足底筋膜炎という症状があります。
まさに足の裏の痛みが主となります。
当院に来院される方の中でこの症状の方は
年齢性別などは様々です。
例えば、
毎日のマラソンやジョギングが趣味の男性。
営業の仕事でビジネスシューズでたくさん歩かれる方。
主婦の方でとくに運動も散歩もされない方。
販売の仕事などで立ちっぱなしの方。
運動部の学生で毎日練習をしている方。
高齢の方で、体操や散歩は欠かさずに行っている方。
とくに運動や散歩もされない方。
少年サッカーチームで練習に頑張っている小学生。
他にも様々なタイプの方々が来院されます。
このように、足底筋膜炎の症状は特定の生活タイプに
限定されることもなく症状が出ています。
足には、たくさんの細かい骨と多くの靭帯、そして筋肉があります。
それらのどこの部分に偏った負荷があるかで、痛みなどの
症状がかわってきます。
また、筋肉の柔軟性や骨の状態なども関係してきます。
まずは専門医療機関を受診して、
生活スタイルや歩行の癖、足関節の傾きやバランスの確認、
そして筋肉・骨などの状態を確認します。
筋肉そのものが、硬かったり、逆に筋力の低下により
とても弱っていたり、または局所的に痛みが出る場合は
なぜその部分に痛みが出現するかをしっかりと判断して
行かなくてはなりません。
また、骨にトゲのような骨きょくというものが出てくる場合
もあります。
大切なのは
痛みが出る原因の追求と適切な検査が必要です。
小学生の子供でも、痛みの出現には様々な原因がありますので
早めの受診が必要です。
治療は症状によって異なりますが
まずは痛み発生の原因を取り除くことが重要です。
運動による原因では単純に運動をやめるだけではなく、
その運動を行う時にどのような動き方やステップワークを行って
いるかを確認できなくては根本的な原因の追及にはなりません。
検査で痛みの部分と状態を確認したら、
その発生原因を先生と話し合ってください。
その原因によって治療方法が変わってきます。
原因の中に、靴が足に合っていない場合や
痛みを発生しやすくするような形状のシューズもあります。
また、処置としてインソールも適切なものであれば有効な
ことも考えられます。このインソールも自己判断ではなく
専門家に検査や測定をしっかりと行っていただいてから
歩行や足のバランス状態に合ったインソールの処方が重要です。
また、
足底の筋肉やふくらはぎなどの筋肉のトレーニングも不可欠な
場合があります。
しかし、このトレーニングもスタートするタイミングや
方法によっては十分に注意も必要ですので気をつけましょう。
足の筋肉、
ふくらはぎや太ももの筋肉、
歩行やステップの方法、
起立姿勢でのバランスや重心の位置、
足の指や筋肉の使い方、
筋肉の硬さや疲労度や弱さ、
そして、靴のタイプや硬さや性能、そして足に合っているか、
たくさんの改善要因がありますので
丁寧な検査と測定、改善方法を検討してください。
また、
生活スタイルやスポーツでの練習量や方法の見直しも
重要です。
足が痛いと、行動力が低下して生活レベルの低下も招きますので
快適な歩行ができるように過ごしたいですね。
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