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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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梅雨時の熱中症

本日も早朝の往診に行ってきました。

今は院内での診療もはじまっています。

往診で
高齢の方の多くのお宅では

部屋の温度が高くて暑い場合があります。

体感が
厚さを感じなくても
部屋の温度が上がっていることがあります。

体温調整機能と体感温度(暑さを感じたり感じなかったり)と
実際の部屋の温度の間では

大きな誤差がある場合があります。

たとえ暑さを感じなくても
部屋の温度や湿度が高い場合には

エアコンなどで少しの温度調整も必要ですね。

知らぬ間に
熱中症にかかっていたという方を
この時期には診療や往診で診ることがあります。

もうしばらくの梅雨時期を
快適に過ごしたいですね。
医療 | 投稿者 井上正之 10:10 | コメント(0) | トラックバック(0)

成長期の膝の痛みの色々

成長期の子供達が
膝の痛みを訴えて来院される事はとても多いです。

膝周囲の症状としては様々なものがあります。

その中の一つに
『分裂膝蓋骨(ぶんれつひつがいこつ)』と言う症状があります。

あまり聞きなれない症状かもしれませんね。

そもそも膝蓋骨とはどこの部分かと言うと、

皆さんが知っている『膝(ひざ)のおさら』のことです。

その膝蓋骨が何らかの原因で分裂する症状が分裂膝蓋骨です。

その多くは成長期の子供たちで、特に男子に多く発生するものです。

痛みを伴なったものを有痛性分裂膝蓋骨と言います。
その反対に痛みを伴なわないものを無痛製分裂膝蓋骨と言います。

その多くは、膝の上方に痛みを訴えます。
もともとは無痛性で症状が確認されないで、サッカーや転倒などのケガが原因で痛みが出現してくることが多いです。

経過としては
スポーツなどを休止して、保存的治療といって手術をしないで治していきます。

多くは分裂している骨が癒合(くっつく)していくことが通常です。

また、正しい診察・検査・判断・治療・リハビリそしてトレーニングが重要になってきます。

専門医療機関を受診して
治療を受けて、リハビリとトレーニングに努める事が重要です。

特に、
間違ったトレーニングや練習の復帰のタイミングや内容により、その後の痛みの再発や他の身体の部分への影響も考えられますので、
専門機関での指導を受けてください。

当院に通院していた子供の中には、
骨がくっついて(癒合)から痛みもなくなってくると、
突然、リハビリに来なくなる子供が目立ちます。

その後、痛みの再発で再び来院してくることも少なくありません。

そのようなケースでは、大半がスポーツの練習などをすぐに開始するケースが目立ちます。

当然、当院ではリハビリとトレーニングの計画的な指導をしていきますが、

中には、試合が近いとか、レギュラー争いのため練習を休めないなどの理由で、焦って練習に出てしまう子供が多いです。

その責任は、
私どもも含め、やはりまわりの大人にあります。

医療機関・コーチなどの指導者、そして保護者の方々の皆さんが正しい知識と、子供の将来の大切さや可能性を考えて判断して、

子供達にとって一番良い選択肢を検討してください。

我々、医療機関でのアドバイスは院内や特別施設でのトレーニングなどは出来ますが、

一歩離れてしまうと、子供達は大好きなスポーツをしたくてしょうがないのです。

子供たちのコンディショニングは
適切な方法を選択することが重要です。



           膝のスケッチです。



医療 | 投稿者 井上正之 08:09 | コメント(4) | トラックバック(0)

