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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

「プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人」は新しいブログに引越し致しました。

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負傷時のプラス思考

ケガをした場合にしっかりと静養する・・・

なかなか出来そうで出来ないのが現実です。

当院には連日、多くの方々が身体の痛みや不調を訴えて来院されます。

例えば、
スポーツを職業とする方、
学生選手、
ジュニア選手、
お勤めされている会社員や自営業の方々、
毎日忙しい主婦の方々、
色々な習い事などをされている高齢の方々、

理由は様々でしょうが、

負傷された場合に、今ある状況を一旦停止の状態に変えることが出来るでしょうか。

子供がケガをした場合に、親や指導者がきちんと休養を指示できるでしょうか。

学生選手は、試合を目の前にして休養が出来るでしょうか。

お仕事がある方々がお休みを出来るでしょうか。

毎日忙しい主婦の方々や活動的な高齢の方々がゆっくりお休みを出来るでしょうか。

私は治療者の立場ですからやはり
ケガなどは徹底的に治してもらいたいと思います。

ケガは治すべき時期と言うものがあります。
『後でいいか』という言葉も聞くこともあります。

しかし、治さなくてはいけない時期を見過ごしてしまうと
その後に頑張って治療をしても遠回りになってしまいます。

実際に
当事者である方々にはそれぞれの都合があるので、
その環境から休養することは困難なことが大半を占めています。

特にスポーツをやられている方々が
その練習や試合の都合で休養をされないことがとても多いです。

子供の場合はレギュラー争いがある、試合のために頑張ってきた・・・・

様々な理由で、『早く治りますか?』 『プレーしてもいいですか?』との質問が非常に多いです。

私はそのジュニア選手の年齢や環境を考慮した上で
質問に対してお答えいたします。

今、目の前の試合やレギュラー争いでケガに対する影響が将来にどうなるかを説明していきます。

また、無理を押して練習しても痛みや違和感がある状況ではパフォーマンスは伸びてこないし、場合によっては身体のバランスもくずれてしまうことを危惧して保護者に説明していきます。

もちろん、このことはジュニア選手に限らず大人のスポーツ愛好家の方々にも丁寧に説明していきます。

子供たちの保護者の方々やスポーツ愛好家の皆さんが練習や試合の継続を強く希望されている場合などには、

少し不機嫌になる方や、すぐに納得される方々など
その状況は様々ですが、

今ある状況ではなくて
一歩先・・・もっと先・・・
を見据えて療養をしてもらえるように、

ケガや治療の細かい説明を同意していただくように話し合っていくように努めています。

最近、気温の変化などでケガも多発しています。
また、学生の場合は夏の試合シーズンに向けてのハードな練習で筋力以上の練習を実施してのケガも多くなっています。

スポーツは自己管理が何よりも大切です。
子供であれば周りの大人がその役目があります。

ケガをマイナス思考に考えずに
いかに療養期間中を過ごすかを考えて過ごしてください。

少し考え方を切り替えて頭をやわらかくすれば、
療養中には今まで出来なかった事を発見できるはずです。

常にプラス思考で行きましょう!!







医療 | 投稿者 井上正之 09:48 | コメント(0) | トラックバック(0)

アイシングのススメ

スポーツをやる方なら『アイシング』という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

しかし実際にアイシングをやったことのある方は?

意外と経験のない方が多いことに驚かされました。

捻挫や打撲などのようなケガや、
スポーツをした後に肩が痛い、肘が痛い・・・

様々な痛みで治療を受ける方に、『アイシングをしましたか?』とたずねると、

ほとんどの方は『いいえ』、『アイシングってなんですか?』というような答えが帰ってきます。

アイシングは簡単に言うと、
『冷やしてケガの予防や治療などの時に行う処置のことです。』

細かい説明については
順を追って説明していきたいと思います。

今回は、アイシングの道具の説明をいたします。

冷やすのだから「氷?」と思う方が多いのではないでしょうか。

確かに氷は必要ですが、
冷蔵庫の中の氷を直接、肌に当てて使用する事は問題点があります。

一般的に日本の冷蔵庫の製氷庫などで作る氷は
温度が低すぎる為に、そのまま使用せずに

ビニール袋や氷嚢に氷と少量の水を入れて使用します。

氷が少しとけかかったような状態がアイシングに適しています。

スポーツ大国のアメリカの製氷機は日本のものとは違いアイシングに適しているという話を聞いたことがあります。

しかし、アイシングの現場では氷の取り扱いには気を使っています。

私がアメリカの大学の授業でアイシングについて説明を受けた時も、

アイスキューブと言って、紙コップに水をいれて凍らせたものを、アイシングの際にコップから出して冷却する患部などに当てていきますが、

やはり注意点として、
氷の表面を少しとかしてから使用する事をおしえてもらいました。  

皆さんも直接、氷を肌には当てずに少しとけかかった状態で使用しましょう。

その他には、
ジェル状のアイス枕のような商品も使用説明を読んでから、
使用することもよいと思います。

アイス枕のような商品は冷却時に徐々に冷えてきますから

ついつい気持よくて肌に当てっぱなしをされてしまう方がいらっしゃいます。

凍傷の原因になりますので、同じ位置への長時間の冷却は避けましょう。

こまめに冷却位置を動かしながらアイシングを行ってください。

では、
冷却スプレーは?

あくまでもケガをした現場での応急処置として使用しましょう。

大量に同じ位置への使用は、やはり肌を傷めてしまいます。

アイシングは
今ではスポーツ現場では当たり前の処置ですが

意外とその正しい方法を知らない方もいますので
あらたまって勉強する事も大切かもしれませんね。

アイシングについてはまた説明していきたいと思います。



家庭用の氷枕のようなジェル状の冷却する
商品をご家庭の冷蔵庫の中に用意しとくのも
おススメです!


医療 | 投稿者 井上正之 08:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

アスリートにも負けないフットギア

当院でインソールを作製される方の年齢層は
子供から高齢の方まで様々です。

先日インソール作製とシューズのセットを注文されました方が来院されてその感想をいただきました。

とても気に入っていただけたようです。

『凄く嬉しいから、ブログに載せてネ!・・・足元だけッ!』とのご依頼です。

70歳台の方ですが、
ランニングシューズのハイエンドモデルで
アスリート使用のものを選択されました。

とてもカッコイイシューズで
『足元が目立って、お友達からも大評判よ』との事です。

歩行にとてもこだわっておられて
『足が元気だと、全ての活動が積極的に出来るのよ』
と、いつも言っておられます。

とても素晴らしい考え方です。

年齢に関係のない元気の指標として、歩行が軽快な方は姿勢も良いですし、
どんどん積極的に外出されてアクティブに行動されています。

今回のランニングシューズとインソールは、
まさにトップアスリートが選ぶような内容ですが、

積極的に一般の方が愛用されていくことはとても素晴らしいことだと思います。

皆さんも、少しだけ足元こだわって快適な歩行を手に入れてみませんか。







インソール | 投稿者 井上正之 09:52 | コメント(0) | トラックバック(0)

自己改造プランとチャレンジ

自分自身のプレーをレベルアップさせたい、身体能力をアップさせたい!

