プレーの中で、横方向の動きが多いテニスのケガの中では、捻挫はとても多いケガです。
そのような捻挫にも色々な症状があります。
その中でも『靭帯の断裂』は、捻挫の中でも症状が重くなりますので、しっかりとした処置が必要になります。
捻挫で検査をした場合、
レントゲン検査で骨折なしと診断され、単純な捻挫として扱われ、特別な検査の追加や処置が施されないことがあります。
捻挫は靭帯の損傷程度によって、その処置が大きく変わってきます。
その靭帯の損傷程度を丁寧に検査してもらうことがポイントになります。
例えば、
足関節を捻ってしまい、症状の悪化が大きい場合に靭帯の損傷度合を検査する方法として、透視レントゲン装置での検査があります。
一般的には、レントゲン検査では静止した状態で検査しますが、透視の場合は動画のようにレントゲン検査をします。(プリントは静止画です)
そのような検査では靭帯の可動域などを判断して靭帯の損傷の程度を診ていきます。
靭帯の断裂は、経過日数や症状などによっては癒合しない場合もありますので、適切な処置が必要です。
実際に、
捻挫癖のあるジュニア選手などの中には、過去の捻挫で靭帯が断裂していたということもあります。
ただ、このような場合でも、丁寧に今後の捻挫予防とパフォーマンス向上を目指して、しっかりと対応をしていけば心配ありませんよ。
当院では、
捻挫に対して、症状の程度によっては専門医療機関と提携して、検査・処置・治療・リハビリ・トレーニングといった一連の対応をしています。
場合によっては、オーダーインソールの処方もベストパフォーマンスにつなげる一つの手段です。
いずれにせよ、ケガの無い毎日を過ごしたいですね。