取り組んでいることがとても楽しみです。


      








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医療 | 投稿者 井上正之 08:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

膝関節の靭帯損傷

当院に来院する方々の中に
膝関節の靭帯の損傷も少なくはありません。

靭帯の損傷には、靭帯の断裂や靭帯が伸びてしまった
場合など、その症状は様々です。

膝には内側側副靭帯・外側側副靭帯・
前十字靭帯・後十字靭帯の4つの靭帯が存在します。

靭帯の損傷ではケガの程度により半月板の損傷も
伴うこともあります。

このように膝関節のケガは各靭帯や半月板、そして
関連する筋肉や骨に付着する腱など様々な組織が
関係してきますので、ケガの場合には適切な検査が
必要となります。

ケガの発生原因もそれぞれ違いますが
これからの冬の時期に多くなるのがウィンタースポーツの
スキーやスノーボードでの転倒によるものが目立って
来院されます。

中にはゲレンデなどの現場近くの救急に運ばれて
検査で詳しくわからないで、帰宅後に当院に来院して
症状次第では更なる精密な検査が必要なため
提携の専門病院に行く場合もあります。

靭帯の損傷は
症状をしっかりと検査して、正しい治療や関節の固定、
または必要に応じての手術なども検討されます。

そして治療の流れとしては
しっかりとした治療(手術や手術をしないでの保存的
治療など)とリハビリの計画が重要となります。

さらには
患者さんが今後の生活やスポーツにどのように関わって
いくということも、治療方法やリハビリ方法に大きく
関わってきますので、その選択については
担当医などとしっかりと話し合いが必要でしょう。

当院ではこれまでに多くの膝関節の重傷の方の
リハビリも行ってきました。
ご本人の努力次第では非常に予後の良いことを
期待できます。

ウィンタースポーツに限らず
これからの季節のスポーツでは寒さからくる
筋肉の十分な柔軟性の低下も考えられますので
十分なウォームアップは当然のこと
プレー最中の動きにも十分に注意をはらって
ベストコンディションでスポーツを楽しんでください。

数10分のウォーミングアップを怠ることで
数か月以上の大変なリハビリを必要とするケガが
容易に起きることを時折頭に浮かべてくださいね。



  

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医療 | 投稿者 井上正之 08:31 | コメント(0) | トラックバック(0)

腰部脊柱管狭窄症

当院に来院される方々の症状として
腰部の痛みや違和感などは非常に多いです。

特に、寒くなり始めたこの季節には
腰が痛いと言って来院される方は後を絶ちません。

腰部の症状には多くの原因があり、様々な症状名が
出てきます。

みなさんの中にも腰部の痛みなどを経験されている方は
多いでしょう。

その中の一つに
腰部の脊柱管狭窄症というものがあります。

詳しく説明するととても細かく解説が必要ですが、

簡単に言うと
腰椎という腰の骨の中央に管状態の部分に
脊髄や神経が通っています。
その部分が様々な理由で狭くなってしまい
神経などが圧迫されて、脚や臀部などにシビレや痛みが
出現してきます。

特徴的なことの一つとして
歩行を始めると数分後にシビレや痛みで立ち止まるような
ことが起きてきます。
そして、休憩するとシビレや痛みはおさまります。
このような状態を間歇跛行(かんけつはこう)といいます。

治療は、専門機関で検査を行いリハビリを中心とした内容
を行っていきます。

リハビリの中にはプールでの訓練などが効果的なことも
多いです。

リハビリでも治療でも根気強く継続が重要でしょう。

どのような原因でその症状になったかということを
考えていけば、
治療やリハビリの重要性とその内容の選択の重要性が
わかってきます。

例えば、
素晴らしい治療を受けて改善しても、
その後の生活スタイルや姿勢や運動不足などで

またすぐに痛みが出てくるなどの症状の再発も可能性が
ありますので、
丁寧にご自身の症状の改善を専門機関と相談しながら
適切な治療やリハビリを行い、そして生活スタイルも
改善されることをおすすめいたします。


腰が痛いのをいつものことだといって
症状を悪化させてしまう方が非常に多いのが現実です。

だましだまし痛みやしびれを放置する事無く
楽しいスポーツライフの為にも
早めの対処が必要ですね。



医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

日々のコンディショニング

昨日の診療は

テニス選手、コーチ、ジュニア、一般プレーヤー・・・
そしてテニス関係者の方々の来院が一日中ありました。

テニスでのケガ、慢性の腰痛、体調管理のコンディショニング・・・
様々な目的で多くの方々に来院していただきました。

知り合いの方からのご紹介や、以前に来院いただいた方
からのご紹介や、スクール関係者の方やコーチの方からの
ご紹介などをいただき多くの方に来院ただけることを
とてもありがたく思っています。

試合を直前に控えているプロ選手やジュニア選手などは
症状を十分に考慮して治療方針などを計画的に行って
いきます。
 
テニスが大好きだから早く完治させて痛みや違和感が
なく楽しみたいからと頑張って毎日のように
通院されている方もいらっしゃいます。

連日の通院はとても大変なことですが
やはり頑張って治療していくことで
それに見合ったとても良い効果が
出てきます。
 
私自身も
医療機関の立場として常に勉強が必要だと痛感して
います。

特に最近は
冬に向かうこの季節、
皆さんにはテニスだけに関わらず、日々の生活のなかで
体調などに気になることがあれば、
すぐに専門機関を受診して体調管理をしていただきたく
思っています。



医療 | 投稿者 井上正之 10:14 | コメント(0) | トラックバック(0)

内転筋群の損傷

テニスやバスケットボールのようなスポーツでは
その動きの中で
ストップしてからの切り返しの動作が連続してきます。

速い動きから、急にストップ動作の後に方向転換して
素早く動きを継続させる時には

関節や関わる筋群に大きな衝撃と負担がかかってきます。

当然、速い動きからのストップ動作の時に大きな力が
かかるのですが、

実際にケガの頻度を見てみると
ストップやジャンプの着地の時だけではなく

次の動作に移る瞬間にその圧力の分散時に筋肉や筋膜
を負傷することが目立ちます。

例えば、アキレス腱の損傷の原因の一つに
走ってジャンプしてからの着地時ではなく
着地の直後の次の動作に移る瞬間に、アキレス腱を
負傷することもあります。

このようなことは
大腿部(ふともも)の内側の筋肉である内転筋にも
目立つケガの一つです。

サイドの動きの切り返し動作や
大きく横に足を踏み込んだ後に次の動きに移ろう
とした際に内転筋部分に痛みなどが出ることがあります。

過度に伸長した筋群に圧力がかかり
そのあとに急激に圧が緩む瞬間に負傷してしまいます

このようなことで来院する方々が最近目立ちます。

または日常でも
自転車に乗っているときにバランスを崩して
足を出してバランスを立て直そうとしたときに
痛みが出ての来院の方も目立ちました。

このように不意の動作の時に起きるケガでは
通常では起きづらい動作を急激に行ってバランスを
くずしたり、無理な姿勢などからの次の動作などで
筋肉にかかる衝撃は思った以上に大きなものとなり
ケガにつながることがあります。

日ごとに寒さが増していきますので
十分に身体を温めてからの運動を心がけましょう。

少しの時間を丁寧にウォームアップなどに
費やすことでケガを防ぐことにつながります。

けが予防に意識を高めてみることも
楽しくスポーツするきっかけかもしれませんね。





医療 | 投稿者 井上正之 08:53 | コメント(0) | トラックバック(0)

菱形筋の損傷

朝晩の気候がとても寒さを感じていらっしゃる
方も多いのではないでしょうか。

そのような気候の変化で

身体の筋肉群も様々な変化や症状が出てくることが
多くなって来院される方々が目立ってきました。

『肩の筋(すじ)が突っ張って痛みます』
『背中の筋肉が痛くなった』
『肩甲骨が痛くて動きづらい』・・・

等々の声が目立ちます。

そのような症状で代表的なもので
『菱形筋の筋膜炎』というものがあります。

菱形筋とは背骨(脊椎)と肩甲骨につながっているような筋肉です。

その上には僧帽筋という筋肉があります。

この菱形筋は肩甲骨の動きに大きく関わるので
肩こりなどにも関連してきます。

また、物を持ち上げる時などに痛めることもありますし

そのほかには
姿勢の悪さから背中をまるめていたりするとその柔軟性に
影響が出てきます。

このように
肩甲骨周囲の部分の違和感に大きな影響がある筋肉です。

先に述べたような痛みや違和感の時は
何らかの原因でこの菱形筋の筋膜の損傷が関わって
来ることが多いでしょう。

腕を動かすことでこの筋肉は動きますので
痛みなどがでてきた場合には

急性の炎症か慢性的な痛みかを正確に判断してから

治療方法、アイシングの必要の有無、運動の必要の有無などを選択して治療していくことが大切でしょう。

アイシングを必要とするような急性の症状か、
血行の低下などによる筋肉の硬さによる違和感か、

などを正しく判断してから処置してください。

簡単に言うと
冷やして安静か、
温めてほぐしていくか、

正反対の処置方法がありますので
専門機関でのアドバイスや診療や治療をお勧めいたします。

これらの症状で来院される方で
しっかりと治療をしていなかった方々は

これらの症状が長期間にわたって残存している
ことが目立ちますので
気をつけましょう。

健康な一日をお過ごしくださいね。





医療 | 投稿者 井上正之 09:11 | コメント(0) | トラックバック(0)

足底筋膜炎の痛み

足底筋膜炎という症状があります。

まさに足の裏の痛みが主となります。

当院に来院される方の中でこの症状の方は
年齢性別などは様々です。

例えば、
毎日のマラソンやジョギングが趣味の男性。

営業の仕事でビジネスシューズでたくさん歩かれる方。

主婦の方でとくに運動も散歩もされない方。

販売の仕事などで立ちっぱなしの方。

運動部の学生で毎日練習をしている方。

高齢の方で、体操や散歩は欠かさずに行っている方。

とくに運動や散歩もされない方。

少年サッカーチームで練習に頑張っている小学生。

他にも様々なタイプの方々が来院されます。

このように、足底筋膜炎の症状は特定の生活タイプに
限定されることもなく症状が出ています。


足には、たくさんの細かい骨と多くの靭帯、そして筋肉があります。
それらのどこの部分に偏った負荷があるかで、痛みなどの
症状がかわってきます。
また、筋肉の柔軟性や骨の状態なども関係してきます。

まずは専門医療機関を受診して、
生活スタイルや歩行の癖、足関節の傾きやバランスの確認、
そして筋肉・骨などの状態を確認します。

筋肉そのものが、硬かったり、逆に筋力の低下により
とても弱っていたり、または局所的に痛みが出る場合は
なぜその部分に痛みが出現するかをしっかりと判断して
行かなくてはなりません。

また、骨にトゲのような骨きょくというものが出てくる場合
もあります。

大切なのは
痛みが出る原因の追求と適切な検査が必要です。

小学生の子供でも、痛みの出現には様々な原因がありますので
早めの受診が必要です。

治療は症状によって異なりますが

まずは痛み発生の原因を取り除くことが重要です。

運動による原因では単純に運動をやめるだけではなく、
その運動を行う時にどのような動き方やステップワークを行って
いるかを確認できなくては根本的な原因の追及にはなりません。

検査で痛みの部分と状態を確認したら、
その発生原因を先生と話し合ってください。

その原因によって治療方法が変わってきます。

原因の中に、靴が足に合っていない場合や
痛みを発生しやすくするような形状のシューズもあります。

また、処置としてインソールも適切なものであれば有効な
ことも考えられます。このインソールも自己判断ではなく
専門家に検査や測定をしっかりと行っていただいてから
歩行や足のバランス状態に合ったインソールの処方が重要です。