そのようなことを思って当院にトレーングやコンディショニングを受けに来られる方々がいらっしゃいます。

スポーツを職業とされている方々は自分自身の身体やパフォーマンスの全てが仕事に関わってきますのでとてもシビアな状況であることも多々あります。

当然のことですが、
そのプロ意識はとても高いです。

当院でのパーソナルトレーニングやコンディショニングも自己投資として時間や費用も費やすことになります。

私の立場としては、
トレーニングやコンディショニングに対するプログラムを立てていくには、経験によるものも大きな柱になってきますが、加えて緻密なデータや情報や知識なども重要になってきます。

そのため、日々の勉強は欠かすことはできません。

特に、プロの方々の真剣なチャレンジや自己管理の姿をスポーツに取り組むジュニア選手たちにもみて欲しいと思うことがあります。

ジュニア選手が自己管理するというのは簡単なことではないでしょう。
そこでは我々のような指導の立場にある者がしっかりとサポートとプッシュをしていくことも大切でしょう。

将来の選手を目指すジュニア選手たちには、今ある目の前の成績にはとらわれすぎずに未来の自分に向かってチャレンジして欲しいです。

ジュニア期には絶対的に身体能力アップのために取り組む重要な時期があります。

その時期に思い切って挑戦して頑張ってほしいです。

頑張る選手をバックアップして応援する毎日です。



トレーニング | 投稿者 井上正之 08:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

インターバルトレーニングの導入

トレーニングには様々な方法と考え方があります。
スポーツの種目の特性・特徴に合わせてプログラミングをしていくことで効果を生み出すことができます。

色々なトレーニング方法の中に『インターバルトレーング』というものがあります。

なんとなく聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。

簡単に言うと運動強度の「大きいもの」を短い時間で行い、「小さいものを休息として」数倍の長さの時間で繰り返し行っていくトレーニングです。

強度の高い運動と休息の繰り返しなのですが、
その休息が完全な休息か軽い運動を維持しながら休息するかでも多少の違いもあります。

では、どのような効果があるかと言うと、
持久力の向上に加えて、脂肪燃焼に有効であることもわかってきました。

『脂肪燃焼?』

非常に興味のある方々が多い魅力的な言葉ではありませんでしょうか。

でも一般的に脂肪燃焼には有酸素運動といったエアロビックな運動によって効果が出るのだと思っていることでしょう。

運動強度の高いものは無酸素運動です。
通常、脂肪燃焼するためには酸素が必要となります。
また、強度の高い運動では乳酸が発生しますので脂肪分解の妨げになります。

ではなぜ、インターバルトレーニングで脂肪燃焼が起きてくるのかと言うと、

短い時間の高強度の運動では乳酸値があまり上昇せず、休息時の軽い運動時に急速に酸素が取り込まれて活性化されると考えられています。

このように、インターバルトレーニングはとても効果的なものと考えられています。

しかし、その強度や運動と休息の時間やセット数については
とても慎重に行わなくてはなりません。

ただやみくもに実施してしまうと、オーバーワークになってしまったり、ケガの原因になることもありますので、
トレーニングをする際には十分に気を付けてください。

私がテニス選手のトレーニングを実施する際にはこの『インターバルトレーニング』を積極的に取り入れています。

その強度や内容・休息をしっかりとプログラミングしていけばジュニア選手のトレーニングでも効果的です。

しかし、この場合は子供たちの気持ちの維持となるメンタルの部分も大切となり、そして何よりもケガ・オーバーワークにつながらないように、頑張る気持と運動量のバランスを注意していかなくてはならないでしょう。

当院に治療に来るジュニア選手や学生選手の多くに
オーバーワークが目立ちますので、指導者の方々がしっかりと勉強して、最高な練習を準備出来れば素晴らしいですね。
 
効果的なトレーニングとリスクというものは表裏一体ですので注意しながら取り組んでいけば、最高な結果が出ることだと思います。





トレーニング | 投稿者 井上正之 11:42 | コメント(0) | トラックバック(0)

自己管理のアナログ方法

ここ数日間、連日昼夜を問わずミーティング(打合せ)が入っています。

スケジュール管理を出来ることがビジネスマンの最低条件、と言った話をよく耳にします。

私は出来ているのだろうか?

今年は自分でも驚くぐらいスタッフと共に毎日毎日走り回っています。

忙しいことが嬉しい、というのが正直な感想です。

しっかりとスケジュール管理が出来ないと一大事になって、関係者の方々に迷惑をかけてしまいます。

全ての活動は周りの方々に助けていただいて進んでいることを実感する毎日です。

いつもこのブログで
『感謝しています』とついつい言ってしまいます。

言い過ぎと指摘されそうですが、

しかし・・・
凄くそう思ってしまうほど、回りの方々に支えられていると実感する毎日なんです。

スケジュール管理の話に戻りますが、

いつもお世話になっているプロストリンガーさんからの教えで、きちんとスケジュールや内容を書き出して管理することの大切さをアドバイスいただきました。

ビジネスの基本ですが、
考えて・記録して・実行して・チェックして・・・と言うことです。

早速実行。

文字にして整理できているとやはりスムーズにいきます。

わかっているようでなかなか出来ないで忘れてしまうこともあります。

そこで手帳の登場です。

新しく買ったモバイルパソコンも持っていますが、スケジュール管理をスムーズに入力するスマートなデジタルな現代人にはなりきれず、

やはりアナログで文章を書くことに安心してしまいます。

スケジュールをあらためて見てみると、
少し詰め込みすぎかな~とも思いますが、

今年の目標の一つに、
自分から足を運んで、沢山の方々とお会いして頂き、活動を積極的に行っていきたいと決めました。

最近、目標に近づけているかのように、
沢山の方々とお会いして様々なお話しをさせていただいてます。

自分だけでは様々なスケジュール管理が追いつかないことも出てきますので、スタッフにも管理と『アドバイス』をお願いしています。

忙しくても忘れてはいけないと思っていることは、

少し大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんが、

人に自分から率先して何かをしてあげれることが大切である。
やってもらったら嬉しいことを先にやってあげなさい
と子供の頃から教えられていました。

そのような言葉の意味を改めて実感する今日この頃です。






その他 | 投稿者 井上正之 08:17 | コメント(0) | トラックバック(0)