ツアーコーチの自己管理

パソコンを触る時間がとれずにいました。

今週は自分でも驚くほど忙しい毎日でした。

まさに、分刻みでスケジュールをこなすとは
このようなことなのかと思う程に慌ただしい時間を連日過ごしました。

その中で、
親友のツアーコーチの方ともお会いして時間を過ごすことが出来て多くのアドバイスを頂きました。

様々な話に花が咲き、寝不足覚悟で深夜まで話し込んでしまいました。

ちょうどウィンブルドンの日本人選手の試合が放映されていましたので、解説してもらいながらの観戦です。

本戦に登場する全ての日本人選手のツアーコーチや指導をされています。

また、選手がジュニア代表チームメンバーでの監督も経験されていますので、プレーの特徴なども説明していただきました。

身体の使い方などについて
私にトレーニングやコンディショニングなどのアドバイスを求めてくることもあります。

選手が最高の舞台で最高のプレーをするには
肉体的な準備・精神的な準備・そして経験・・・

様々な角度から毎日の練習とトレーニングが大切な事を
あらためて実感しました。

そのコーチのスケジュールを聞いていると
売れっ子アイドルも顔負けな程の毎日でした。

ツアーバックに全ての荷物を詰め込んで
海外と日本の行き来して過ごす毎日は体力勝負に違いないでしょう。

そのようなコーチの健康管理として時間をたっぷりかけて全身のコンディショニングケアを行いました。

選手を日本各地・世界各地で教えていくには
選手以上に準備が必要な場合が多いように思いました。

最近、
私自身も予定をめまぐるしくこなしています。
少し、準備が足りなかったり、振り返っての修正が不十分な事があったりと、思うこともしばしばあります。

理想的な時間管理ができることを目標にして行こうと思います。

なかなか
難しいことですが、心がけていれば
実行できることに近づけることだと思って過ごしていきたいと思います。

選手やコーチにコンディショニングを指導していくには
私自身もコンディションを整えていかなくてはなりませんね。

先ずは
睡眠・食事を基本に自己管理です。


テニス | 投稿者 井上正之 08:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニストレーニング・ステップワーク

昨日は、往診を終わらせて、

急いでテニスウエアに着替えてコートに向かいました。

テニスの指導をしてきました。

足の使い方、特にステップワークを集中的にトレーニングです。

バランスを崩さないための足の運びと使い方を
テーマとしました。

例えば、
人間の歩行や走り方は、運動学の考えから
理想的なフォームというものがあります。

その理想的なフォームから
テニスに応用して適応させていきます。

理屈と実際の動きとの
ギャップを埋めながらトレーニングを進めていきます。

少し、難しくて面倒くさいようですが、

実施に練習していくと

『こんなに簡単に上手に動けるんだ~』って
思うようになってきます。

今回は
選手の練習ではなく
主婦の方のテニスの練習でした。

『無駄なエネルギーを使わないで
テニスのレベルアップを目指したい』

という目標でしたので

今回は『効率の良いステップワーク』を
練習してみました。

日本代表のトップジュニアに指導する練習を
少しアレンジしていくと

一般の主婦の方々まで、楽しくて軽快なテニスの
練習ができるんですよ。

梅雨時の安定しない天候が続きますが

晴れ間が見えたらすぐにテニスコートに行きたいですね。

テニス | 投稿者 井上正之 10:28 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスでのオーバーユースと手首痛

当院に来院される患者さんの中で

手首(手関節)に痛みを訴える方はとても多いです。

その中でも
テニスをプレーされる方で、手関節に痛みを持っている方は非常に多いです。

そのような方の症状として目立ってくるのが

『手関節のTFCC損傷』という症状です。

TFCCとは三角線維軟骨複合体といいます。

聞きなれない言葉かもしれませんね。

手首(手関節)を痛めてしまった場合には
多くの方は、手関節の捻挫や腱鞘炎と思っている場合が目立ちます。

このTFCC損傷は
手関節の小指側の痛みで、手関節でドアノブを回すような動作で
手関節を小指側に倒した場合に痛みが出ることが多いのが特徴です。

三角線維軟骨複合体は、
腕の前腕部(肘から手首までの部分)の2本ある骨の小指側の骨である尺骨という骨と
手のひらの小さな骨(手根骨)との間の部分で
クッションのような働きをします。