また、
足底の筋肉やふくらはぎなどの筋肉のトレーニングも不可欠な
場合があります。

しかし、このトレーニングもスタートするタイミングや
方法によっては十分に注意も必要ですので気をつけましょう。


足の筋肉、
ふくらはぎや太ももの筋肉、
歩行やステップの方法、
起立姿勢でのバランスや重心の位置、
足の指や筋肉の使い方、
筋肉の硬さや疲労度や弱さ、

そして、靴のタイプや硬さや性能、そして足に合っているか、

たくさんの改善要因がありますので
丁寧な検査と測定、改善方法を検討してください。

また、
生活スタイルやスポーツでの練習量や方法の見直しも
重要です。

足が痛いと、行動力が低下して生活レベルの低下も招きますので

快適な歩行ができるように過ごしたいですね。







   ************************
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医療 | 投稿者 井上正之 08:38 | コメント(0) | トラックバック(0)

スポーツ医療とジュニア選手

当院はスポーツ障害とコンディショニングで
来院される方々が多くいらっしゃいます。

スポーツにおいての負傷などは適切な治療やリハビリを
必要とします。

当院での、
スポーツ障害に対する治療やリハビリでは
そのスポーツの動きやプレー、そしてトレーニング方法などの
バックグラウンド(情報)をもとにその症状にアプローチして
いきます。

当院に来院するジュニア選手の治療やケアの場合も

その選手の日頃の練習や試合のスケジュールや
プレースタイルを細かく問診した上で進めていきます。

ジュニア選手の年齢期においては
本人の筋肉の質や関節の可動域を診ていくと
とても特徴的で個別の特性がわかってきます。

ただ単に、症状の治療をしていくだけでなく
スポーツの練習やトレーニングのスケジュールなどを
アドバイスできるようにしています。

最近では
練習の疲労による筋膜炎症状で治療に来院することが
多いです。

練習の方法や種目やケアの方法を徹底的に身につけて
いくことから行っていきます。

小中学生の時期には
正しい治療を行い、正しい練習方法なども習得が必要です。

治療では、時期を選んでリハビリに移行していきます。

このリハビリ時期に鍼やマッサージをジュニア選手にも
取り入れていくことも有効となることもあります。

最近では
夏の大会やハードな練習での疲労などから
筋力のアンバランスから、コンディションを崩す
ジュニアたちが多く来院しています。

適切なケアで体調やプレースタイルや
トレーニングを見直して、また次のステップに
取り組んでください。

テニス選手のコンディショニングや治療も
この時期に集中しています。

来年のシーズンに向けて、
この時期からのスケジュールの計画とコンディショニングの
計画も重要な時期です。

連日、
様々な症状の選手やその親御さんやコーチなどから
相談があり治療を行っています。
気になることは院内で受け付けています。
ご連絡後、来院ください。

ジュニアもトッププロも修正と準備の時期でしょう。







医療 | 投稿者 井上正之 08:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

レイノー病

急に冷え込みが激しくなってくるこの季節に
手足の冷えが気になる方々が多いようです。

当院でも
治療の際に、手などの冷たさを訴える方が多いです。

冷え症については
様々な症状や、治療法方やその考え方もあります。

当然ですが、専門の医療機関でご自身の冷えの原因などを
調べてもらい適切な治療や、日常の注意点をアドバイス
してもらうことが大切です。

冷え症の話とは違いますが
レイノー病というものがあります。
手先が蒼白そして紫色になり、次第に赤くなり戻ってきます。
しびれ感や知覚の鈍麻や中には痛みもあることがあります。
比較的に若い女性に多いのも特徴です。

原因の不明なもので、基礎疾患が不明なものをいいます。

寒さや冷たさの時やストレスでも誘発されることがあると
言われています。

冷えや寒さででてくるこもあるために
冷え症だと思いこまないようにすることも
注意点です。

冷えによる症状が出ている場合は
自分で判断しないで、やはり早めの受診が大切です。

これからの季節は
多くの方々にとってつらい時期であるかもしれませんが

症状があれば積極的な改善を医療機関と話し合って
行って、快適な秋から冬を迎えて、
可能であればスポーツなどにもチャレンジしてほしいです。



医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

鍼(はり)治療とは

当院での治療には多くの種類があります。

最新医療機器での理学療法や

または、
古来からの医療としての鍼治療やお灸などもあります。

その中の
鍼(はり)治療は、その治療方法には様々な
テクニックや理論があります。

東洋医学という言葉を聞いたことがあると思いますが、

その内容も多くのテクニックや理論があります。

中国医学という伝統医学ともいわれるような
長年の統計医学からの研究や

現代医学というような西洋医学の理論やテクニックも
様々な考えなどもあります。

その方法の選択は
患者さんの症状などを判断して
鍼治療を受ける方にとって一番適切なものを
選択していくことも大切でしょう。

当院で
鍼治療を受ける方は大変多いです。

その方の状態や今後の治療の受診計画を
考えながら施術を進めていきます。

多くの方々にとって
医療の継続受診は大切な場合が多いです。

もちろん、
一度きりの施術でとても良い反応や効果が
でることもありますが、

基本的には継続的に施術を進めていき
患者さんの身体状況の変化を見極めながら

丁寧に施術を進めていくことが望ましいでしょう。

スポーツ現場でも

鍼治療を希望される選手は多いです。

いつでもリクエストに対応できるように
日頃の勉強も欠かさないように心がけています。

中には、
鍼治療が適切でない状況の
患者さんもいらっしゃいます。

治療のタイミングは
鍼治療を可能とする時期や、
鍼治療が適切でない場合もあります。

治療者の立場としては

患者さんの状態に合わせて
鍼治療の効果を少しでも良いものとして
進めていけるように願っています。

また、
コンディショニングとしての鍼施術や

リラックス効果をねらった鍼施術もとても効果てきですよ。

はり(鍼)という言葉で

少し気になると思った方は、
お試しになるのもよいでしょう。

季節が変化していきますので
体調管理に気をつけてくださいね。


医療 | 投稿者 井上正之 07:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

子供の側湾症について

当院に親子で来院して
受診する子供たちの中に

『側湾症』と学校の身体検査で言われたと
おっしゃる場合があります。

側湾症は、
先天的なものと
原因のわからない突発性のものなどがあります。

そのほかには
病気の後遺症などによるものなどもあります。

とくに多いのが
突発性の側湾症です。

側湾症について簡単に説明すると、

側湾症とは脊柱の変形などによるものです。

脊柱とは皆さんが耳にする背骨のことです。

通常、脊柱を横から見ると前後にカーブしています。
これを生理的湾曲と言います。

その脊柱が変形をして横(側方)に湾曲したものを
脊柱側湾症といいます。

この症状の場合は
専門の病院を受診して、側湾を判断する検査を
受診することが大切です。

その湾曲の角度によって
治療法などが違ってきます。

湾曲の角度が大きくない場合などでは

装具療法と言って
コルセットのようなサポート装具を作製して
装着していきます。

装着期間、そしてリハビリや理学療法の有無などは
担当医の先生としっかり話し合っていきます。

とくに子供の時期での側湾症状ですので
きちんと計画性をもって、
担当の先生の指示に従ってください。

症状が進行してしまうなど場合によっては
手術も検討しなくてはならない場合もありますので
早めの受診が重要です。

側湾症までいかなくても

最近は姿勢が良くない子供たちが
とても多く目立ちます。

姿勢が悪い状態で
スポーツをたくさん練習していくことは

身体の様々な筋肉や関節への影響も考えられますので
日頃からの姿勢なども注意しましょう。

姿勢の改善がスポーツパフォーマンスの向上に
つながることも多くあります。

身体の基盤が正しくバランスをとれていないと
身体全体のバランスのみだれにつながります。

基本的な身体の構造としての姿勢について
目を向けていくことも大切でしょう。

基本がなくてはバランスアップは
難しくなってしまいます。

保護者の方々は
練習の様子だけを見ているだけではなくて
子供たちの姿勢や筋肉の付き方も注意して
観察してみてくださいね。


医療 | 投稿者 井上正之 07:55 | コメント(0) | トラックバック(0)

ふくらはぎ(下腿部)のポンプ作用

来院される方が
『夜中に足がつってしまう』『足がむくんでしまう』
といった話をされます。

就寝中に足がつって目が覚めた経験のある方は少なく
はないでしょう。

また、立ち仕事やオフィスでのデスクワークで帰宅時には
足がぱんぱんにむくんでしまう方も多いでしょう。

いずれの場合も、ふくらはぎの筋肉の影響があげられます。

身体の血液というものは心臓から手の指先や、
足の指先まで身体の隅々まで流れていきます。

その血液は循環してまた心臓まで戻ってきます。

しかし
重力などで足まで降りて行った血液がどのように心臓に
戻ってくるかというと、

例えば、ふくらはぎの筋肉などの収縮作用で静脈血管を
ポンプのような作用で血液を心臓まで押し戻します。

しかし、
一日中、立ちっぱなしや座り続けていると
筋肉が動かずに収縮作用が起きないために
血液が滞りやすくなってしまいます。

結果、疲労物質も停滞してむくみなどが起こりやすく
なってしまいます。

また、
筋肉の収縮が少ないことで
筋肉の緊張が取れづらい状態となり夜中にふくらはぎが
つってしまうのです。

そのほかに
以前にブログに書いたように水分不足やミネラル不足など
も大きな影響を及ぼします。

では、
その解決方法としては

『足首(足関節)を就寝前やお風呂の中などでしっかりと
回して足関節を柔らかく緩ませてみましょう』

足関節を回すことで
ふくらはぎの筋肉の収縮が起きてきますので
あえてふくらはぎをマッサージしなくても、簡単に
ふくらはぎの血管を刺激できます。

血行が改善されれば、筋肉の緊張も緩和されてふくらはぎが
つることも軽減されるでしょう。

また、足関節を回すことによるふくらはぎの筋収縮で
血管へのポンプ作用で停滞した血液や疲労物質や
老廃物の循環を手助けしてくれます。

当院に来院される方の話の中には
『毎日、散歩でたくさん歩いているから、筋肉は
動いているはずよ。』という話をされています。

しかし、その歩き方を拝見すると

足関節の動き方が少ない場合があります。

歩行で多くの時間や距離を歩いても
足関節や膝関節、股関節などの各関節、
さらには足の指関節も動かないような歩行スタイルでは

筋肉の収縮が充分に起きてこない場合が多いです。

そのような方には

夜に足関節をたくさん回しましょうとアドバイスさせていただきます。

筋肉は関節をまたいで骨に付着しているために
その収縮作用のためには、関節の大きな動きが必要になって
きます。

ぜひ
皆さんも、入浴中や入浴後などの血行が良い状況での
関節の運動をおこなってください。

以前のブログで説明いたしました温熱交替浴も効果的ですよ。

気軽に血行改善の方法として

足関節を回すといった簡単な作業だけでも
思ったよりも効果が出ますよ。

本日は、
診療がお休みの一日ですので、友人たちと
ウォーターパークで残暑を吹き飛ばそうと予定して
いましたが・・・・

台風接近・・・・

最近の忙しさで溜まりがちだったデスクワークを
こなしています。

夜には
関節運動をしないといけませんね。

医療 | 投稿者 井上正之 16:47 | コメント(0) | トラックバック(0)

残暑がもたらす影響

まだまだ続く猛暑の影響で
来院される方が多くなっています。

熱中症といえば
目まいや、身体のだるさ、気持ち悪いなどの
症状が多いですが、

暑さによる筋肉などへの影響も目立っています。

ぎっくり腰や、ふくらはぎがつる、背中がつる・・・

このように筋肉の状態が悪化して起きる症状があります。

暑さのため放熱が十分に行われないで
筋肉が疲労状態になってしまい、その結果、
上記のような症状が起きてくるのです。

特別に運動をしていないにも関わらず
筋疲労が目立ってしまうのは、今年の猛暑が
大きく関わっていますね。

たとえスポーツをしていなくても
帰宅後にアイシングを行うことも場合によっては
必要でしょう。

もちろん水分補強は当然ですが
スポーツドリンクのような飲料で
電解質がバランスよく含まれているものを
摂取することも気をつけてください。

暑さで体調崩したり・・・・

みなさん、疲労こんぱいなんですね。

体調管理は快適な秋を迎えるために大切ですね。




医療 | 投稿者 井上正之 15:37 | コメント(0) | トラックバック(0)

膝部の強打

ここ数日はパソコンに向かう時間がとれませんでした。
お盆明けで、来院される方々や
スポーツ選手のトレーニングや
インソール作製のための問診の方々で
忙しく過ごさせてもらっていました。