『はり治療』あれこれ

『鍼(はり)治療』といっても色々な種類があります。

当院でも人気の治療方法の一つですが、

はり治療を体験されたことのない方にとっては、どのような治療であるのかと色々なことを想像されてしまうのではありませんか。。。

はり治療の種類はその分類方法によって異なってきますが、

例えば、
東洋医学的な治療方法と西洋医学的な治療方法に分けてみましょう。

それぞれの特徴をみていっても、様々な見解がありますのでここでは簡単にお話しいたします。

東洋医学的な治療方法も細かく分類できますが簡単な見解としては、『つぼ』という言葉に代表する『経穴』という考えのもとに治療をすすめていくものがあります。

中国から伝わる伝統的な考え方で、皆さんが耳にするからだの『つぼ』を使って鍼(はり)を施していきます。

東洋医学の考え方はとても奥が深いですので説明を簡単にすることは難しいのですが、

一つの考えとして、
東洋医学は気の流れというものを診ていきます。その流れを「経絡」といって、その流れの中の治療ポイントが「経穴」という『つぼ』にあたるものです。

経絡そして経穴は体中に沢山ありますので、興味のある方は調べてみると、新たな発見があることでしょう。

その『つぼ』のとらえ方にも様々な考え方があります。
それが一番難しくて、ここでは語り尽くせないほどの奥深い理論になります。

このように、経絡を流れる気を『つぼ』を使っって調整していく方法で自分自身の治す力(自然治癒力)を向上させていくのが、東洋医学の考え方です。

では、
西洋医学とういうのは、
一般的に日本で行われているもので、外科的な手術や薬を使った処方などが特徴の医療です。

鍼の治療も、この西洋医学の考え方のもとに施していく場合もあります。

例えば、身体の神経組織や筋肉組織に対して、その効果を考えて鍼を施していきます。

OOO神経の支配しているOOO筋肉に鍼を施すことによって、血行の改善を考えていく・・・といったものなどがあげられます。

現代医学の進歩によって科学的に証明されているようなものに対してアプローチしていきます。

このように東洋医学・西洋医学のそれぞれには特徴があります。
治療をする際には、患者さんにとって一番よいであろう方法を見つけ出していくことが医療人の役目です。

みなさんが、鍼治療を受けてみたいな~と思った際には、
まず専門機関の先生とお話になってどのような治療方法を実施していくかをお尋ねするのもよいかもしれませんね。

これはインフォームドコンセントといって医療を受ける方と施す側が話し合って説明と同意のもとに最善の方法をみつけだして治療を進めていくものです。

ぜひ皆さんの健康にとって良いことを見つけ出して快適な毎日を過ごしたいですね。



トレーナーバックに入れていく鍼(はり)治療・お灸セットの一部です



医療 | 投稿者 井上正之 08:37 | コメント(0) | トラックバック(0)

カカト~ふくらはぎ の痛み

テニスを練習している子供たちがケガなどで来院する症状の中で、

カカト部分からふくらはぎ部分の痛みを訴える場合があります。

カカト部分の痛みでは、
カカトの底の部分の痛み(カカトの足底部)、
カカトの後方部分の痛み(アキレス腱の付着部)、

ふくらはぎ部分の痛みでは、
ふくらはぎの下部、中間部、上部など
さらに細かく分けると、ふくらはぎの内側、中間、外側など

このように簡単に分けても様々な部位での症状が考えられます。

それぞれの詳細は順を追ってブログでお話しをしていきますが、
今回はカカトの後方部分の痛み(アキレス腱の付着部)について考えてみます。

アキレス腱の痛みでも、いくつかの症状があげられます。

その代表として、アキレス腱炎、アキレス腱滑液包炎、アキレス腱周囲炎などがあります。

その中のアキレス腱炎と周囲炎との症状の差はほとんどありませんが、その炎症箇所に違いがあります。

アキレス腱そのものに炎症があるのがアキレス腱炎で、
アキレス腱の周囲の疎性結合組織に炎症が出るものをアキレス腱周囲炎といいます。

少しややこしいと思ってしまいますね。

これらの治療法はほぼ同内容となってきます。

先ず炎症部への負担となる動作を控えて、アイシングや消炎剤(湿布など)を施していきます。
また、理学療法と言って医療機器での電気治療も有効となります。

症状が強い場合は、注射による治療も検討していきます。

症状が軽減してくれば、リハビリ運動とその後の筋力強化も必要となります。

場合によっては、予防や治療目的でインソールも有効となります。

通常、これらの症状は使い過ぎによる症状の出現が主になってくるのですが、
最近の子供たちの多くは、使い過ぎではなくて、
日常での筋肉の運動量が少なすぎて、その発達や筋力不足が原因であるということです。

筋力不足の状態で急激にスポーツの練習を実施したことにより炎症が発生しています。

この問題は
様々な意見や考え方があるのではないでしょうか。

一つ言えることは、
競技の練習をしたい(又は、させたい)がために、テクニック練習にこだわってしまい、基礎筋力の習得が見失われがちということです。

子供本来の運動である『走る』『飛ぶ(ジャンプする)』という動作が遊びや日常行動の中でとても減少しているように思います。

当院に受診する子供にたずねることがあります。
それは、『遊んで走っている?』
答えがなく、キョトンとしている子供が目立ちます。
 
このことがすべてではありませんが、
やはり子供の成長期における運動は日常生活の中で多くが養われるのです。

週末だけの習い事のスポーツ練習で急激なテクニック練習で偏った筋肉運動で痛みの発生が出やすいという現状ですので、スポーツ指導においてもテクニック重視だけではなく基礎筋力アップのトレーニングや遊びの感覚の運動なども検討していくことも大切だと、思うことが多々あります。

このことは身体のほとんどの部位のケガや痛みについて考えられます。

適切な治療の医学的な処置と、日常的な運動とスポーツの中での専門的なトレーニングや練習がバランスよく行われることが必要なのでしょう。

週末がやってきました。
子供たちが元気よく楽しんでいると大人たちも元気をもらえますね。

今日も今から往診で運動グランドの脇を通っていきます。
きっと元気な声が響いていることでしょう!