膝で例えると、半月板のような働きに似ています。

このTFCC損傷は外傷(手をついて負傷するなど)や
手関節の使い過ぎや、加齢による変性などが原因とされています。

ということは、

テニスでの場合はやはり、
手関節の使い過ぎが一番可能性が高いといえます。

トップスピンを沢山練習したり、
打ち方を変えたので手関節に負担が出たり、
サーブの打ち方で手関節にひねり過ぎたり・・・

痛みの発生理由は様々です。

腱鞘炎と思っていた方で、
もしかしたら自分の手関節の痛みは???
と思われる方は、今一度、専門医療機関を受診されることが大切です。

この症状の治療方法は
早期からの治療が何と言っても効果が出ます。

こじらせてしまうと、完治を難しく時間を費やすこともあります。

治療は
安静が大切で固定装具などで外固定を行います。
変性によるものなどで症状が強い場合は
関節内注射を行うこともあります。

リハビリの段階では
理学療法として電気治療機器を使用する場合があります。

TFCC損傷は確定診断が難しいため
早期の受診と適切な治療とリハビリが必要です。

皆さんの中で
手関節が気になる方は、早めに受診して下さいね。

それと、
治療を必要とされる方は、
テニスの練習などを必ず休んでくださいね。

このことは
多くの症状の時にも言えることです。

毎日のように練習されている方や
テニスが大好きの方は、休養する事を見失いがちです。

治療に来院されている方の多くに
『痛みが軽減してきたから、練習してみました~』
と言われる方がとても多いです。

まさにこのような状態が
慢性的に症状をこじらせてしまう原因になりかねません。

当院でも
もう少し我慢の必要な方が大半なのが現状です。

治療と休養は、長いテニスライフの中の少しの期間です。

治すためにはテニスを休む勇気(我慢)も必要です。

さらに、
治療によって改善されてきた方は
打ち方を見直すとともに、ステップワークや動き方を工夫してスウィング(打ち方)だけにとらわれずに
プレーの向上にチャレンジしてみてください。


   
  手関節をスケッチしてみました







医療 | 投稿者 井上正之 09:57 | コメント(0) | トラックバック(0)

スポーツギア集結

先日は
お世話になっていますスポーツメーカー・ミズノさんの
2011年の展示会に行ってきました。

トップアスリートが勢揃いするミズノさんのスポーツフィールドは
まさに日本さらには世界のスポーツ界をリードする内容でした。

これほどの方々がスポーツに関わっているのだと、
あらたまって知りました。

とても興味深い製品が勢揃いです。

ミズノさんの来年の春のテニスギアは注目ですよ。

アスリートモデルのラインアップも期待しましょう。

来年のスポーツシーンを一足早く覗くことができましたので
気分が盛り上がった一日になりました。

関係者の方々にお礼申し上げます。






その他 | 投稿者 井上正之 07:29 | コメント(0) | トラックバック(0)