忙しい時でも、どのような時でも、
お1人おひとりへの対応を丁寧にすることが
重要だとスタッフ一同心がけています。

今回は、最近目立っている症状の一部を
書いてみます。

スポーツや日常の転倒などで

膝をぶつけてしまうことがあるかもしれません。

単なる打撲だと思い込んで医療機関には
行かないケースが目立ちます。

日数がたってから受診される方も目立ちます。

中には、
膝のお皿(膝がい骨)が骨折している場合もあります。

もちろんその時の症状は
腫れや内出血(血腫)などが顕著ですので
早めの受診が必要です。

膝のお皿の骨折では
ギプス固定の場合が多いですが、

処置の方法では
膝部をすっぽりと固定してしまうギプス固定
の場合と、副木のようにギプス状のものを半分だけ
当てがえて包帯で固定する場合もあります。

この猛暑ですと
やはり副木のような固定のほうが
シャワーも浴びれますので、助かりますよね。

処置方法などは担当先生に相談してください。


骨折した骨を確実に癒合(くっつける)させることを
重要と考える場合と

膝の周囲の筋肉が硬くなってしまうことを
懸念して固定より関節のリハビリ運動を重視するような
考え方など、

その方針などでも処置は異なってきます。

いずれにしても、
担当の先生と納得のいくまで相談しましょう。

インフォームドコンセントといって
説明と同意が現代の医療の重要なポイントになって
きます。

また、
骨折はしていなくても
滑液包の損傷というものがあります。

これは
膝のお皿と皮膚の間の潤滑のために点在する
袋状のものが
強打などによって損傷して炎症などを起こすものです。

月日が経っても
膝の部分を圧をかけると痛みや違和感がある場合などには
こ滑液包の損傷の場合があります。

膝の損傷は特に目立って、
来院される方の中でも多い症状です。

けがをしたら
少し大げさかなと思っても医療機関を受診される
ことをお勧めいたします。

『骨折なんてしてないよ~』と思いがちですが
実際には、来院された方の中には骨折が目立ちます。

まだまだ、暑い日がつづきます。

とくに炎天下でのテニスは十分に気をつけて
くださいね。



医療 | 投稿者 井上正之 08:55 | コメント(0) | トラックバック(0)

合宿や遠征後のセルフケア

当院は
お盆休み中も診療しております。

先週からの、
全国からのお問い合わせは
受話器を置く間もなく続きました。
とても嬉しく思っています。

皆さんの質問に出来るだけ
丁寧にお答えできるように
心がけて対応しております。

スタッフは、
声をからして頑張ってくれています。

連休が明ければ、
関連会社やメーカーさんが通常業務に
戻るため、
インソールのパーツやシューズなどの
商品の動きもそれに伴い始まりますので、
 
スケジュールを管理して
さらにパワーアップして
始動しなくてはなりません。

さて、
大阪では全日本ジュニアテニス選手
が熱い戦いを続けています。

残念ながら
今年は、現地にはいけません。

サポートする選手などの活躍はもちろんのこと
全ての選手が、この大舞台で羽ばたいてほしいです。

当院では、
子供や学生が合宿や試合から戻って来て
そのまま受診する事が多い状況です。

今では、一般常識となったアイシングも
まだ知らない選手や周りの関係者の方々から
質問されることがあります。

もしも、
遠征先や合宿先でケガなどをしてしまい、
対処方法に困ったら、
早目に当院に電話などをかけてくることも
場合によっては大切になります。
そして、
帰宅したら早目に医療機関を受診してください。

選手の中には
真夏のハードな練習で、
筋肉疲労が顕著な場合もあります。

そのような場合
疲労を解消しようとして
ストレッチを強く行ってしまい
逆に筋肉や腱、または腱の骨への付着部
での炎症も目立ちます。

暑さによる体力消耗から
かなり筋肉などの軟部組織にダメージを
負う事もありますので、
怪我がなくても
アイシングなどのセルフケアやコンディショニングを
心がけてください。

ここ数日は
下半身の疲労から
股関節、大腿部の筋群、膝関節、下腿部の筋群など
の損傷が目立ちます。

怪我の直後に、
身体が硬いからと
勘違いして
ストレッチやマッサージをしてしまう
選手も目立ちます。

怪我の直後は
症状にもよりますが、安静や冷却(アイシング)を
積極的に行いましょう。

湿布を貼っているのでアイシングを
しませんでしたという選手もいます。

湿布は一般的に
消炎鎮痛剤ですので
湿布の貼付の前に
アイシングが必要な場合が
大半になります。

子供達の回復能力は
大人とはまるで違うことがあります。
早期に正しい処置、治療を行えば
競技への復帰も期待が出来る
場合もありますので

保護者の方々や指導者の方々が
適切なアドバイスを受けてから
その対応とご理解をお願い致します。

その他に水分補給については
最近、
さすがに水分補強を我慢させる事は
ほとんど無くなってきていることだと思います。

しかし、
子供たちや学生たちの話の中には
ケガをした時に練習を休むなどの
休養をとることが
精神面の甘えと言われる
という風潮があるという声も聞きます。

先進医療の日本では
スポーツと医療についてはとても
発展していますので

積極的な休養を多くの皆さんに
今一度、考えてもらいたいと願っています。

本日は、
子供たちの治療の予約が続けて入っています。

一日でも早い競技復帰を目指して
サポートしていきたいと思っています。

まだまだ
夏休みの思い出つくりには
時間がたっぷりありますので

焦らずに
怪我の完治と
丁寧なリハビリを終わらせてから

元気に走りまわってほしいですね。


まずは、私も今から
往診で走り回ってきます。

医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

在宅での診療

猛暑の毎日ですが
院内での診療前の早朝から
お昼時間を主に
在宅治療を行っております。

院内の診療日には
在宅診療の
往診にも必ず行きます。

在宅での基本的な診療は
鍼(はり)治療とお灸治療を
行います。

そのあとに

運動療法を中心に
関節を動かして運動機能の
改善と維持を目指していきます。

スポーツ選手へのコンディショニングケアとは
まるで違った治療になります。

毎日のように運動療法を行っていても
その日によって体調が変わるので

とても繊細な治療になります。

在宅診療の場合は
通院が困難な方のご自宅に
お伺いしますので

毎朝、毎朝
私が治療にやってくることを
待っていてくれます。

連日の猛暑ですので

『暑いですが、体調を崩されて
いませんかぁ?』
といった何げない会話から始まります。

ごくごく小さなことですが

『暑い中御苦労さま、先生』
の一言で、暑くても気合いが入ります。

最近は
熱中症のニュースが気になる
毎日ですが、

お伺いしているお宅でも
非常に室内温度が上昇している
場合がとても多く、

そのことがとても気になりますので
注意点はいつもお話させていただいていますが


私自身、暑さに強いかというと・・・

朝から晩まで猛暑の中、
テニスをやってきたにもかかわらず

暑さは・・・最近は苦手です。

選手時代に滞在していたアカデミーのある
フロリダは湿地帯であるために、とても湿度も高く
気温もすごく高い土地です。

シューズも1週間程度で
穴が開くことは珍しくありませんでした。

大学のあるアラバマ州も
フロリダの隣接州ですから

南部の独特の気候ですので
その暑さは中途半端なものでは
ありませんでした。

そのような中で
トレーニングやテニスに明け暮れていた
ことも、

残念ですが、
今になっては通用しませんね。

すっかり暑さに弱くなりましたが

往診では元気を持って走り回ることが
一番大切なことです。

しっかりと水分を補給しながら
過ごしていきましょう。

先日は
お昼の日差しが一番強い時間帯に

往診で走り回った後に、

そのまま、車でウエアに着替えて
ジュニア選手のコートでの指導に向かいました。

そして、
練習が終わると
そのままスパに直行して

汗を流してから院内診療に
もどりました。

往診⇒院内診療⇒往診⇒テニスレッスン
⇒スパ⇒院内診療・・・

自分でも、少しハードスケジュールだと
少し反省もあります。

治療やトレーニング指導も
やはり疲れた状態ではできないので

自分自身の体調管理も
十分に気をつけていきます。

この夏の時期は
私の身体をいたわっていただいて毎年頂く、
手作りの赤シソの黒糖黒酢ドリンクを
飲んで、夏バテ対策にしています。

油断するとバテテしまいそうな
毎日ですが

周りの方々からの
ありがたいご協力で乗り切ります。


 
医療 | 投稿者 井上正之 08:03 | コメント(0) | トラックバック(0)

手の指の靭帯損傷

『突き指しました』と
言って来院する子供たちがいます。

特に、
バレーボール部やバスケット部の
子供たちに多く目立ちます。

サッカーのキーパー選手も同じような
症状が多いです。

ボールが当たったという場合が多いですが、

そのほかに多いけがの原因としては

相手選手にぶつかったということも
あります。

いずれにしても
手の指に衝撃を受けたことを
受傷原因とします。

その中でも
多い症状としては

靭帯損傷というものです。

指の靭帯損傷で目立つのが
指先から2番目の関節の側の部分の
けがです。

側副靭帯というものです。

痛みやハレがあり、
時には内出血も確認できます。

この場合は
やはり早めの医療機関への
受診が基本となります。

レントゲン検査では
通常の指を動かさないで撮影
する方法と、
場合によっては
指を動かしての撮影があります。

動かしての撮影は
ちょっぴり痛みを伴うかもしれません。
(場合によっては、ちょっぴりではないかもしれません
ので、耐えてくださいね。)


側副靭帯の損傷の中には
靭帯の部分断裂なども発生します。

また、
靭帯が骨からはがれるような
症状として、剥離骨折の場合もあります。

当院に受診する
子供に多いのは、側副靭帯損傷と
剥離骨折です。

時には
骨そのものにキズが入り
骨折の症状を認める場合もあります。

とくに、
子供の時期には

成長線という骨端線というものがあります。

大人と違って
レントゲン撮影すると骨の端に
線が入っています。

この部分の損傷は
適切に処置していかないといけません。
成長段階では、とても重要な部分です。

このように
簡単に説明しても

指の損傷にもさまざまな症状が
ありますので、

きちんとした検査や治療が必要です。

たかが突き指といって、
昔ながらに、指を引っ張っておけば
大丈夫なんてことは
いけません。

けがをしたら
すぐに専門医療機関に受診しましょう。

また、
治療やリハビリ段階では
適切なテーピングはとても有効な
場合がありますので

そのスポーツの動きを理解している
先生にテーピングを指導してもらいましょう。

テーピングは
貼り方次第では
有効にもなるし
ただの気休めだけになってしまう
こともあります。

ぜひ、
夏の練習をがんばって活躍してくださいね。

医療 | 投稿者 井上正之 11:18 | コメント(0) | トラックバック(0)

地域医療

先日、
地域の皆さんが活動する団体さんより

講習会の依頼を頂き、その為の打ち合わせを
行わせていただきました。

働く女性を中心とした

健康管理のテーマを予定しています。


当院は
現在の地域に開業して10年になりますが

今回のように
地域の方々とのコミュニケーションは
非常にうれしい事です。

当院に来院される方々との
接点は、
院内において来院をされる
ことを待っている状況ですが

こちらから
出向いて多くの方々にお会いすることも
大切なことだと思っています。

今回は
誰でも・どこでも・いつでも・簡単に
いつまでも続けられるような
トレーニングを指導させていただく予定です。

トレーニングを
あらためて行うことを構えてしまい

なかなか運動のできない方々に
今後、積極的に活動していく予定です。




医療 | 投稿者 井上正之 13:18 | コメント(0) | トラックバック(0)