    カカトの簡単なスケッチをしてみました。
医療 | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニス専門家からの貴重なアドバイス

先日、長年大変お世話になっておりますミズノスポーツの担当者様に来院いただきました。

日頃、日本中を時には世界を飛び回る方ですのでその多忙さとフットワークの良さには驚いております。

私もそうですが、サポートを受けている多くの選手たちはとても感謝していることでしょう。

世界の一流アスリート達も、そのようなありがたいサポートをいただけることによって思い切ってプレーに専念して活躍できるのです。

いつもお会いする時には貴重なアドバイスを様々な角度からいただきますので、勉強となり同時に大変感謝しております。

お会いした時には、ハードスケジュールで活躍しておられる身体のケアとコンディショニングを担当させていただいてます。

今回もお時間を頂きケアを受けていただきました。

スポーツ業界を長年歩んでこられた方から、私のケアやコンディショニングの内容に対するご意見やアドバイスをいただけることをとても嬉しく思います。

日頃より、治療やコンディショニング技術などの勉強を欠かす事のないように努めていますが、

各分野の専門家の方々からご意見いただけることは大変ありがたいことであり貴重なことです。

そして、テニスの話しでは
今回も世界・日本のテニス界の様々な状況や情報などを教えていただきましたので、
テニスの世界で活動する気持ちがさらに盛り上がってきました。

素晴らしい方々に囲まれて私自身が前進できていることをあらためて実感して感謝する一日でした。

ありがとうございます。

今後も、周りの方々からいただいたアドバイスやパワーなどを自分の力に変えて皆さんに伝えていけるようにがんばっていきます。



テニス | 投稿者 井上正之 07:16 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスイベント・レッスン 川越

昨日は埼玉県川越市の『えすぽわーる伊佐沼』さんの施設でテニスイベントレッスンを行ってきました。

ボレーをテーマとした動き方や身体の使い方やテクニックなどを参加いただきました皆様はパワフルに練習を頑張ってくださいました。

日頃のプレーとは少し勝手の違った動き方などをチャレンジしていただきましたが、皆さんは集中されてプレーをされていました。

参加いただいきました皆様の元気なパワーを体中で感じ取ってレッスンを進めていきましたので、あっと言う間に時間が過ぎてしまいました。 

少しハードな内容もありましたが前向きにチャレンジしていただけたことに感動いたしました。

わざわざお時間を作って参加いただきました皆様には大変感謝しております。

レッスンは短い時間でしたのでお一人おひとりと十分なコミュニケーションをとることができませんでした事を反省し心よりお詫び申し上げます。

ぜひ、またの機会があります際にはお話やアドバイスをさせていただけることを願っております。

また、朝早くよりご協力いただきました、えすぽわーる伊佐沼様のコーチの方々やマネジャー様には心より感謝してお礼を申し上げます。

今回のようなイベントを実施できますのも、参加者の方々や関係者の方々のお陰です。

そのような環境でテニスをできることにあらためて嬉しく想い皆様に感謝しております。
有難うございました。

今後も、身体の効率の良い動かし方など、プレーにいかしていけるような様々なアドバイスなどが
皆様のテニスのアイデアになっていただけるようにレッスンを工夫して実施していきたいと思っています。

ぜひ、ケガのない素敵なテニスライフを過ごしていただけることを願っています。







  テニスが大好きな素敵な皆さんに囲まれた
       充実した一日でした。

     『ありがとうございました。』

イベント | 投稿者 井上正之 08:41 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスでの膝の損傷

膝の怪我は多くの症状があります。
その中の一つに
『膝の内側側副靭帯(MCL)損傷』というものがあります。

当院に来院する症状の中でも多いケガです。

たいていは転倒した際に膝を捻ってしまったり、スポーツで相手選手との接触転倒や

テニスの場合は
オムにコートなどで砂に足が引っかかって転倒するときに発生しやすいです。

膝の捻挫として簡単に処置されててしまうと、靭帯の断裂などでは悪化の恐れもあります。

症状の程度によっては
ギプス固定や重症の場合は手術も検討されます。

症状は3段階に分かれて
①靭帯が伸びたり微細な断裂がある
②靭帯の断裂が多数ある
③靭帯の完全断裂

このように症状によって段階があり処置も異なってきます。

基本は手術をしない保存療法といって固定をして安静を保ちます。

重要なのは
やはりリハビリが完治に大きく影響します。

専門医療機関で専門のリハビリスタッフにメニューを実施してもらうことが重要です。

またスポーツ復帰には
リハビリと同時に、サポーターやテーピングも必要な場合があります。

膝の側副靭帯は半月板と言った軟部組織と密接な関係にあるために、半月板の損傷も合併していることが多いので注意が必要です。

膝を完治させないと、将来、歩行に大きな影響を及ぼします。
特に、高齢になったときには膝の健康がその方の元気のバロメーターにつながるほど、膝は重要な部分ですので完全治癒を目指してください。


 
膝を曲げたときのスケッチをしてみました

医療 | 投稿者 井上正之 06:06 | コメント(2) | トラックバック(0)

テニスシューズの進化

お世話になっていますミズノ社の
2010年シーズンのテニスシューズはとても素晴らしい機能満載です。

陸上競技での瞬発力のアイデアをテニスに生かしています。
もちろん、テニスのハードな前後左右の動きやストップモーションにもその威力を発揮出来るように様々な機能が開発されています。

パワーやスピードを他の競技スポーツからのデータを活用してテニスオリジナルのものに開発されています。

テニスシューズなどは日々進化している事を実感します。

是非、日本の技術、世界のトップ技術を体感して下さい。

オリンピック選手を見ていると
ミズノ社のギアに身を包んだ世界中の国々のトップアスリートが大勢います。

世界が認めた技術なのでしょう。

そのデータや技術をテニスの技術にも生かされたギアには安心と信頼があります。

ものすごくお薦めですよ、ぜひ体感してみてくださいね!