プレゼント

ある男性からテニスの試合を録画・編集してあるDVDをいただきました。

1996年4月の伊達さんとグラフ選手のフェドカップでの名勝負の様子です。

『何度見ても素晴らしいですから、是非もう一度見てください』と言われてDVDをいただきました。

多くのテニスファンが観ている名勝負ですよね。

早速、拝見させていただきました。

久しぶりに見るゲームですが、とてもワクワクして引き込まれていきます。

素晴らしい集中力の中、一進一退のゲームで、
テレビで見ていても臨場感いっぱいです。

様々な角度からこのゲームを観てみました。

気になるプレーのシーンを戻してみたり、繰り返してスロー再生したりと、少し研究してみました。

ステップワークや身体の使い方など、
とても勉強になります。

途中で何度も声援を送る松岡さんの姿は
今のスポーツマンには少ないともいえるような
情熱を感じます。

数か月前の1995年7月にウィンブルドンで快挙を果たした現役のトップ選手の姿がそこにあります。

この応援する姿はとても有名です。

しかし、熱血な松岡さんだととらえてしまわれがちですが、

現役の世界のトップ選手が仲間のために本気で声援する事が出来るでしょうか。
 
その行動の素晴らしさは何度観ても驚きと感動ですね。

今回、頂いたDVDを観ながら日本テニスの今後の躍進を期待して止みません。

当時の松岡さん、伊達さんが世界で闘う姿を見せてくれたことは、我々に大きな目標を与えてくれたことでしょう。

このDVDをプレゼントして頂きました方は、
とてもテニスが大好き方です。

熱心に感動したことをお話しする姿を拝見していて

純粋に感動したことや他人の素晴らしさを伝えれることの大切さを教えていただきました。



テニス | 投稿者 井上正之 08:38 | コメント(0) | トラックバック(0)

色々なアイシング方法

アイシングと聞くと
『ケガをした時に冷やす』
『練習や試合の後に関節や筋肉を冷やす』

などが一般的でしょう。

数ある中の一つの考え方として、
『プレーの前に冷やす』
『ウォーミングアップの前に冷やす』

という考え方があります。

アイシングで冷却した直後にウォームアップをしていく方法です。

少し特殊な方法ですから
冷やす時間の長さや、アイシングからウィーミングアップに切り替えていくタイミングなど、
経験やデーターが必要でしょう。

この考え方は
人間は寒かったり冷えてしまうと、体温維持をしようと体が反応します。

その体温維持の働きのときにウォーミングアップを行うことで血流が一気に上昇するという考え方です。

アスリートのスポーツ現場では以前より実施されている方法です。
ただ、その方の健康状態や体質も考えて注意して実施しないといけません。

この方法で短い時間のウォームアップでも効果的にプレーに入っていけることも考えられます。

私も治療やトレーナーの現場では
状況判断の元に実施することもあります。

しかし先に述べたように
様々な状況を判断して実施していくことが重要ですので
必ず専門家の判断の元に行ってくださいね。

梅雨時期はとても湿度が高くて
体調維持やスポーツパフォーマンスの向上には難しい状況が続きますので十分にお気をつけ下さい。
医療 | 投稿者 井上正之 08:56 | コメント(0) | トラックバック(0)

暑さと短時間での集中力

今日は
早朝の往診と午前の診療が終了して

そのまま急いでテニスのトレーニングレッスンに向かいました。

暑さ対策は大切です。

体温上昇が著しくなると
危険なこともありますので

休息と運動を短い時間で交互に実施していきます。

どうしても集中すると
楽しさと興奮状態も重なって休息が足りなくなります。

私の指導では
状況に応じてアイシングをこまめに実施しながら
練習やトレーニングを実施していきます。

このアイシング方法は後日、紹介したいと思っています。

さて、
本日は短時間集中で効果を最大限発揮できるようなテーマで実施してきました。

今から小休止して午後の診療に戻ります。

それにしても
気分転換が難しいほどの暑さですねッ!

くれぐれも水分補給と体調管理に気をつけてください。




トレーニング | 投稿者 井上正之 14:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

トレーニングと湿度管理

今朝は
パーソナルトレーニング&コンディショニングに行ってきました。

梅雨のこの時期に、
体調をベストにもって行くことは非常に難しいかもしれません。

例えば、
熱中症という症状を皆さんもたびたび耳にすることでしょう。

汗を出せば、その汗が蒸発して気化熱が減少して体温を下げていきます。

脱水症状で汗が出なかったり、
逆に汗が沢山出てもその汗が蒸発しない状況になったりと、様々な原因で熱中症を引き起こすことがあります。

この時期、
湿度によって汗がなかなか蒸発しないで、熱がこもってしまいがちです。

湿度の高さが筋肉をはじめ身体に及ぼす影響は沢山あります。

本日も
朝からトレーニング指導の最中も汗がなかなか引いていきませんでした。

練習やトレーニングに夢中になっていると、
ついつい体調の変化に気づくことが遅れることがあります。

水分補給は当然のことですが
汗が乾きやすい環境を作っていくこともトレーニングや練習では大切になってきます。

最近ではウエアなどがとても素晴らしい素材で出来ています。
上手にそのような製品を利用したり、
トレーニング最中に涼しい環境で少し休息を入れることを心がけてみてください。