ジュニア選手の大会シーズン

この時期は当院に
子供たちが来院する事が多く

時間帯によってはまるで学校のようですが、

大きな違いは

保護者の方々が一緒にいることです。

保護者の方にとっては
子供たちの症状の様子が一番気に
なることでしょう。

同時に、
ジュニア選手の夏の大会シーズンでの
出場や合宿の参加などが
気になるところだと思います。

当院では
子供に対しても症状の説明をわかりやすく
行っていきます。

子供たちは
試合に出たい気持ちや
合宿に参加したい気持ちが
強いため、出場や参加することをあきらめることは
とても難しいことになります。

なるべくはプレイさせてあげることを考えますが
症状によってはストップすることもあります。

そこで、
前向きな休養の大切さを
いろいろなスポーツ選手などの
例題をあげてわかりやすく説明を
行うことで、

子供たちも積極的に治療に取り組む
ようになってきます。

保護者の方の中には
『明日からの試合に出れますか』
『3日後の合宿に参加できますか』

などと言った質問を受けることが
多くなってきます。

『もっと先の子供の成長を期待しましょう』
とお答えする事もあります。

やはり
ケガなどは早期の受診をすることが基本です。

子供の場合は
その治癒力が大きいために
早期の受診によっては
経過がすごく良好な事があります。

大事な夏のシーズンですので
体調管理と
トレーニングなどによる
コンディショニングによる怪我の予防にも
積極的につとめましょう。

当院でも
子供たちにとって思い出に残る
夏になるように協力できることを
願っています。





医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

夏のコンディショニング・冷え

夏場のエアコンなどによる冷えを訴える方々は
当院に来院される方々の中でもとても多いです。

しかし、連日の猛暑でエアコンなしの生活は
厳しいでしょう。

特に、冷え性の方にとっては
長時間のエアコン(空調)の効いた室内に
いることで、体調を崩すことも多いようです。

そこで、
そのような方々に
温冷交代浴といった入浴方法をおすすめする事が
あります。

暖かいお湯と、冷たい水を交互に浴びる方法です。
数回このことを繰り返し行って

最後に冷たい水で終わらせます。

絶対的なルールはありませんので

無理のない時間や温度、そして
水を浴びる身体の部分など

少しづつ馴らしていくのがよいでしょう。

例えば
暖かいお湯に浸かった後に、下半身に冷たい
水のシャワーを浴びます。

冷たい水のシャワーなどを身体に当てるのは
この夏の時期は、心地よいですが
寒い時期は少し厳しいです。

しかし、
この夏場から冷え性対策として
この温冷交代浴を始めていれば

寒い季節になっても
さほどツライ入浴法法ではなくなってきます。

この方法では

暖かいお湯によって血管の拡張がおきて
血行が向上したところで

冷たい水を浴びて、広がった血管を引き締めて
行きます。

そのことで
血管に拡張と収縮が起きて

ポンプ作用によって血行の促進につながります。

この方法は
心臓などの循環器系に負担もかかることが
ありますので、

体調に気をつけて行って下さい。

高齢の方や血圧の高い方、心臓に不安の
ある方など、体調に気になる方は

専門医の指導を受けてくださいね。

もちろん、
この方法はその効果などに個人差もありますので
注意して行ってください。

この夏場に
温冷交代浴を行うことで

おふろ上がりの汗を抑える効果もありますし、

自律神経の調整作用で低血圧の方の調整にも
効果がある場合があります。

また、血行促進による
疲労物質の除去にも効果がある場合がありますので

疲れ対策にも行うこともあります。

この方法は
骨折などのリハビリにも応用していく
方法ですので

ケガのリハビリとして専門機関でも指導します。

当院でも
ご本人の体調や健康面を確認して

温冷交代浴を指導する事が多いです。

安全面に注意すれば
とても手軽で効果的な方法です。


まだまだ
暑さの続く毎日ですので

お風呂の入り方も
少し工夫してみることも良いかもしれませんね。

とくに
テニスの練習後に

急に熱いシャワーや
冷たいシャワーを浴びるなどして

体調を崩すこともあります。

体力を落としがちなこの夏場では

入浴方法も気を使ってみることが
必要ですね。







医療 | 投稿者 井上正之 09:36 | コメント(0) | トラックバック(0)

太ももの痛みとストレッチ

腸脛靭帯炎という症状があります。

太ももの外側から膝の外側にかけて
痛みが出ることがあります。

ランニングや、テニスのような激しい動きや
ジャンプ系のような動きで多く見られます。

この症状についてはあらためて詳しく
書いていきたいと思います。

今回は、

この腸脛靭帯炎に影響を及ぼす筋肉に
ついて説明します。

それは
大腿筋膜張筋というもので

腸脛靭帯の上部とつながっていて
腸脛靭帯を引っ張り上げています。

したがって
腸脛靭帯を緩める為には
大腿筋膜張筋を緩めることが必要となります。

しっかりと
ストレッチなどをすることが望ましいです。

このように
筋肉の仕組みを知っていることで

簡単なストレッチで
大きな効果を生み出せるのです。






医療 | 投稿者 井上正之 08:42 | コメント(0) | トラックバック(0)

足の痛み(有痛性外脛骨)

有痛性外脛骨という言葉をきいたことがありますか。

あまり聞きなれないかもしれませんね。

足の内くるぶし(内踝)の少し手前の土踏まずあたりに
腫れや痛みを感じることがあります。

外脛骨とは
全ての人にある骨ではなくて
1割から2割程度の子供にみられるものです。

例えば、
スポーツをやっている子供などで
土踏まず周辺が赤くなって炎症を起こし、押すと痛み(圧痛)がある場合があります。

子供の場合は、
走っても痛い場合や、靴が当たっても痛いなどの症状があります。

検査は、
専門機関で行う必要があります。

当院では、
テニスやサッカー、バレーボール、バスケなどで、
この症状の子供達が目立ちます。

適切な、治療とリハビリ、
時には安静も必要です。

また、足底板(インソール)の処方が有効な場合が多く

当院でも、様々な角度から症状に合ったオーダーのインソールを処方していきます。

大切なのは、
まずは、保護者の方が子供の痛みを丁寧に聞いてあげてください。

そして、早目に医療機関を受診して、
適切な治療やリハビリ、そしてインソールや靴選び、

さらには、練習を休ませることも検討が必要です。

基礎筋力が不足しているにもかかわらず
テクニック練習にこだわりすぎないようにも気をつけましょう。

そして、
痛みがある場合は

根性だけで乗り切らないように気をつけましょうね。

子供の場合は痛くても、

スポーツが好きだから、
レギュラー争いに負けたくないから、
コーチが根性がないと言うから、
親が大丈夫だと言うから・・・・

などなど、様々な環境や大人の都合など

痛みを隠したり、気づかなかったりと言うことがあります。

当院でも、
そのような子供達が非常に多いのが現状です。

ぜひ、

大人が気づいてあげてください。




     スケッチしてみました





医療 | 投稿者 井上正之 09:14 | コメント(0) | トラックバック(0)

腰痛あれこれ

腰痛といっても症状は様々あります。

様々ある中から
『腰椎分離すべり症』と言う症状をご存知でしょうか?

腰椎は5つの椎骨から構成されています。

その腰椎に分離症状と腰椎が前方にすべってずれている症状が起きることを言います。

腰椎がすべることにより
腰神経の圧迫や馬尾神経の圧迫などによって

お尻や下肢にシビレや痛みが出現することがあります。

専門機関での検査をして
病態を把握して、治療とリハビリ、そしてトレーニングなどを計画的に進めていかなくてはいけません。

特に、
若い頃の腰椎分離すべり症などは
症状の出現がないこともあります。
さほど痛みや痺れなどを覚えないこともあります。

加齢と共に痛みやシビレの出現となり
この症状の存在を知ることも少なくはありません。

もし、
若い頃、
例えばジュニア選手などで
腰に違和感がでてきて検査によってこの症状と確認できたら

適切な治療を受けて
計画的なリハビリやトレーニングを実施しましょう。

当院でも、
ジュニア選手や学生選手の中に
腰椎分離すべり症の方が来院されます。

中には、まったくリハビリやトレーニングの知識もない場合があります。

その状況で
スポーツの激しい練習やプレーを継続していくことによって

将来に
何らかの影響が出てくることも可能性があります。

ぜひ、
正しい症状の理解とその後の取り組みに
注意して快適にお過ごし下さい。



        スケッチしてみました



医療 | 投稿者 井上正之 09:35 | コメント(0) | トラックバック(0)

足の指の骨折

ちょっとつまづいた、ぶつけた・・・

足の指をけがをしてしまったと来院される方も多いです。

特に、
小指(足の第5指)にムラサキ色のあざをつくっての受診が目立ちます。

足の小指はとても細い骨です。

例えば、
家具のすみにぶつけた、ベットの角にぶつけてしまった・・・など

ちょっとした突き指だと思っても
医療機関を受診して下さいね。

骨折している場合が多いんですよ。

その他には

捻挫のように足関節を内側にひねってしまった場合に小指とくるぶしの間あたりが痛みとアザが出来てしまった場合は

足の第5中足骨基部骨折という症状があります。

下駄骨折という別名があるのですが、
昔、下駄をはいていた時代に足をひねって骨折することから

この骨折の別名が付いています。

捻挫だと思って放置しないように
必ず、専門医療機関に受診しましょう

レントゲン検査も
ひねった時と同じような状態で撮影する方法を
行う場合があります。

この検査方法を考えると
やはり専門医の先生に診てもらいましょうね。

早期発見・早期治療で
元気な毎日を過ごしましょう。

医療 | 投稿者 井上正之 14:39 | コメント(0) | トラックバック(0)

梅雨時の熱中症

本日も早朝の往診に行ってきました。

今は院内での診療もはじまっています。

往診で
高齢の方の多くのお宅では

部屋の温度が高くて暑い場合があります。

体感が
厚さを感じなくても
部屋の温度が上がっていることがあります。

体温調整機能と体感温度(暑さを感じたり感じなかったり)と
実際の部屋の温度の間では

大きな誤差がある場合があります。

たとえ暑さを感じなくても
部屋の温度や湿度が高い場合には

エアコンなどで少しの温度調整も必要ですね。

知らぬ間に
熱中症にかかっていたという方を
この時期には診療や往診で診ることがあります。

もうしばらくの梅雨時期を
快適に過ごしたいですね。
医療 | 投稿者 井上正之 10:10 | コメント(0) | トラックバック(0)

成長期の膝の痛みの色々

成長期の子供達が
膝の痛みを訴えて来院される事はとても多いです。

膝周囲の症状としては様々なものがあります。

その中の一つに
『分裂膝蓋骨(ぶんれつひつがいこつ)』と言う症状があります。

あまり聞きなれない症状かもしれませんね。

そもそも膝蓋骨とはどこの部分かと言うと、

皆さんが知っている『膝(ひざ)のおさら』のことです。

その膝蓋骨が何らかの原因で分裂する症状が分裂膝蓋骨です。

その多くは成長期の子供たちで、特に男子に多く発生するものです。

痛みを伴なったものを有痛性分裂膝蓋骨と言います。
その反対に痛みを伴なわないものを無痛製分裂膝蓋骨と言います。

その多くは、膝の上方に痛みを訴えます。
もともとは無痛性で症状が確認されないで、サッカーや転倒などのケガが原因で痛みが出現してくることが多いです。

経過としては
スポーツなどを休止して、保存的治療といって手術をしないで治していきます。

多くは分裂している骨が癒合(くっつく)していくことが通常です。

また、正しい診察・検査・判断・治療・リハビリそしてトレーニングが重要になってきます。

専門医療機関を受診して
治療を受けて、リハビリとトレーニングに努める事が重要です。

特に、
間違ったトレーニングや練習の復帰のタイミングや内容により、その後の痛みの再発や他の身体の部分への影響も考えられますので、
専門機関での指導を受けてください。

当院に通院していた子供の中には、
骨がくっついて(癒合)から痛みもなくなってくると、
突然、リハビリに来なくなる子供が目立ちます。

その後、痛みの再発で再び来院してくることも少なくありません。

そのようなケースでは、大半がスポーツの練習などをすぐに開始するケースが目立ちます。

当然、当院ではリハビリとトレーニングの計画的な指導をしていきますが、

中には、試合が近いとか、レギュラー争いのため練習を休めないなどの理由で、焦って練習に出てしまう子供が多いです。

その責任は、
私どもも含め、やはりまわりの大人にあります。

医療機関・コーチなどの指導者、そして保護者の方々の皆さんが正しい知識と、子供の将来の大切さや可能性を考えて判断して、

子供達にとって一番良い選択肢を検討してください。

我々、医療機関でのアドバイスは院内や特別施設でのトレーニングなどは出来ますが、

一歩離れてしまうと、子供達は大好きなスポーツをしたくてしょうがないのです。

子供たちのコンディショニングは
適切な方法を選択することが重要です。



           膝のスケッチです。



医療 | 投稿者 井上正之 08:09 | コメント(4) | トラックバック(0)