オーダーインソールとの相性もとても良いです。
シューズ、オーダーインソールは当院で取扱っております。
テニス | 投稿者 井上正之 08:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

アスリートの筋力

トレイルランという競技をご存じでしょうか。

当院にコンディショニングに来られる方で、トレイルランの競技大会に出場されている方がいらっしゃいます。

そのトレーニングの特性や競技を練習していくことでの身体能力習得について教えていただくと非常に勉強になります。


トレイルランを行っている方々のケアやコンディショニングを担当させていただくと、鍛えられた筋肉の発達やその特徴からトレイルラン競技がアスリートとして素晴らしい肉体とメンタルを創り上げることを実感いたします。

例えば、
トレイルランでは登りの心肺機能の強化や下りでの筋力バランスの保持が特徴のようです。
標高のある状況や悪路とも言えるような山道を駆け抜けるパフォーマンスが様々な効果を生み出すのでしょう。

ぜひ、この競技の良いところを今後のトレーニングに取り入れていきたいと思います。

もちろん簡単に取り入れることはケガにもつながりますので、専門家にご指導いただきたいと思います。

アップダウンの走路と足場の悪い山道をトレーニングに取り入れる厳しさは簡単ではないでしょうが、

長期的な考えでの身体能力アップには魅力的なトレーニングだと思います。

とても魅力的なトレーニングの証明として、
競技者の筋肉バランスをみた上でさらにお話を伺えば、そのトレーニング効果の素晴らしさに間違いはないことがわかります。


当院で行うトレイルランの競技者のコンディショニングの際には、
競技大会に対するメンタルトレーニングやイメージトレーニングについてアドバイスさせていただきました。

競技種目は違うものの、アスリートとして競技大会に挑むにあたっての調整や準備は種目の壁を越えて共通する事ばかりです。

ぜひ、最高のパフォーマンスを発揮していただくためにも体調の万全な管理と肉体とメンタルの調整や準備をしっかりと行って頑張っていただきたいです。

ベストパフォーマンスで頑張っていただくことを応援しています。


その他 | 投稿者 井上正之 08:22 | コメント(0) | トラックバック(0)

パフォーマンス向上のアイテム

先日、ロードバイク(自転車)の愛好家の方から素晴らしいものを頂戴しました。

その方は、当院にはコンディショニングのためにお越しになられています。

自転車の専門知識をもっておられる方ですのでいろいろとアドバイスを頂いております。
大変ありがたく思っています。

今回は室内で自転車のトレーニングをするための器具(ローラー台)についての相談をしたところ、
すぐに本格的なローラー台を持ってきていただき、大変感謝しております。

お蔭様で本格的なトレーニングもバッチリといった感じになりました。
大切に使用させて頂きます。

当院では、インソール作製の際に各人の動きやバランスを診ていきます。

自転車競技者の方や愛好家の方々のインソール作製やコンディショニングの際には、
実際に愛用の自転車を持ち込んでいただきライディングフォームを動画で撮ってチェックしていきます。

そのような時に今回のローラー台が大活躍になります。

当院には、
トライアスロンのランキング競技選手もコンディショニングに来られていたり、
最近は自転車ブームも重なって多くの方々が本格的な自転車に乗って来院されます。

自転車愛好家の皆さんに自転車の魅力を聞かされた上に、素敵なバイクを見させていただくと、かなり興味津々になって自転車生活に憧れてしまいますね。

当院で作製するバイク専用のインソールは、
踏み込みと蹴りあげの両方の動作で足の指でペダルを掴むような動きができるように作製していくように致します。

自転車に限らずどのような競技でもパフォーマンスの向上を目指すためにバックアップしていきたいと思います。

今回のように
来院される方々が持っている知識や経験について様々なアドバイスを頂くことがあります。
 
当院スタッフが専門知識を勉強していく上で、皆さんからのご協力やご指導をいただけることを心より感謝しています。

ありがとうございます。



その他 | 投稿者 井上正之 08:16 | コメント(0) | トラックバック(0)

世界のトップコーチからの教え

年に一度は来日されてトップ合宿の際にお会いすることができるコーチがいらっしゃいます。

世界のナンバーワンプレーヤーなど多くのトップ選手を指導されている有名な方です。

数々のアドバイスをいただきましたがその中の一つに、
ツアー中の選手のトレーニングについて質問させていただいたことがあります。

そのコーチの厳しい指導はメンタル・技術に境はありません。

全てのバランスを常に持ち続ける努力を教えていただきました。

彼自身、トップ選手を指導するのに積極的に見本を見せていきます。

トレーニングジムでのパフォーマンスレベルの高さには目を見張るものがありました。

その横でトレーニングをしていた日本のトップ選手よりも激しいエクササイズをなんなくこなして指導される姿はとても印象深いものです。

毎年、合宿でお会いする時にはどんな些細な言葉でも聞き逃したくないと思っています。

今まで、数え切れないほどの教えをうかがって、私なりに受け止めて自分自身の指導につなげるように努力しています。

ただ単に、教えていただいたことばかりを受け売りするようでは成長ができないので、しっかりと理解して噛み砕いてから行動に移していくように努めています。

今年は秋にお会いできる予定です。
何か一つでも子供たちや選手たちに還元できるように準備していきたいと今から思ってしまいます。

過去に教えていただいた内容は
何らかの形で皆さんにもお伝えできればと思っています。


テニス | 投稿者 井上正之 08:23 | コメント(0) | トラックバック(0)