トレーニングでは
気合・根性だけでは効果は上がっていかないことも意識して、

『休むこと』『休息すること』もトレーニングの大切な要素であることを意識しましょう。

トレーニングは、正しい知識で行えると
その効果が倍増していくこともありますよ。

本日は診療が休みですが
トレーニング・コンディショニングのレッスンを終えて
スポーツ業界の方々にお会いしてきます。

小さなアドバイスでもいただける事は
とても貴重で勉強になることが多いです。

今日も充実できそうで楽しみです。



トレーニング | 投稿者 井上正之 10:25 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスもチーム日本

連日連夜、
ミーティングなどが続いています。

様々な方々とお会いすることは
新しいステップへの第一歩だと、とても嬉しく感謝する毎日です。

先日、
世界中を駆け回る代表監督さんに色々なお話を伺いアドバイスを頂きました。

世界のテニスの現状についての生の声を聞かせていただくと
ワクワク興奮する出来事ばかりです。

その話の中に日本代表の試合を団体戦として闘う難しさも教えていただきました。

テニスというスポーツは基本的には個人競技ですが
団体戦も存在します。

そこで当然のごとくチームワークは大切になってきます。

個人スポーツとして子供のころから自分自身のプレーを中心に必死に取り組んできた選手たちにとって
チームワークの在り方を学ぶためには団体戦の存在は
貴重な体験でしょう。

そのような環境の中でチームをまとめて
個々人の力を最大限に発揮できるようにして、

さらに日本チームとして一丸となることによって
個々人の力がより向上して団体としての結果を出していくようにまとめていくことが、
代表監督の重要な役目なのでしょう。

そのような現場の話を聞かせていただくと

各テニスクラブで日頃指導する時にも
個人のチカラと、それを集結させて仲間のありがたさを
子供たちが学んでいけるような環境作りが
大切なのかもしれません。

人は自分のためにだけではなく
仲間のために何かを取り組む時に
想像以上のチカラを発揮できるのかもしれませんね。

私も個人での仕事に従事していますが
多くの方々に出会い、そしてその方々のご協力をいただいて前進できることを実感する毎日です。

テニス | 投稿者 井上正之 08:27 | コメント(0) | トラックバック(0)

梅雨時期の注意

この季節、蒸し暑さとともに小虫が出始めますね。

アリや蚊などがちらほらと出てきますので、昆虫嫌いの人にはツライ季節に突入かもしれませんね。

そのような時期に受診される方の中に
『虫に刺されて、ピリピリします』
『腰や背中に違和感があって痛みがあります』

という話をされる方がいらっしゃいます。

そのような時に、
気をつける症状の一つに『帯状疱疹』というものがあります。

聞きなれない症状かもしれません。

見た目は
虫刺されや湿疹のようにも思えますので
ついつい放っといてしまうことも多い症状の一つです。

『ピリピリする』『違和感がある』といった症状を
感じることが特徴でもあります。

帯状疱疹は
早期治療が非常に大切になってきます。

症状が残ってしまうと『帯状疱疹後遺症』といって、
神経痛症状が続く事もあります。

この症状は
専門機関の受診が大切になってきます。

虫刺されのような小さな発疹があって
上記のようなピリピリ感や違和感が続くような場合は
早めに皮膚科などに受診されることをおすすめいたします。

虫さされシーズンなどに間違われやすい症状でもあるのが
『帯状疱疹』ですので、

頭の隅にでも、知識として覚えておいてくださいね。

少し分野の違うような症状に思われがちですが
当院のような機関でも、これからの季節に目立ってくる症状です。

それだけ皆さんにとっては
一見では分かりづらい症状のひとつなのでしょう。

医療の知識は難しいこともありますので
気になることは早めに専門機関にたずねることが
快適な毎日を過ごすためにも大切ですね。



医療 | 投稿者 井上正之 08:53 | コメント(0) | トラックバック(0)