テニスでのオーバーユースと手首痛

当院に来院される患者さんの中で

手首(手関節)に痛みを訴える方はとても多いです。

その中でも
テニスをプレーされる方で、手関節に痛みを持っている方は非常に多いです。

そのような方の症状として目立ってくるのが

『手関節のTFCC損傷』という症状です。

TFCCとは三角線維軟骨複合体といいます。

聞きなれない言葉かもしれませんね。

手首(手関節)を痛めてしまった場合には
多くの方は、手関節の捻挫や腱鞘炎と思っている場合が目立ちます。

このTFCC損傷は
手関節の小指側の痛みで、手関節でドアノブを回すような動作で
手関節を小指側に倒した場合に痛みが出ることが多いのが特徴です。

三角線維軟骨複合体は、
腕の前腕部(肘から手首までの部分)の2本ある骨の小指側の骨である尺骨という骨と
手のひらの小さな骨(手根骨)との間の部分で
クッションのような働きをします。

膝で例えると、半月板のような働きに似ています。

このTFCC損傷は外傷(手をついて負傷するなど)や
手関節の使い過ぎや、加齢による変性などが原因とされています。

ということは、

テニスでの場合はやはり、
手関節の使い過ぎが一番可能性が高いといえます。

トップスピンを沢山練習したり、
打ち方を変えたので手関節に負担が出たり、
サーブの打ち方で手関節にひねり過ぎたり・・・

痛みの発生理由は様々です。

腱鞘炎と思っていた方で、
もしかしたら自分の手関節の痛みは???
と思われる方は、今一度、専門医療機関を受診されることが大切です。

この症状の治療方法は
早期からの治療が何と言っても効果が出ます。

こじらせてしまうと、完治を難しく時間を費やすこともあります。

治療は
安静が大切で固定装具などで外固定を行います。
変性によるものなどで症状が強い場合は
関節内注射を行うこともあります。

リハビリの段階では
理学療法として電気治療機器を使用する場合があります。

TFCC損傷は確定診断が難しいため
早期の受診と適切な治療とリハビリが必要です。

皆さんの中で
手関節が気になる方は、早めに受診して下さいね。

それと、
治療を必要とされる方は、
テニスの練習などを必ず休んでくださいね。

このことは
多くの症状の時にも言えることです。

毎日のように練習されている方や
テニスが大好きの方は、休養する事を見失いがちです。

治療に来院されている方の多くに
『痛みが軽減してきたから、練習してみました~』
と言われる方がとても多いです。

まさにこのような状態が
慢性的に症状をこじらせてしまう原因になりかねません。

当院でも
もう少し我慢の必要な方が大半なのが現状です。

治療と休養は、長いテニスライフの中の少しの期間です。

治すためにはテニスを休む勇気(我慢)も必要です。

さらに、
治療によって改善されてきた方は
打ち方を見直すとともに、ステップワークや動き方を工夫してスウィング(打ち方)だけにとらわれずに
プレーの向上にチャレンジしてみてください。


   
  手関節をスケッチしてみました







医療 | 投稿者 井上正之 09:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

色々なアイシング方法

アイシングと聞くと
『ケガをした時に冷やす』
『練習や試合の後に関節や筋肉を冷やす』

などが一般的でしょう。

数ある中の一つの考え方として、
『プレーの前に冷やす』
『ウォーミングアップの前に冷やす』

という考え方があります。

アイシングで冷却した直後にウォームアップをしていく方法です。

少し特殊な方法ですから
冷やす時間の長さや、アイシングからウィーミングアップに切り替えていくタイミングなど、
経験やデーターが必要でしょう。

この考え方は
人間は寒かったり冷えてしまうと、体温維持をしようと体が反応します。

その体温維持の働きのときにウォーミングアップを行うことで血流が一気に上昇するという考え方です。

アスリートのスポーツ現場では以前より実施されている方法です。
ただ、その方の健康状態や体質も考えて注意して実施しないといけません。

この方法で短い時間のウォームアップでも効果的にプレーに入っていけることも考えられます。

私も治療やトレーナーの現場では
状況判断の元に実施することもあります。

しかし先に述べたように
様々な状況を判断して実施していくことが重要ですので
必ず専門家の判断の元に行ってくださいね。

梅雨時期はとても湿度が高くて
体調維持やスポーツパフォーマンスの向上には難しい状況が続きますので十分にお気をつけ下さい。
医療 | 投稿者 井上正之 08:56 | コメント(0) | トラックバック(0)

梅雨時期の注意

この季節、蒸し暑さとともに小虫が出始めますね。

アリや蚊などがちらほらと出てきますので、昆虫嫌いの人にはツライ季節に突入かもしれませんね。

そのような時期に受診される方の中に
『虫に刺されて、ピリピリします』
『腰や背中に違和感があって痛みがあります』

という話をされる方がいらっしゃいます。

そのような時に、
気をつける症状の一つに『帯状疱疹』というものがあります。

聞きなれない症状かもしれません。

見た目は
虫刺されや湿疹のようにも思えますので
ついつい放っといてしまうことも多い症状の一つです。

『ピリピリする』『違和感がある』といった症状を
感じることが特徴でもあります。

帯状疱疹は
早期治療が非常に大切になってきます。

症状が残ってしまうと『帯状疱疹後遺症』といって、
神経痛症状が続く事もあります。

この症状は
専門機関の受診が大切になってきます。

虫刺されのような小さな発疹があって
上記のようなピリピリ感や違和感が続くような場合は
早めに皮膚科などに受診されることをおすすめいたします。

虫さされシーズンなどに間違われやすい症状でもあるのが
『帯状疱疹』ですので、

頭の隅にでも、知識として覚えておいてくださいね。

少し分野の違うような症状に思われがちですが
当院のような機関でも、これからの季節に目立ってくる症状です。

それだけ皆さんにとっては
一見では分かりづらい症状のひとつなのでしょう。

医療の知識は難しいこともありますので
気になることは早めに専門機関にたずねることが
快適な毎日を過ごすためにも大切ですね。



医療 | 投稿者 井上正之 08:53 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスエルボーとウォーミングアップ

ケガしてしまった時に試合の出場があるとき、
その出場を迷うことは当然なことです。

最近、テニスエルボーの患者さんがとても多く、
その多くの方々が無理してプレーを続けていることが多いです。

治療者の立場からは、
治療と休養をアドバイスいたしますが、

場合によっては、
どうしても試合に出たいと言って無理して強行出場されてしまう方もいらっしゃいます。

どうしてもプレーしたいから、
そのときのウォーミングアップやストレッチを教えて欲しいとリクエストがあります。

ウォーミングアップなしでのプレーは筋肉に負担をかけて
更なるケガにつながることもありますので、
やはりウォーミングアップは必要でしょう。

しかし、
単純にストレッチを実施したり、強引に練習をしてしまうことは、テニスエルボーへの影響はよくありません。

炎症などのある肘の状態で、強いストレッチはかえって筋肉を緊張させてしまったり、痛みの誘発につながります。

そこで、
簡単に筋肉のウォーミングアップを狙った方法をお教えしています。

よく行われている肘部分に対するストレッチは
腕を真っ直ぐに伸ばした状態で手首を屈曲・伸展させて行います。
(手の甲のほうに伸ばしたり、手のひらのほうに曲げたりします)

これは、前腕部(肘より先の腕の部分)の筋肉群を伸ばす方法です。

しかし、これらの方法は肘への負担が大きくお薦めではありません。

簡単な方法で前腕部の筋群をアップ状態にするには、

腕をダラリと下に垂らした自然姿勢のまま、
手の平の『グー・パー』の運動をします。
ゆっくりと反復運動をします。

特に『パー』の動作ではゆっくりしっかりと指を開いてください。

手首の曲げ伸ばしのストレッチでは前腕部分の筋群を引っ張ってしまい、肘の部分に大きなストレスをかけてしまいます。

腕をたらして『グー・パー』をする動作では、肘部分へのストレスが軽減されます。

指の曲げ伸ばしのじゃんけんのような運動を繰り返して行えば、
前腕部の血流も向上して運動を行える準備が整います。

これは、リハビリテーションで行う方法です。
とても簡単で肘への負担も少ない安全なウォーミングアップですので、試してみてください。

同時にアイシングや治療も専門医療機関に相談してみましょう。

その他にも、
テーピングやサポーターなども適切な処置をされないと、
逆効果のときもありますので、注意してくださいね。



医療 | 投稿者 井上正之 07:54 | コメント(2) | トラックバック(0)

負傷時のプラス思考

ケガをした場合にしっかりと静養する・・・

なかなか出来そうで出来ないのが現実です。

当院には連日、多くの方々が身体の痛みや不調を訴えて来院されます。

例えば、
スポーツを職業とする方、
学生選手、
ジュニア選手、
お勤めされている会社員や自営業の方々、
毎日忙しい主婦の方々、
色々な習い事などをされている高齢の方々、

理由は様々でしょうが、

負傷された場合に、今ある状況を一旦停止の状態に変えることが出来るでしょうか。

子供がケガをした場合に、親や指導者がきちんと休養を指示できるでしょうか。

学生選手は、試合を目の前にして休養が出来るでしょうか。

お仕事がある方々がお休みを出来るでしょうか。

毎日忙しい主婦の方々や活動的な高齢の方々がゆっくりお休みを出来るでしょうか。

私は治療者の立場ですからやはり
ケガなどは徹底的に治してもらいたいと思います。

ケガは治すべき時期と言うものがあります。
『後でいいか』という言葉も聞くこともあります。

しかし、治さなくてはいけない時期を見過ごしてしまうと
その後に頑張って治療をしても遠回りになってしまいます。

実際に
当事者である方々にはそれぞれの都合があるので、
その環境から休養することは困難なことが大半を占めています。

特にスポーツをやられている方々が
その練習や試合の都合で休養をされないことがとても多いです。

子供の場合はレギュラー争いがある、試合のために頑張ってきた・・・・

様々な理由で、『早く治りますか?』 『プレーしてもいいですか?』との質問が非常に多いです。

私はそのジュニア選手の年齢や環境を考慮した上で
質問に対してお答えいたします。

今、目の前の試合やレギュラー争いでケガに対する影響が将来にどうなるかを説明していきます。

また、無理を押して練習しても痛みや違和感がある状況ではパフォーマンスは伸びてこないし、場合によっては身体のバランスもくずれてしまうことを危惧して保護者に説明していきます。

もちろん、このことはジュニア選手に限らず大人のスポーツ愛好家の方々にも丁寧に説明していきます。

子供たちの保護者の方々やスポーツ愛好家の皆さんが練習や試合の継続を強く希望されている場合などには、

少し不機嫌になる方や、すぐに納得される方々など
その状況は様々ですが、

今ある状況ではなくて
一歩先・・・もっと先・・・
を見据えて療養をしてもらえるように、

ケガや治療の細かい説明を同意していただくように話し合っていくように努めています。

最近、気温の変化などでケガも多発しています。
また、学生の場合は夏の試合シーズンに向けてのハードな練習で筋力以上の練習を実施してのケガも多くなっています。

スポーツは自己管理が何よりも大切です。
子供であれば周りの大人がその役目があります。

ケガをマイナス思考に考えずに
いかに療養期間中を過ごすかを考えて過ごしてください。

少し考え方を切り替えて頭をやわらかくすれば、
療養中には今まで出来なかった事を発見できるはずです。

常にプラス思考で行きましょう!!







医療 | 投稿者 井上正之 09:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

アイシングのススメ

スポーツをやる方なら『アイシング』という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

しかし実際にアイシングをやったことのある方は?