渓流でリラックス

久々に完全休暇をいただきました。

診療が休みの日にはテニスやトレーニングなどのレッスンを実施していますので、完全休暇はなかなか取れていませんでした。

心身共にリフレッシュしたくて、車に荷物を積んで中央アルプスを越えての渓流に行ってきました。

渓流に入る装備をしていくと、木々を分け入って山の奥地の渓流に入っていく気分になってしまいます。

手始めに、標高のある高原の地域に行きます。
清流が流れて、水田の脇には水車がゆっくりと回っています。





その奥に里川といった緩やかな清流が穏やかに流れています。

数頭の馬のすぐ脇を歩いて川に入っていきます。

その後場所を移動して、
今までとはまるで違った荒々しい渓谷に降りていきます。

雪解けの水が流れてくるこの時期は水も豊富でマイナスイオンのシャワーです。
木々の深緑も圧倒するほどの迫力でまさに森林浴のど真ん中です。

崖(ガケ)や大きな岩を超えていくこともありますので、もう少しトレーニングが必要かもしれません。

山の中や渓流の中に入って行くときに必要な筋力はテニスのものとはまるで違ってきます。

何よりもバランス感覚が一番大切になってきます。

これから渓流や山などのアウトドアシーズンですので、
すこし専門のメニューで鍛えておかないといけませんね。

移動途中に諏訪の御柱祭の地区を通ってきました。

日本古来の伝統を大切にするエネルギーと気持ちが伝わる素晴らしいものでした。

今回はフットワークも軽快に移動距離も長く
二日目は南アルプスの渓流と八ヶ岳の渓流など少し張り切って色々な地域をめぐってきました。

エネルギー充電です。





プライベート | 投稿者 井上正之 08:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

『オールアウト』へのチャレンジ

わざわざ遠方よりテニスとトレーニングのプログラムを受ける為に来ていただく方々がいらっしゃいます。

その中の一人に
『テニスの知識をつけて、身体を鍛えて、テニスが強くなりたい』との目標でプログラムにチャレンジされている方がいらっしゃいます。

テニスを職業とされていますので、全てが本気のチャレンジでしょう。

プログラムは有料ですし、決して内容も簡単なものではなくとても厳しいものです。

仕事以外に、時間をどこかで作り出して自分自身にチャレンジすることになります。

その意気込みを思うと、私も本気に厳しく向かい合わなくてはならないと思っています。

時間を作ってもらい来院していただいてミーティングを繰り返します。

時にはコートでヒッティング指導したり
室内でトレーニングのフォームの矯正をしたりしていきます。

テニスやトレーニングの状況、そして体調などもヒアリングして今現在、必要であることを話し合って見つけ出していきます。

全ては、
本人の意気込みにかかってきます。

目標やテニスに対する想いや希望など、各人がそれぞれ抱いているものがあるはずです。

私の希望は
先ずはケガをしないで目標にしっかりと向かって頑張って欲しいと願っています。

目標を高く持ったときに、
今ある自分の環境を見失わないで、先ずは足元を固めてしっかりとした足取りでジャンプアップしてほしいです。

ついつい
上を見すぎて自分の今やるべき基盤となることをスキップしそうになることもあるかもしれませんが、

沢山の体力をつけていけば、チャンスが来たときに一気に飛び出す準備が整っているはずです。

トレーニングでは『オールアウト』という言葉があります。
筋肉の全てのパワーを限界まで出し切ることを言います。

なかなか簡単なことではありませんが
テニスでもトレーニングでも『オールアウト』にチャレンジしてほしいと願っています。

頑張る人を本気で応援するために
私自信も、私が出来るバックアップに対して『オールアウト』にチャレンジしていきます。



トレーニング | 投稿者 井上正之 08:00 | コメント(0) | トラックバック(0)

忙しい女性へのトレーニング

当院でのトレーニングプログラムを実施するスポーツ選手は各種目の方々がいらっしゃいます。

ジュニア選手・学生選手・プロ選手・実業団選手・コーチの方々・・・など、それぞれの競技をシビアな状況で頑張っていらっしゃる方々です。

その他に目立って多い方々は、一般女性です。

年齢層や目的などは様々ですが、皆さんがとても熱心に取り組まれています。

一般女性の方々に喜ばれている内容は、

『いつでも・どこでも出来ること』
『自分の気になる健康について取り組む』

中には、『ついでにテニスの動きも良くなっちゃう』といった目標の方もいらっしゃいます。

皆さんとても前向きですね。

手軽に難しくなく、そして肩こりや腰痛などの健康面の改善を優先することも重要になってきます。

当院は医療機関ですので
治療を継続中の方や健康維持のためにボディケアをしながらトレーニングされる方々がとても多いのも特徴です。

特に女性は美容と健康には非常に敏感ですのでセルフケアすることに前向きです。

連日、治療のために来院されている方で、運動経験の無い方々はとても多いのですが、

簡単な運動や手軽なエクササイズを指導すると非常に喜ばれ頑張って続けておられます。

昨日も、一般女性へのトレーニングを実施いたしましたが、
そのメニューへのリクエストは『とにかく簡単に』という内容です。

家事やお勤めで忙しい方々が継続できる内容を中心に行っていきます。

また、腰などの症状が悪化されていた方々が手術を検討されていましたが、どうしても手術が嫌だからということで受診されて継続治療とプールでの水浴訓練を中心としたトレーニングを頑張って、改善されている方々もとても多いです。

皆さんの頑張りに私自身も刺激を受けることも多々あります。

少しのチャレンジで快適な毎日を過ごせることがとても素晴らしいと実感しています。


トレーニング | 投稿者 井上正之 08:39 | コメント(0) | トラックバック(0)

褒めて褒めてのテニス

選手時代に多くのコーチの指導を受けました。

海外での転戦中には
会場への移動途中に練習のために指導を受けたいコーチのいるテニスクラブなどの施設に立ち寄りそこで練習を手配します。

アメリカのサウスカロライナ州のテニスセンターでとても印象的なコーチに指導を受けました。

とても人気のトップコーチでしたので、練習もハードな内容になるだろうと思い気合いをいれて望みました。

ほとんどのコーチは厳しい口調でハードな内容で転戦中のゲーム内容などを想定して練習を積極的に進めていきます。

しかし、その日のコーチはとてもとてもソフトな口調でゆっくりしたペースで内容を説明し始めました。

日頃の練習のイメージがあるので少し戸惑いました。

しかも数分だけストロークを打った後に、唐突に『シングルハンドでバックハンドストロークを打ってごらん』と言い出しました。

確かに、その頃はバックハンドストロークに違和感がありましたがいきなり根本的に変更をしてみる内容にびっくりです。

そのあとは、
ひたすらそのコーチは褒めまくりと言うほど、私のプレーを褒めてくれます。

しかも、今さっきから初めてシングルハンドのバックハンドストロークでプレーする私を褒めまくりです。

いつの間にか違和感なくシングルハンドでプレーしていました。

ステップワークがとても楽にできてボールとのポジションの取り方や、準備など・・・

初めての打ち方ですので、頭をフル回転しながら動きの一つひとつを集中して考えてトライしています。

いつの間にか動きも良くなりショットまで良くなっています。

しかも・・・コーチは私のプレーを褒めまくり!