トップジュニアとの日々

数日間の合宿が終了しました。
 
ジュニアの日本代表を中心とした選手と専門スタッフ・コーチ陣が集合した合宿です。

指導者・選手ともにトップのメンバーが本気で挑む時間は
一瞬たりとも気の抜けない程の内容です。

早朝、6時過ぎにはコートに立ちアップが始まります。
一日のスケジュールが終了するのは、深夜となります。

コート上での練習と室内でのミーティングなど行いました。

この合宿は10年以上前からスタートし現在の多くの日本のトップ選手たちがトレーニングしてきた場所です。

第1回目の合宿から参加させていただき、その質の高さは毎回前進しています。

ジュニア選手にとって最高の内容ですが、
参加している私にとっても、全てが勉強であります。

帰宅した今は、ハードスケジュールの疲れはありますが、
それ以上に充実した数日間でした。

実際に参加している選手たちがどのような刺激を受けて、
それを日常の生活に持ち帰り、それらを日々の練習や生活で継続と進歩を実行できるかが最も大切です。

本気の合宿は、参加する選手もスタッフもが成長できる素晴らしいものです。

私自身も、この内容をしっかりと選手育成につなげていくことが大切だと思っています。
 
運動レベルの内容やメンタル面の内容は
テニスだけにとどまらず、コンディショニングにも大きな影響を受けるものですので、

帰宅してからの毎日に私自身も学んだ全てを無駄にしないように過ごしたいと思っています。

今までの過ごしてきた十数年の私自身の活動を振り返ると
この合宿の影響力はものすごいパワーとなっています。

様々な形をもってこの経験を皆さんにお伝えしたいと強く思っている瞬間です。

今回も一緒に時間を過ごさせていただいた皆さんに心から感謝しています。
ありがとうございました。




テニス | 投稿者 井上正之 08:52 | コメント(0) | トラックバック(0)

トップジュニア合宿

本日から
日本のトップジュニア選手の合宿が行われます。

数日間の合宿は、早朝からの練習と
深夜遅くまでのミーティングなどを行います。

とてもハードスケジュールですが
参加選手、スタッフの方々、取材の方々・・・
全員が集中力をもってチャレンジしていきます。

本日は診療業務を終わらせたら
私も体調を万全にしてコートに向かいます。

連日の合宿は早起きと遅い就寝になりますので
帰宅後にレポート出来ればと思っています。
テニス | 投稿者 井上正之 08:51 | コメント(0) | トラックバック(0)

テニスエルボーとウォーミングアップ

ケガしてしまった時に試合の出場があるとき、
その出場を迷うことは当然なことです。

最近、テニスエルボーの患者さんがとても多く、
その多くの方々が無理してプレーを続けていることが多いです。

治療者の立場からは、
治療と休養をアドバイスいたしますが、

場合によっては、
どうしても試合に出たいと言って無理して強行出場されてしまう方もいらっしゃいます。

どうしてもプレーしたいから、
そのときのウォーミングアップやストレッチを教えて欲しいとリクエストがあります。

ウォーミングアップなしでのプレーは筋肉に負担をかけて
更なるケガにつながることもありますので、
やはりウォーミングアップは必要でしょう。

しかし、
単純にストレッチを実施したり、強引に練習をしてしまうことは、テニスエルボーへの影響はよくありません。

炎症などのある肘の状態で、強いストレッチはかえって筋肉を緊張させてしまったり、痛みの誘発につながります。

そこで、
簡単に筋肉のウォーミングアップを狙った方法をお教えしています。

よく行われている肘部分に対するストレッチは
腕を真っ直ぐに伸ばした状態で手首を屈曲・伸展させて行います。
(手の甲のほうに伸ばしたり、手のひらのほうに曲げたりします)