意外と経験のない方が多いことに驚かされました。

捻挫や打撲などのようなケガや、
スポーツをした後に肩が痛い、肘が痛い・・・

様々な痛みで治療を受ける方に、『アイシングをしましたか?』とたずねると、

ほとんどの方は『いいえ』、『アイシングってなんですか?』というような答えが帰ってきます。

アイシングは簡単に言うと、
『冷やしてケガの予防や治療などの時に行う処置のことです。』

細かい説明については
順を追って説明していきたいと思います。

今回は、アイシングの道具の説明をいたします。

冷やすのだから「氷?」と思う方が多いのではないでしょうか。

確かに氷は必要ですが、
冷蔵庫の中の氷を直接、肌に当てて使用する事は問題点があります。

一般的に日本の冷蔵庫の製氷庫などで作る氷は
温度が低すぎる為に、そのまま使用せずに

ビニール袋や氷嚢に氷と少量の水を入れて使用します。

氷が少しとけかかったような状態がアイシングに適しています。

スポーツ大国のアメリカの製氷機は日本のものとは違いアイシングに適しているという話を聞いたことがあります。

しかし、アイシングの現場では氷の取り扱いには気を使っています。

私がアメリカの大学の授業でアイシングについて説明を受けた時も、

アイスキューブと言って、紙コップに水をいれて凍らせたものを、アイシングの際にコップから出して冷却する患部などに当てていきますが、

やはり注意点として、
氷の表面を少しとかしてから使用する事をおしえてもらいました。  

皆さんも直接、氷を肌には当てずに少しとけかかった状態で使用しましょう。

その他には、
ジェル状のアイス枕のような商品も使用説明を読んでから、
使用することもよいと思います。

アイス枕のような商品は冷却時に徐々に冷えてきますから

ついつい気持よくて肌に当てっぱなしをされてしまう方がいらっしゃいます。

凍傷の原因になりますので、同じ位置への長時間の冷却は避けましょう。

こまめに冷却位置を動かしながらアイシングを行ってください。

では、
冷却スプレーは?

あくまでもケガをした現場での応急処置として使用しましょう。

大量に同じ位置への使用は、やはり肌を傷めてしまいます。

アイシングは
今ではスポーツ現場では当たり前の処置ですが

意外とその正しい方法を知らない方もいますので
あらたまって勉強する事も大切かもしれませんね。

アイシングについてはまた説明していきたいと思います。



家庭用の氷枕のようなジェル状の冷却する
商品をご家庭の冷蔵庫の中に用意しとくのも
おススメです!


医療 | 投稿者 井上正之 08:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

『はり治療』あれこれ

『鍼(はり)治療』といっても色々な種類があります。

当院でも人気の治療方法の一つですが、

はり治療を体験されたことのない方にとっては、どのような治療であるのかと色々なことを想像されてしまうのではありませんか。。。

はり治療の種類はその分類方法によって異なってきますが、

例えば、
東洋医学的な治療方法と西洋医学的な治療方法に分けてみましょう。

それぞれの特徴をみていっても、様々な見解がありますのでここでは簡単にお話しいたします。

東洋医学的な治療方法も細かく分類できますが簡単な見解としては、『つぼ』という言葉に代表する『経穴』という考えのもとに治療をすすめていくものがあります。

中国から伝わる伝統的な考え方で、皆さんが耳にするからだの『つぼ』を使って鍼(はり)を施していきます。

東洋医学の考え方はとても奥が深いですので説明を簡単にすることは難しいのですが、

一つの考えとして、
東洋医学は気の流れというものを診ていきます。その流れを「経絡」といって、その流れの中の治療ポイントが「経穴」という『つぼ』にあたるものです。

経絡そして経穴は体中に沢山ありますので、興味のある方は調べてみると、新たな発見があることでしょう。

その『つぼ』のとらえ方にも様々な考え方があります。
それが一番難しくて、ここでは語り尽くせないほどの奥深い理論になります。

このように、経絡を流れる気を『つぼ』を使っって調整していく方法で自分自身の治す力(自然治癒力)を向上させていくのが、東洋医学の考え方です。

では、
西洋医学とういうのは、
一般的に日本で行われているもので、外科的な手術や薬を使った処方などが特徴の医療です。

鍼の治療も、この西洋医学の考え方のもとに施していく場合もあります。

例えば、身体の神経組織や筋肉組織に対して、その効果を考えて鍼を施していきます。

OOO神経の支配しているOOO筋肉に鍼を施すことによって、血行の改善を考えていく・・・といったものなどがあげられます。

現代医学の進歩によって科学的に証明されているようなものに対してアプローチしていきます。

このように東洋医学・西洋医学のそれぞれには特徴があります。
治療をする際には、患者さんにとって一番よいであろう方法を見つけ出していくことが医療人の役目です。

みなさんが、鍼治療を受けてみたいな~と思った際には、
まず専門機関の先生とお話になってどのような治療方法を実施していくかをお尋ねするのもよいかもしれませんね。

これはインフォームドコンセントといって医療を受ける方と施す側が話し合って説明と同意のもとに最善の方法をみつけだして治療を進めていくものです。

ぜひ皆さんの健康にとって良いことを見つけ出して快適な毎日を過ごしたいですね。



トレーナーバックに入れていく鍼(はり)治療・お灸セットの一部です



医療 | 投稿者 井上正之 08:37 | コメント(0) | トラックバック(0)

カカト~ふくらはぎ の痛み

テニスを練習している子供たちがケガなどで来院する症状の中で、

カカト部分からふくらはぎ部分の痛みを訴える場合があります。

カカト部分の痛みでは、
カカトの底の部分の痛み(カカトの足底部)、
カカトの後方部分の痛み(アキレス腱の付着部)、

ふくらはぎ部分の痛みでは、
ふくらはぎの下部、中間部、上部など
さらに細かく分けると、ふくらはぎの内側、中間、外側など

このように簡単に分けても様々な部位での症状が考えられます。

それぞれの詳細は順を追ってブログでお話しをしていきますが、
今回はカカトの後方部分の痛み(アキレス腱の付着部)について考えてみます。

アキレス腱の痛みでも、いくつかの症状があげられます。

その代表として、アキレス腱炎、アキレス腱滑液包炎、アキレス腱周囲炎などがあります。

その中のアキレス腱炎と周囲炎との症状の差はほとんどありませんが、その炎症箇所に違いがあります。

アキレス腱そのものに炎症があるのがアキレス腱炎で、
アキレス腱の周囲の疎性結合組織に炎症が出るものをアキレス腱周囲炎といいます。

少しややこしいと思ってしまいますね。

これらの治療法はほぼ同内容となってきます。

先ず炎症部への負担となる動作を控えて、アイシングや消炎剤(湿布など)を施していきます。
また、理学療法と言って医療機器での電気治療も有効となります。

症状が強い場合は、注射による治療も検討していきます。

症状が軽減してくれば、リハビリ運動とその後の筋力強化も必要となります。

場合によっては、予防や治療目的でインソールも有効となります。

通常、これらの症状は使い過ぎによる症状の出現が主になってくるのですが、
最近の子供たちの多くは、使い過ぎではなくて、
日常での筋肉の運動量が少なすぎて、その発達や筋力不足が原因であるということです。

筋力不足の状態で急激にスポーツの練習を実施したことにより炎症が発生しています。

この問題は
様々な意見や考え方があるのではないでしょうか。

一つ言えることは、
競技の練習をしたい(又は、させたい)がために、テクニック練習にこだわってしまい、基礎筋力の習得が見失われがちということです。

子供本来の運動である『走る』『飛ぶ(ジャンプする)』という動作が遊びや日常行動の中でとても減少しているように思います。

当院に受診する子供にたずねることがあります。
それは、『遊んで走っている?』
答えがなく、キョトンとしている子供が目立ちます。
 
このことがすべてではありませんが、
やはり子供の成長期における運動は日常生活の中で多くが養われるのです。

週末だけの習い事のスポーツ練習で急激なテクニック練習で偏った筋肉運動で痛みの発生が出やすいという現状ですので、スポーツ指導においてもテクニック重視だけではなく基礎筋力アップのトレーニングや遊びの感覚の運動なども検討していくことも大切だと、思うことが多々あります。

このことは身体のほとんどの部位のケガや痛みについて考えられます。

適切な治療の医学的な処置と、日常的な運動とスポーツの中での専門的なトレーニングや練習がバランスよく行われることが必要なのでしょう。

週末がやってきました。
子供たちが元気よく楽しんでいると大人たちも元気をもらえますね。

今日も今から往診で運動グランドの脇を通っていきます。
きっと元気な声が響いていることでしょう!




    カカトの簡単なスケッチをしてみました。
医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスでの膝の損傷

膝の怪我は多くの症状があります。
その中の一つに
『膝の内側側副靭帯(MCL)損傷』というものがあります。

当院に来院する症状の中でも多いケガです。

たいていは転倒した際に膝を捻ってしまったり、スポーツで相手選手との接触転倒や

テニスの場合は
オムにコートなどで砂に足が引っかかって転倒するときに発生しやすいです。

膝の捻挫として簡単に処置されててしまうと、靭帯の断裂などでは悪化の恐れもあります。

症状の程度によっては
ギプス固定や重症の場合は手術も検討されます。

症状は3段階に分かれて
①靭帯が伸びたり微細な断裂がある
②靭帯の断裂が多数ある
③靭帯の完全断裂

このように症状によって段階があり処置も異なってきます。

基本は手術をしない保存療法といって固定をして安静を保ちます。

重要なのは
やはりリハビリが完治に大きく影響します。

専門医療機関で専門のリハビリスタッフにメニューを実施してもらうことが重要です。

またスポーツ復帰には
リハビリと同時に、サポーターやテーピングも必要な場合があります。

膝の側副靭帯は半月板と言った軟部組織と密接な関係にあるために、半月板の損傷も合併していることが多いので注意が必要です。

膝を完治させないと、将来、歩行に大きな影響を及ぼします。
特に、高齢になったときには膝の健康がその方の元気のバロメーターにつながるほど、膝は重要な部分ですので完全治癒を目指してください。


 
膝を曲げたときのスケッチをしてみました

医療 | 投稿者 井上正之 06:06 | コメント(2) | トラックバック(0)

ネットワーク医療

当院には様々な方が連日来院されます。 

また、通院困難な方々の場合には在宅医療として往診を行います。

受診される方は、様々な症状で様々なバックグラウンドを持っております。

治療は、まず出来る限りの情報をお聞きしてから進めていきます。

また、
来院される方の多くの割合で、
病院やクリニックなどの専門医療機関からのご紹介や指示に従って当院を受診されます。

整形外科・内科・脳神経外科・外科・心療科・・・
科目は色々ですが、担当医師の先生の指示に従って当院での診療を進めていきます。

特に、体調がすぐれずにシビアな方の場合は担当医師の先生とのネットワークがとても大切になります。

現在の地域医療は
各種医療機関などがネットワークを構築して取り組んでいます。

当院も、
専門医療機関と提携を保ち安心医療を心がけています。

また、日頃より医療について積極的に勉強をしてさらにはコミュニケーションのために積極的に行動していくことが必要ですので、フットワークをつけて取り組んでいます。

患者さんは痛みを訴えて来院されてきます。
と同時に、不安な気持ちも抱いて医療機関を受診されてくると思います。

少しでもそのような気持ちを和らげていただくために、
スタッフも笑顔を大切にしております。

私もエネルギッシュに日々を過ごしたいと思っています。

そのためにも日々身体を鍛えておかなければならないと思う瞬間です。


医療 | 投稿者 井上正之 07:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

走りまわってのコンディショニング

院内での診療は3連休となります。

ですが、連休中も
往診のため早朝から何軒ものご家庭をまわっています。

このゴールデンウィーク中は素晴らしい晴天でまさにお出かけ日和ですが、

体調の都合で外出が出来ない方には、せめて元気なエネルギーをお届けしたいと走り回っています。

いつもお伺いしている方々には沢山の話を聞かせていただきます。
昨日の朝は、
戦前日本の様子についてやその頃の日本人の礼儀や優しさについての話を聞かせてもらいました。

テレビや書物でその頃を知ることはあっても、直接その時代を過ごして来られた方々から話をうかがえることはとても貴重であり有難いことです。

ご家族の方には『先生、いつも同じような話ばかり聞かせてしまってごめんなさいね』と言われます。

『いいえ、とても貴重なお話です』と言った会話を残して帰宅しました。

学生の頃には、このような話がどれだけ貴重だと思えたかはわかりません。

今、自分の年齢になって初めてそのことが理解できて貴重だと思えるのだとわかり始めた瞬間でした。



医療 | 投稿者 井上正之 08:20 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスで転倒して骨折