気分爽快になってました。

練習の終盤にコーチが、
『最高だよ。動きも気持も集中力も全てが最高だよ』と言ってきました。

完全に私は俗に言う『ノリノリ』です。

最後にコーチから、
『シングルハンドは最高だよ!では、残りの少しの時間はいつものダブルハンドでトライしてみようか!』の言葉。

結果、とても驚きのショットや動きが簡単にできます。

ここでダメ押しのコーチからの褒めまくりです。

練習が終わってみて・・・・・

一度も特別に何も指摘を受けませんでした。
『ここをそうしろ! そこはこうしろ!』という言葉は一切なし。

ひたすら褒める。

しかし、
私自身の中では、ものすごくいろいろなことをチャレンジして新しいことを指摘されて必死にそれをマスターしようと集中していたかのようにプレーしていました。

しかしコーチからの指摘や動きや打ち方のアドバイスは一切なし。

そのあとの試合では自分自身でも納得のいくプレーができました。もちろんダブルハンドです。

その後、私自身が指導者になってから、
このときの体験を振り返ってジュニア選手に同じような練習をすることがあります。

ジュニア選手の場合は特にその効果が著しく出ることがあります。

その当時のコーチにもう一度お会いして、いろいろ聞いてみたくなるような素晴らしい体験でした。

『根性!努力!』
という言葉で少年時代に育ってきた私には衝撃的な体験だったのでしょうか。




テニス | 投稿者 井上正之 09:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

ネットワーク医療

当院には様々な方が連日来院されます。 

また、通院困難な方々の場合には在宅医療として往診を行います。

受診される方は、様々な症状で様々なバックグラウンドを持っております。

治療は、まず出来る限りの情報をお聞きしてから進めていきます。

また、
来院される方の多くの割合で、
病院やクリニックなどの専門医療機関からのご紹介や指示に従って当院を受診されます。

整形外科・内科・脳神経外科・外科・心療科・・・
科目は色々ですが、担当医師の先生の指示に従って当院での診療を進めていきます。

特に、体調がすぐれずにシビアな方の場合は担当医師の先生とのネットワークがとても大切になります。

現在の地域医療は
各種医療機関などがネットワークを構築して取り組んでいます。

当院も、
専門医療機関と提携を保ち安心医療を心がけています。

また、日頃より医療について積極的に勉強をしてさらにはコミュニケーションのために積極的に行動していくことが必要ですので、フットワークをつけて取り組んでいます。

患者さんは痛みを訴えて来院されてきます。
と同時に、不安な気持ちも抱いて医療機関を受診されてくると思います。

少しでもそのような気持ちを和らげていただくために、
スタッフも笑顔を大切にしております。

私もエネルギッシュに日々を過ごしたいと思っています。

そのためにも日々身体を鍛えておかなければならないと思う瞬間です。


医療 | 投稿者 井上正之 07:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

陸上競技場でのトレーニング

フィールドトレーニングを行う際に
陸上競技場のトラックを使用することがあります。

テニスの場合はトレーニングを実施するのに、通常はテニスコートでの練習の前後にコート上で行うことが多いです。

陸上競技場はどこの土地にでもあるわけではありませんが、
もしも近所に利用できるフィールドトラックがあれば、トレーニングのバリエーションも広がって最高のコンディションで実施出来ます。

例えば、
アメリカの大学では広大なキャンパス内に陸上競技専門のトラックがある場合が多いです。

多くのアスリート達が日々のトレーニンや練習の前後の調整などに走りにやって来ます。

気軽に利用できますので、
私もテニスの練習の前後に走りに行きました。

そのすぐ横ではオリンピック選手がトレーニングしていることもあったりと、その自由な雰囲気や練習することに対して
選手のレベルを問わずに皆が素晴らしい環境を利用できます。

スポーツ大国のアメリカはやはり環境がダイナミックです。

日本も素晴らしい施設をもった大学などがありますので、子供達や一般市民にも開放されると素晴らしいな~と思ったりもします。

先日は往診の帰り道に近所にあります公共の陸上競技場に行ってきました。

数名の学生選手達が頑張って走っている姿がとても清々しく見えました。

そこはサッカーなども出来ますので大きな大会も開催されますが、そのような大会のない日々には皆さんが利用できますのでとても有難い施設です。

近日中に行うトレーニング指導でもこの施設で思い切ってラン系のメニューをじっくりやる予定です。

テニスシューズからランニングシューズに履き替えて気分も一新で楽しみです。



トレーニング | 投稿者 井上正之 08:40 | コメント(0) | トラックバック(0)

マイナスイオンの補給

テニスコーチをしている友人から前日の夜突然の電話での誘いで管理釣り場で「釣り&バーベキュー」に出発です。

昨日はゴールデンウィークの最終日でしたので混雑が心配でしたが
平常時と変わらずとてもリラックスできた一日を過ごしました。

マイナスイオンを体じゅうに吸収して、まさに栄養補給といったところです。

人の身体はプラスとマイナスのイオンに影響されるのですが、プラスイオンは汚染された大気中や電磁波などにもたくさんあるとされています。

マイナスイオンは水や澄んだ空気の場所に発生するもので水の分子がぶつかり合って発生するものです。

昨日も早朝の6時に渓流に到着した際にはその澄みきった空気とミストシャワーに圧倒されました。

滝を飛び込むスポーツのために行く群馬の滝には、マイナスイオン指数というものが記されています。

詳しいことは調べていませんが
その標記を見ただけでもなんだか気分が高まってきます。

時間があるときは渓流や滝のスポーツで身体をリフレッシュする事が楽しみのひとつですが、
恐らく身体が自ずと澄んだ空気やマイナスイオンといった環境を欲しがっているのでしょうか。

世間はゴールデンウィークが終了してリセットされた一日を迎えていることでしょう。

体調管理に気をつけて過ごしましょう。

先ずは往診と診療、そしてトレーニング指導の一日が始まりました。エネルギッシュに頑張ります。







プライベート | 投稿者 井上正之 14:06 | コメント(0) | トラックバック(0)

走りまわってのコンディショニング

院内での診療は3連休となります。

ですが、連休中も
往診のため早朝から何軒ものご家庭をまわっています。

このゴールデンウィーク中は素晴らしい晴天でまさにお出かけ日和ですが、

体調の都合で外出が出来ない方には、せめて元気なエネルギーをお届けしたいと走り回っています。

いつもお伺いしている方々には沢山の話を聞かせていただきます。
昨日の朝は、
戦前日本の様子についてやその頃の日本人の礼儀や優しさについての話を聞かせてもらいました。

テレビや書物でその頃を知ることはあっても、直接その時代を過ごして来られた方々から話をうかがえることはとても貴重であり有難いことです。

ご家族の方には『先生、いつも同じような話ばかり聞かせてしまってごめんなさいね』と言われます。

『いいえ、とても貴重なお話です』と言った会話を残して帰宅しました。

学生の頃には、このような話がどれだけ貴重だと思えたかはわかりません。

今、自分の年齢になって初めてそのことが理解できて貴重だと思えるのだとわかり始めた瞬間でした。



医療 | 投稿者 井上正之 08:20 | コメント(0) | トラックバック(0)