これは、前腕部(肘より先の腕の部分)の筋肉群を伸ばす方法です。

しかし、これらの方法は肘への負担が大きくお薦めではありません。

簡単な方法で前腕部の筋群をアップ状態にするには、

腕をダラリと下に垂らした自然姿勢のまま、
手の平の『グー・パー』の運動をします。
ゆっくりと反復運動をします。

特に『パー』の動作ではゆっくりしっかりと指を開いてください。

手首の曲げ伸ばしのストレッチでは前腕部分の筋群を引っ張ってしまい、肘の部分に大きなストレスをかけてしまいます。

腕をたらして『グー・パー』をする動作では、肘部分へのストレスが軽減されます。

指の曲げ伸ばしのじゃんけんのような運動を繰り返して行えば、
前腕部の血流も向上して運動を行える準備が整います。

これは、リハビリテーションで行う方法です。
とても簡単で肘への負担も少ない安全なウォーミングアップですので、試してみてください。

同時にアイシングや治療も専門医療機関に相談してみましょう。

その他にも、
テーピングやサポーターなども適切な処置をされないと、
逆効果のときもありますので、注意してくださいね。



医療 | 投稿者 井上正之 07:54 | コメント(2) | トラックバック(0)

山中湖での一日

富士山の麓の山中湖に行ってきました。

テニスの愛好家の皆さんの大会に
トレーナー業務で参加させていただきました。

800人を超える参加者が早朝より集まってきました。

プロ選手の大会の緊迫した雰囲気とは違った、ゆったりとした空気が流れています。

富士山の麓のさわやかな空気がとても清々しく、
絶好のコンディションでスタートしました。

皆さん、テニスが楽しくて・大好きなのが伝わってきます。

また、
早朝から多くのスタッフの皆さんも準備に忙しそうです。

沢山の参加者・スタッフの方々で一時は隙間もないほどの人数でしたが、
皆さんが各コートに分かれてプレーが始まると、
再び爽やかな風が吹いて、時折肌寒いくらいでした。

やはり、空気が美味しいところでのテニスは素晴らしいですね。

今回お話をいただいてから、
プロストリンガーさんに大会の賑わう状況をうかがっていましたが、

実際に大会が始まるとその人の多さで
ストリンガーさんは食事も出来ないほどの忙しさです。

さらに、
ガット張りにラケットをお持ちになられるお客さんのリクエストの細かさに私はただただ驚いてしまいました。

今回、私は
ウォーミングアップの方法や怪我の処置、テーピングのアドバイスをお客さんにさせていただきましたが、

そのような情報は、
実際にはなかなか詳しく一般の方々には届いていない現状を知りました。

今後、テニスの現場で役立つテクニックや知識を皆さんにお伝えできればと、あらためて思いました。

雑誌やネットで情報は氾濫していますが、
実際にはなかなか正確に伝わっていないことを知り、

私達トレーナーや指導者がもっと情報伝える役目を果たす必要があるのではないかと実感する瞬間でした。

あっと言う間の一日でしたが、
今回は多くの方々にお世話になりました。
有難うございました。

毎年、この時期と秋に山中湖で大会があるそうです。
皆さんもこの気持のよい時期での山中湖での大会に参加されてみてはいかがでしょうか。

私も是非また参加させていただきたいと思った一日でした。











イベント | 投稿者 井上正之 08:03 | コメント(0) | トラックバック(0)