テニスで転倒して骨折・・・という見出しですが、

そのよう状況を想像してみてください。

例えば、
オムニコートで足を滑らせようとした際に、砂が片寄っているところで靴にストッパーがかかってしまいつまづいて転倒してしまった場合に、

当然、ラケットを握っていますので転倒も派手になってしまいます。

転倒の角度によっては『肩関節の負傷』『上腕部の負傷』『肘関節の負傷』『前腕部の負傷』『手関節の負傷』『指関節の負傷』など様々な症状が発生します。

他に何かを手に持っているときの転倒としては、

杖をついての歩行の際につまづいてしまい転倒、
買い物の荷物を持っているときに転倒、・・・など

そのような時には、
何も持っていない手を地面に着いてしまうことが考えられます。

その時には、着地した手に体重が乗ってしまうので手関節に大きな負担がかかります。

そのような状況で発生することがある症状として
今回は数ある症状の中から、『舟状骨』の骨折を考えてみます。

細かい骨がたくさん存在する手には28個の骨があります。

その中の一つ、舟状骨とは親指の付け根よりやや下で手関節(手首)のところにある骨です。
その形状が舟に似ていることから舟状骨と呼ばれています。

転倒の際に、
手関節を反った状態で着地した場合に負傷しやすいのが、この舟状骨になります。

舟状骨は栄養血管の位置の都合上、骨折した際にはその状態によって治療方法や治療期間が違ってきます。

特に骨折線(亀裂位置)や骨のずれ方(転位)によっては骨がくっつきにくくなり偽関節(骨がくっつかないで動いてしまう状態)が発生しやすいのが、この骨折の特徴です。

手関節の負傷で痛みが軽度だったり変形や内出血がないような場合に捻挫と勘違いしてしまったりして放置してしまうと

その後の日常生活にも大きな影響が出てしまいます。

テニスでの転倒に限らず、転倒による手関節の負傷の際に違和感が強い場合には、
専門医療機関を受診して下さい。

また、
指示されたリハビリなどもしっかりと実施してから、焦らずに時間をかけて治療を進めて、完治させてからテニスなどのスポーツに復帰する事をおすすめします。

焦りは禁物ですよ!



        手の骨をスケッチしてみました!


もしも
『テニスでラケット握ったまま転倒しそうになったら』・・・

大切なラケットですが、手放してください
そして、バンザ~イの姿勢で着地しましょう
(負傷の度合いが最小限に食い止められる姿勢ですよ)

もしも、このことを覚えていたら・・・の話ですが!

くれぐれもケガには気をつけてくださいね!
医療 | 投稿者 井上正之 09:12 | コメント(0) | トラックバック(0)

肩の症状

テニスで肩を痛めてしまったら・・・

テニスでの肩の痛みの症状は様々ありますので、その症状の判断が重要です。

その例として・・・

『上腕二頭筋長頭腱炎』『肩板炎』『インピージメント症候群』『三角筋炎』『ルーズショルダー』『リトルリーガーショルダー』・・・・

その他にも多数の症状があります。

症状により、治療方法やリハビリ方法、そしてトレーニング方法なども様々です。

特に、スポーツに復帰する際には、ケガの原因を理解したら、次にその症状の予防方法も正しく理解して下さい。

テニスでの動き方や身体の使い方、スウィングの方法など、すべてのバランスがとれていないと再発症の恐れもありますので注意が必要です。

時には肩の症状でも、足元のバランスが崩れているために身体の軸がぶれて、上半身のひねりが効果的に出来ずに、その歪みが肩関節の動きの負担となることもしばしばあります。

ですので、治療には身体の全てのバランスを細かく診て行きます。

時には、足元のバランス改善にインソールを処方することが有効な場合には、バランス矯正を考えてインソール作製も行います。

治療やコンディショニングは身体を直接的に施術するだけではなく、プレースタイルなども考慮して各関節のバランスも診て行きます。

私のコンディショニングの例としてテニスの練習で肩を痛めてしまった選手のリハビリの場合はその他にも別角度からアプローチもしていきます。

『どこの筋肉を意識して』『肩以外の筋肉も強化して』『どのようにバランスよく下半身~体幹部~胸部・背部~腕などの一連の動きを行うか』など丁寧に分析して正しいショットやプレーへと導いていきます。

肩のケガでも、痛めた部分(局所)だけ治療するのではなくて、身体の全てのパーツの使い方と動きを分析していくことが、完全復活とプレーの向上につながりますよ。

もしも、ケガをしてしまった場合でプレーを再開する前には、痛みがなくなったからといって、すぐに全力での練習に入らずに徐々にプレーの質と量を上げていってください。

例えば、
チューブトレーニングも代表的なトレーニングです。
細かくメニューを作成して実施できるといいですね。



次回の記事は
昨日開催いましたインソール作製会について
レポートいたします。

この場をお借りして、

お忙しい中、わざわざ足を運んでいただいた多くのお客様に
心より御礼申し上げます。有難うございました。
また関係者の方にも心より感謝申し上げます。
有難うございました。
医療 | 投稿者 井上正之 07:34 | コメント(0) | トラックバック(0)

膝の痛みとコンディショニング

『膝が痛い』

この症状は、特に多いです。
年齢・性別・生活習慣・スポーツ・ケガ・・・

様々な方々が膝の痛みで来院されます。

さて、
『タナ障害』という言葉を聞いたことはありますか?

当院には、スポーツ選手が連日来院するために、
タナ障害の方も少なくはありません。

聞きなれない症状でしょうか。

タナとは膝蓋骨(膝のお皿)とその上の骨(大腿骨)の間に存在する内側の膝蓋滑膜のヒダのことを言います。

約半数の人に存在すると言われていますが、皆さんはあまり聞いたことが無いかもしれませんね。

膝を酷使することでその部分に炎症が起きて痛みや違和感が出たり、圧痛(圧迫すると痛みが出る)や曲げ伸ばしの時に引っかかり感が出たりします。

テニスでも膝の曲げ伸ばしや前後左右の激しい動きとストップモーションで膝には沢山のストレスがかかります。

他の競技では、
バスケットボールの実業団選手やバレーボールの実業団選手などジャンプ系の方々が多く治療に来られます。

治療は、第一に炎症の除去を目指します。
リハビリ過程では、各種理学療法の治療機器を施し、経過次第では周辺筋肉群を整える目的で鍼灸やマッサージ、そして筋力強化なども行っていきます。

もちろん、根本的な『動き』を観察・理解しプレースタイルやステップワークなども意識していくことが必要です。

試合シーズンなどシビアな状況での休養などは難しいと思われがちですが、
基本は安静が治療の第一歩ということも理解しましょう。

この症状は数ある膝の症状の中の一つですので、
専門医療機関での検査をして症状を理解してから、正しい処置やリハビリを行うことが必要です。

膝が痛い・・・と言っても様々な症状がありますので注意して下さいね。




医療 | 投稿者 井上正之 09:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

プロ・ストリンガーとしてのケア

大変お世話になっていますテニスのストリンガーさんがコンディショニングにお越しになりました。

その方の張り上げの技術は、任せておけば間違いなしの完璧な仕上げでとても素晴らしいです。

ストリンガーさんと言えば、
ラケットのガットを張りあげるお仕事ですので、
手首(手関節)や指関節、そして肘関節を酷使されている状態です。

その方は、テニスの指導もされているので、その影響が重なり合い各関節への負担も出てくるのだろうと思われます。

何年も前から試合に出たり、またコーチングの仕事でお忙しくしている頃より、
パーソナルでコンディショニングも担当させていただいています。

長い間ずっと身体を診させていただいてるので、わずかな変化もすぐにわかります。

今回、身体を診て行くと、
最近ガットの張り上げが多くなってきているようで、
筋肉の状態に疲労がみうけられました。

ガットを張る動作や、最近のテニスでのプレーの状況をお聞きして、時間をかけて最善のコンディショニングをしていきました。

ストリンガーさんは、ご自身の腕の状況に少し違和感があったので、すぐに当院に来院されました。

このようなプロ意識は凄いことです。

ついつい忙しいと、違和感があっても放ってしまいがちなことが多いですから、早急にケアをすることは理想的です。

テニス界では、第一線で活躍される選手のバックアップやテニス愛好家の方々が楽しくプレーできるように多くの方々が携わっているのですね。

私も色々な角度からテニスに関われていることをあらためて実感する瞬間でした。




   ◆オーダー・インソールの作製会(平成22年4月25日)は
   満員につき締め切りとさせていただきました。
   ありがとうございました。
   次回の作製会は日程が決まり次第お知らせいたします。


医療 | 投稿者 井上正之 08:41 | コメント(0) | トラックバック(0)

ジュニア選手のケガと治療

『いつ頃から練習(試合)ができますか?』・・・

そのような質問をケガをしてしっまった子供のご家族から、受傷直後にたずねられることが多くあります。

例えば、
ジュニアテニスのトーナメントの年間スケジュールは、大きく分けると、
春休み・夏休み・冬休みに大きな試合が実施されています。

ですから、試合に向けての練習も過密になり、ついがんばり過ぎて、ケガも多く発生します。

多くの場合は、
テクニック練習が優先となり、身体の基礎筋力アップのトレーニングが不足していることが目立ちます。

子供たちの筋肉量をはるかに超えた練習量が多いように思われます。

このことはテニスに限らず、ほとんどの競技のジュニア選手に共通していることも現実です。


さて、もしもあなたが選手の親の立場で、自分の子供が試合直前の練習でケガをしてしまったら、どうしますか?

試合に無理してでも出場させますか?
それとも、しっかり治療をして完治させるために試合をキャンセルしますか?

もしも、同じ状況の指導者の立場なら、どちらを選択しますか?

非常に、難しい選択ですね。

治療者の立場なら、やはり完治を指示します・・・

そのような時、
キャンセルをするご家族や関係者の方々の判断する勇気をしっかりと理解して、適切なアドバイスをするように心がけています。

私は治療者でありますが、同時に、ジュニア選手を大勢指導してきましたコーチでもあります。

もちろんご家族の気持ちはよく理解していますが、将来のあるジュニア選手の場合は、ケガによる今後の影響が危惧される場合は、勇気を持った選択をしなくてはなりません。

ケガをしてから無理を押して頑張らせるのではなく、
ケガをしないように、日頃から身体作りのトレーニングを頑張らせることが大切になってきます。

特に、将来に可能性を無限大に秘めているジュニア選手のためには、ケガの無い身体づくりを目指すことが最優先でしょう。

特に、ジュニアテニスの世界では、年間の試合のポイント獲得のために、指導者の方々や親御さんが焦って判断しないように、医療人がバックアップしていくことも大切ですね。

ジュニア選手がプレーの技術向上の練習のほかに、強い身体作りを目指せるように、益々のトレーニング環境やコンディショニング環境が充実していくようにこれからも頑張って活動していきます。

未来の星を目指すジュニア達を応援しています。


          トップジュニア合宿(NTCにて)


  下記の作製会(平成22年4月25日)は
  満員につき締め切りとさせていただきました。
  ありがとうございました。
  次回の作製会は日程が決まり次第お知らせいたします。


 ◆◆オーダー・インソール作製会のお知らせ◆◆ 

 自分の足に合わせてのオーダー・インソール作製会
 (今回はSuperfeet カスタムインソール)を実施致します。
 
 日程 : 平成22年4月25日(日曜日)
 会場 : えすぽわーる伊佐沼(埼玉県・川越市)
 問合せ: 049-224-3210
       えすぽわーる伊佐沼 テニス担当者まで


医療 | 投稿者 井上正之 07:22 | コメント(0) | トラックバック(0)