スポーツ日和・コンディショニング日和

ゴールデンウィーク中なので
診療ものんびりした雰囲気で時間が過ぎるのだと・・・

と思いきや、

休日中に体調管理をしようとお考えの方々が途切れることなく来院されました。

テニス関係者の方々も来院されて、
コンディショニングを受けたり、テニスのトレーニングのメニューを持ち帰ったりと忙しい時間を過ごしました。

特に休日などで時間に余裕のある方は、
鍼治療を受けていかれることがとても多いです。

鍼の治療は、
指先で筋肉の感触や筋肉の膜(筋膜)の感触を敏感に感じ取らなくてはいけませんので、一気に集中を高めていきます。

この連休中には何人もの方々を連続で治療していきましたので、集中力の維持の連続でした。

診療も無事に終了して、

大手テニススクールでジュニアチームを指導している方に、
ジュニアテニスのフィールドテスト・メニューを渡しました。

もともとアメリカで実施していたフィールドテストを
10数年前から日本のテニスの現場でもデータを取って実施しています。

テニスのジュニア選手の身体能力を客観的に知ることの出来る一つの参考材料として使っています。

連日、私のもとにはテニス以外に様々な競技の選手も来院してきます。

競技によってその身体能力に特徴があったり差があるように思えます。

今後の私のトレーニング合宿では
競技や種目に関係なく、多種競技のジュニア選手が集まってのトレーニング合宿を計画しています。

自分の競技ではレベルが高い位置でプレーしている選手も、他の競技の選手に混ざってのフィールドトレーニングをすることで、自分自身の運動レベルを確認できる絶好の機会だと思います。
お互いに刺激し合って成長してもらうことが大きな目的です。

この連休中も各地では色々なスポーツ競技が開催されていることでしょう。
ケガなく精一杯頑張ってもらいたいと願っています。

夏の大会に向けてこの時期は各選手頑張って練習を積み重ねていくことでしょう。

しっかり身体作りにチャレンジしてください。



テニス | 投稿者 井上正之 08:12 | コメント(0) | トラックバック(0)

セルフチェックとコンディショニング

先日、テニスのトレーニングレッスンで多くの方々から身体の痛みや不調について、
驚くほど多くの質問をいただきました。

テニスを定期的にプレーする方々を見ていると、とても元気はつらつで健康そのものに見えています。

しかしながら、こんなにも痛みを持った方が多いことに驚きは隠せませんでした。

そのような質問を受けたときに
直接その方のプレーを見なくても、痛みの部位を聞くことで大体の動き方やプレーの癖などは想像できます。

長い間テニスの現場と医療の現場を行き来していると、いつの間にかわかるようになりました。

痛みの出現の仕方や、痛い場所(部位)をうかがうとおのずとその発生機転の予想がつくのです。

質問をいただいた皆さんに
『このような動きをしてませんか?』と聞き返すと、びっくりした顔でうなずかれることが多いです。

テニスの動きには様々な特徴があります。
その特徴を理解して、ステップワークやラケットワーク、バランス移動・・・その他にも様々な要因を考えてみると、痛みの原因が推測できます。

ですので、理想的な身体の動かし方とテニスの動きを組み合わせていくことを皆様にお伝えすることが、
私の役目だと思っています。

ジュニア選手のケガの場合も、大半は動き方に問題があります。
かつ、筋力不足によって運動量についていけないことがほとんどです。

このように考えていくと、
テニスに限らず多くのスポーツでは正しい身体の動かし方の習得と、さらにその動かし方を行うために必要な筋力が絶対不可欠になって来ます。

皆さんも、テニスをすることによって身体のどこかが痛かったり違和感が出てきた場合は、自分の身体と動きを見直してみてください。

コンディショニングとは、
自分の身体を見つめなおすことで、今自分の身体にとって何が必要かを見つけ出すことから始まります。

是非、気になることがありましたら専門家にお尋ね下さい。

私のトレーニング・テニスレッスンに参加してくださる方々も
まずは自分の身体を確認することから始めます。




テニス | 投稿者 井上正之 09:19 | コメント(0) | トラックバック(0)

自然へのチャレンジ

先日、
大型アウトドアショップに行き、
山や渓流などでの装備品を色々と購入いたしました。

アウトドア商品の特徴は、
大自然の中で自分自身を守るアイテムであると言うことです。

大自然フィールドでは、気象状況が時として激変することがあります。

その状況下で自らの身体を守ってくれるアイテムとして、
ウエアやシューズ、帽子、サングラスやゴーグル、手袋・・・
そのほかにもリュックや携行品なども多数あります。

テニスのプレーでは生命の危機を体験するような状況には出会うことは無いでしょう。

しかし大自然フィールドのスポーツはその危険性が発生してきます。

そこで
装備品は生命に直結することもあるのでしょう。
少し大袈裟に聞こえてしまうかもしれませんね。

私は春から秋にかけては山岳渓流などに行く機会が多々あります。
そこでは装備品の品質を実感することがあります。

経験の浅い頃は、着用する物にあまりこだわりませんでしたが、寒さ暑さを体験したときに同行した方の高性能・高品質な装備品との体感の違いに驚きました。

また、渓谷に入って滝を飛び降りるスポーツもやりに行きます。
時に、スポーツ選手を連れてトレーニングの一環としてチャレンジするために遠征することもあります。

身体一つで自然に飛び込むスポーツでは装備品への信頼度はものすごく高いです。

40、50メートルの高さの崖からロープ1本で降りるような状況では、その1本のロープを信頼するしかありません。

初心者の頃は、正直恐怖心が重なってそのような信頼がなかなか出てこなかった覚えがあります。

冬にはウィンタースポーツのフィールドに何度も行くために信頼のおける商品に身を包みます。

何度も寒さや暑さ、強風や突然の豪雨や雷雨、またはホワイトアウトと言うような猛吹雪が突然予測もなく体験することもありますので、
やはり装備品は頼りの綱ですので、熟考した上で入手したいものです。

もちろん、大自然に入るにはその状況をしっかりと把握している専門家の指導や同行のもとに実施します。

当然、肉体の準備も必要でしょう。

自分にとって厳しかった体験をして帰宅した時には
いつもその反省とトレーニングの必要性を強く強く実感します。

今年も、アスリート合宿として大自然でのトレーニングを計画中です。専門家のもと、日頃使っていない筋肉を刺激して、さらには精神訓練も目指していきます。

今回は様々な装備品を購入のほか見てきましたので今後の参考にしたいと思います。

人が大自然に飛び込むには十分な準備と知恵が必要ですね。
それと何事にも過信してはいけません。常に慎重に冷静に・・・ですね。 当然、無理は禁物です。


プライベート | 投稿者 井上正之 08:20 | コメント(0) | トラックバック(0)