コミュニケーションと医療

尊敬する医師がいらっしゃいます。
 
患者さんのお話をとても丁寧に優しく聞いている姿に、とても感動したことを今でも覚えています。

同じことを繰り返し繰り返し・・・その話を聞いて、相手の方が理解・納得するまでお話を聞かれていました。

医療は、人と人のコミュニケーションが最も大切なのでしょう。

どの仕事も同じですが、
自分にとって会話する相手が大勢の中の一人であっても、その相手の方から見れば自分(私)は、唯一の一人かも知れません。

日々の診療のときや人と接するときには、そのような気持ちを忘れないように務めていきます。

初心にかえる、四月の新年度の一日でした。






◆◆オーダー・インソール作製会のお知らせ◆◆ 

 自分の足に合わせてのオーダー・インソール作製会
 (今回はSuperfeet カスタムインソール)を実施致します。
 
 日程 : 平成22年4月25日(日曜日)
 会場 : えすぽわーる伊佐沼(埼玉県・川越市)
 問合せ: 049-224-3210
       えすぽわーる伊佐沼 テニス担当者まで
医療 | 投稿者 井上正之 06:45 | コメント(0) | トラックバック(0)

『テニスエルボー』と『はり治療』

テニスエルボーは、
来院する患者さんの中でもとても多い症状です。

当院では、
計画的に治療とリハビリ、そしてトレーニングを実施して、復帰のための練習メニューまでをトータルで診ていきます。

それと同時に、
セルフケアを徹底して行っていただきます。

治療の中では、様々な治療機器や手技治療を取り入れていきますが、
その中で『はり(鍼)治療』はとても効果的であり、人気のある治療です。

当院では、はり(鍼)治療を希望される方へ施術をしています。また、症状改善のためにはり(鍼)治療が有効と思われる方にもお勧めしています。

はり(鍼)治療は、スポーツの現場でも取り入れられることがとても多いです。

治療者は、その方法と実施の時期を慎重に検討していきます。

はり(鍼)はとても細くて髪の毛程度の細さで痛みはほとんどありませんので心配いりませんよ。
もちろんディスポーザル(使い捨て)ですので安全です。

「怖くないですか~」と質問されていた方ほど、はり(鍼)治療がお気に入りなる方が多いんです。
特に女性に人気の治療です。

テニスエルボーかなと思った際には、早急に専門医療機関を受診してください。
症状によって、はり(鍼)治療を行わないほうがよい場合もありますので担当の先生に相談して下さい。

もちろん、痛くならないように日頃のトレーニングやコンディショニングが何よりも大切ですね。






医療 | 投稿者 井上正之 08:03 | コメント(0) | トラックバック(0)

医療現場で学ぶこと

スポーツ選手や学生、そして子供たち・・・
多くの方々が来院をされて、多くの症例の診療を実施していますが、
同時に、往診での在宅治療も毎日のように実施していますと、
様々な環境での診療の判断が必要になります。

地域医療で学んだことが積み重なって、スポーツの現場での治療やコンディショニングに応用していくことも多々あります。

往診などの特長の一つは、
日常の会話から高齢の方々から様々なことを教えていただきます。
その中には多くの子供たちに伝えたくなるような知恵や教えなどが沢山あります。

昨日も、朝から色々な生活の知恵や日本の歴史を教わってきました。

高齢者の方々と子供たちを結ぶ機会があれば良いと思う今日この頃です。

何か形にしてコミュニケーションをとっていければと思います。




医療 | 投稿者 井上正之 07:46 | コメント(0) | トラックバック(0)

テーピング指導

近年、登山が大人気ですね。
自然を満喫してしまうと、またその感動を体験したくて山に登るのでしょう。  

年間に平均50回以上は登山をしていらっしゃる方から、テーピングの方法を教えてほしいと話がありました。

山ではケガをした場合でも、基本は自力で下山しなくてはならないといいます。

どのような山でも準備はしっかりと必要ですので、セルフケアのためにテーピング方法を知識として習得しておくことをお勧めいたします。

今回の登山の愛好家の方は高齢でいらっしゃいますが、その筋力は登山によってバランスの良い状態を維持されています。
とても素晴らしいですね。

今回は、
ご自身で簡単に出来るテーピング方法を説明させていただきました。

とても流行っている登山ですが、気軽に登れる山であってもしっかりと準備を心がけて下さい。  

新緑の季節が待ち遠しくなって来ました。



医療 | 投稿者 井上正之 08:00 | コメント(0) | トラックバック(0)

休養の大切さ

以前、
あるスポーツ競技の日本代表選手のコンディショニングを実施した際に、ケガ後の復帰のための試合出場について話し合いました。

当然、選手にしてみれば代表選手であるからには試合に出場したいのでしょうが、コンディショニングとリハビリのためにしばらくプレーを休んで完全復帰を目指して、積極的な休養を選択しました。

選手がプレーを休む判断は、様々な想いと複雑な環境が絡み合って、とても大変なことです。

しかし、今だけでなく、もっと先の自分自身を見つめることのできる気持ちはとても素晴らしいことです。


もしも皆さんの体調やコンディションが良くないときは、『積極的な気持ちで休養をとってください。』

コンディションがベストの状態ならば、パフォーマンスも素晴らしくなりますよ。



医療 | 投稿者 井上正之 06:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

ジュニア選手のコンディショニング

学校が春休みのこの時期は、
ジュニア選手がケガで次々と来院してきます。

例えば、
ランニングの長距離の練習が多くなるときに発生しやすい症状として、『腸脛靭帯炎』という膝の外側の少し上の部分(膝の外側上顆)に痛みを発生することがあります。

その原因は様々ですが、その中のひとつの理由として
走り方や動き方が、足の内反傾向(足の小指側・外側に重心が乗りやすくなる場合)などの場合に症状が出ることがあります。

治療は局所の炎症を除去することに始まり、回復傾向になったら丁寧に筋力アップを目指します。

最近の子供たちの多くの割合で、偏平足が見られるのですが、そのような足の場合は下肢(脚全体)の筋肉の成長にも大きく関わってきます。

バランスのいいステップワークの必須条件として、下肢の筋力のバランスとその使い方があげられます。
 
ぜひ、家族の方々は子供たちの歩き方や、足の裏の形(足底筋)も気にして下さいね。

ケガの原因を見つけ出す際には、局所的に追及せずに、身体のバランスをみてあげることも大切です。



医療 | 投稿者 井上正之 06:11 | コメント(0) | トラックバック(0)

スウィングで骨折

テニスやゴルフのスウィングで骨折なんて?!
と思われるでしょうが、意外と多い症状で多くの方々が来院されます。

また、くしゃみや咳でも骨折が発生してしまうこともあります。

それは『肋骨骨折』です。

過剰な筋収縮や、疲労骨折ということで肋骨は損傷してしてしまうことがあるのです。

診断では、
肋骨の骨折は、レントゲン検査では骨折が判定できない場合もあります。
また、肋骨には肋軟骨という部分もあり、その部分はレントゲンに写らないため、骨折診断が困難なこともあります。

多くの場合、診察所見や問診内容などによって、骨折を診断していきます。

ただし痛みが続く場合は、1ヶ月前後(個人差があります)くらいで再診して、レントゲン検査をすると仮骨形成(新しく骨をつなぐ状態)が出てきて骨折の確認ができる場合があります。

また、骨折ではなくても、肋間筋という筋肉部分の損傷によっても、同様な症状がでますので、専門医の診察が必要ですね。

いずれの症状でも、治療では合併症(気胸・血胸など)に注意を払って、『バストバンド』といった固定バンドを使用します。
 
自分の筋力の強さで負傷してしまうこともあるのですが、その背景には筋力のバランスの不均衡や筋疲労などもありますので、体調管理にはお気をつけ下さいね。







医療 | 投稿者 井上正之 06:31 | コメント(0) | トラックバック(0)

靭帯損傷

プレーの中で、横方向の動きが多いテニスのケガの中では、捻挫はとても多いケガです。

そのような捻挫にも色々な症状があります。

その中でも『靭帯の断裂』は、捻挫の中でも症状が重くなりますので、しっかりとした処置が必要になります。

捻挫で検査をした場合、
レントゲン検査で骨折なしと診断され、単純な捻挫として扱われ、特別な検査の追加や処置が施されないことがあります。

捻挫は靭帯の損傷程度によって、その処置が大きく変わってきます。

その靭帯の損傷程度を丁寧に検査してもらうことがポイントになります。

例えば、
足関節を捻ってしまい、症状の悪化が大きい場合に靭帯の損傷度合を検査する方法として、透視レントゲン装置での検査があります。

一般的には、レントゲン検査では静止した状態で検査しますが、透視の場合は動画のようにレントゲン検査をします。(プリントは静止画です)

そのような検査では靭帯の可動域などを判断して靭帯の損傷の程度を診ていきます。

靭帯の断裂は、経過日数や症状などによっては癒合しない場合もありますので、適切な処置が必要です。

実際に、
捻挫癖のあるジュニア選手などの中には、過去の捻挫で靭帯が断裂していたということもあります。

ただ、このような場合でも、丁寧に今後の捻挫予防とパフォーマンス向上を目指して、しっかりと対応をしていけば心配ありませんよ。

当院では、
捻挫に対して、症状の程度によっては専門医療機関と提携して、検査・処置・治療・リハビリ・トレーニングといった一連の対応をしています。

場合によっては、オーダーインソールの処方もベストパフォーマンスにつなげる一つの手段です。

いずれにせよ、ケガの無い毎日を過ごしたいですね。




医療 | 投稿者 井上正之 08:46 | コメント(0) | トラックバック(0)

五十肩?

テニスを楽しむ40歳台くらいからの年齢の方で、肩が突然痛くなったということで、『五十肩』ではないかと悩まれている場合があります。

お悩みの方(Aさん)が、
肩を痛めた経験のあるお友達(Bさん)に尋ねたところ、その方(Aさん)の年齢と、症状が腕を高く上げれないということで、『それは五十肩だよ』とお友達に言われましたがなかなか症状が改善しない、

と言うような相談を受けることがあります。

痛みの発生時期や、痛くなった時に何か腕や肩を酷使してないか、または、痛みの種類や痛くなる時間帯などを、丁寧にお聞きしていくと・・・・

『五十肩』ではなくて、肩の筋肉や腱、関節内部や関節包などを負傷してしまっていることがあります。

特に、肩の痛みはテニスのケガの中でもとても多い症状ですので、必ずきちんと専門の医療機関に受診されることをおススメいたします。

肩の症状によっては、治療方法などがまるっきり違ってしまう場合がありますので、注意して下さいね。



肩のスケッチをしてみました。

医療 | 投稿者 井上正之 08:49 | コメント(0) | トラックバック(0)

『腰が痛くなる前に・・・』

春のぽかぽか陽気と満開の桜が待ち遠しいですね。

3月、4月の季節には、『腰が痛くなる方』が多い事を知ってますか?
『あれっ、寒い時期に多いかと思ったけど』との声が聞こえそうです。

特に『ぎっくり腰』が多い季節なんですよ。

『なぜ?』って。。。

少しずつ気温が上昇し始めるこの季節、実は身体の中までしっかり温まりづらいのです。
簡単に言うと、身体の表面が暖かいように感じるけれど、筋肉が十分に温まっていないことがあるんです。
そのときのギャップから筋肉などが驚いてしまうのでしょうね。(他にも要因は色々あります)

その痛さときたら・・・体験した方にしかわからないほどの驚きの痛さなんです。通称『魔女の一撃』と言われているのがわかりますね。

なんで『その痛さがわかるんだ?』って思う方がいるでしょう、きっと。

隠さずに話すと・・・恥ずかしながら体験者なんです。

すみません、その時は、完全にケア不足でした。

過去に、インフルエンザでダウンして寝込むこと1週間。
復活した初日、仕事場の診察室で働くこと12時間。
帰宅後に、病み上がりの疲れで、コタツでうつ伏せになり・・・立ち上がろうと・・・『魔女の一撃!』

『まえむきにとらえましょう』と言い聞かせて、『患者さんの気持ちが理解できるようになるはず・・・』
何事も経験と思う自分ですが、医療人としては反省でした。

もちろん、
リハビリメニューは自ら作成し、
こつこつ実行しました。

『痛くなってからリハビリを頑張る大変さより・・・』
『痛くなる前に、予防のトレーニングですね』




医療 | 投稿者 井上正之 10:25 | コメント(0) | トラックバック(0)