すごい根性のジュニア達

フロリダでの練習の合間に、

『あそこで練習している選手は誰だ?』

突然、横にいたジュニア選手が聞いてきました。

とてもふてぶてしい態度で質問してきたジュニア選手に、

あまりにも態度が大きいので『何歳?』と聞きかえしました。

『fourteen』の一言の答え。


私は、そのジュニア選手に日本でナンバーワンプロ選手だと答えます。

そのジュニア選手は

私に、『お前はどこの国から来た』と聞いてきます。

『日本』そのような単語だけの会話です。

そこで、
そのジュニア選手はなぜだか怒ったような口調で

『お前と同じ国の選手なら、俺と勝負しろと話してくれ、俺は絶対に負けない』
といきなり言って去っていきました。

そのジュニア選手は身長が160cmくらいの小柄な選手です。


翌日、
コートでその少年がトップジュニアメンバーと練習していました。

その選手よりはるかにでかい体格の選手達を、
なぎ倒すように打ち負かしています。

レシーブでは自分の頭の位置を越えるようなサービスを
その全身がバネような運動能力で簡単に叩いて打ち返していました。

正直、度肝を抜かれたような衝撃でした。

外国には、
凄い選手が山のようにいるのだと思い知らされた瞬間でした。

メンタル・身体能力、
全てに勢いがある選手に出会えた事は、
今でも忘れられない衝撃です。

サムライニッポン!
日本人選手にもそのような勢いでチャレンジして欲しいですね。


テニス | 投稿者 井上正之 09:39 | コメント(0) | トラックバック(0)

世界何位?

フロリダのアカデミーでは
世界のナンバーワン選手をはじめ多くのトッププロから
トップジュニア選手など、まさにテレビや雑誌に出ているスター揃いの環境です。

その環境で誰もが必死に自分の存在をアピールして鍛えていきます。

もちろん、同じコートで練習するメンバーも日によってアレンジされていきますので
選手にとっては刺激的であり、かつ緊張感も出てきます。

私もアカデミーでの練習では
日ごとメンバーが変わりますので、自分自身をアピールする為にも必死に全力で取り組んでいました。

自分の調子が良ければ最高のメンバーと練習ができます。

逆に
フィジカル面・メンタル面のバランスがとれていないと、
コーチからの指示でメンバーチェンジとしてランクを下げられてしまいます。

様々な世界のプレーヤーとマッチメイクされたり練習をしました。

フロリダのアカデミーは世界中のトップ選手の練習拠点になっていることもあり、
選手たちはツアーの合間で調整にやってきます。

私の毎日の練習でもメンバーが変わることが当たり前ですから、

突然コーチから練習やトレーニングの時にツアー中の選手との練習を指示されることが頻繁にあります。

一見、相手が誰だかはわかりません。

どこの国の選手でランキングが何位ということなど、インフォメーションはありません。

言い換えれば、そのようなインフォメーションンは関係ありません。

ただただ、
目の前の選手と必死に闘うだけです。

良い練習をしようとか、そのような余裕もなく、
ただただ自分の持っている動きを全て出し切ることだけを考えてプレーしていきます。

その集中力はものすごかったと思います。

相手が、世界のナンバーいくつ とかは関係ありませんでした。

練習のあとから、その選手のインフォメーションを聞いて
驚くことは幾度もありましたが、

自分自身のことで無我夢中のときには
毎日を必死に食らいついていくといった過ごし方でした。

私自身に凄い才能があれば、少しは余裕もあったかもしれませんが
少しでもうまくなりたいという貪欲な時期には
必死な自分がいたと思います。

現在、
ジュニア選手を指導していく中で、
どのように子供たちに集中力を出させるかを考えることがあります。

指導者はきっかけを作ってあげることが必要なのでしょう。

貪欲さについて現在の日本の豊かな環境でどのようにアドバイスしていくべきかは長年の課題です。

最近、
練習・トレーニングでもコンディショニングでも
元気ハツラツの子供たちが減って来ていないかと、気がかりになってしまう場面にも出会いますが、

子供は無限の可能性を持っていますので
どんどん頑張ってほしいですね。



テニス | 投稿者 井上正之 10:03 | コメント(0) | トラックバック(0)

運動機能を訓練により向上

『利き手交換』という言葉を聞いたことがありますか。

交通事故や脳卒中による片麻痺などの障害によって利き腕が使いづらい状況などのときに、
利き手と反対側の手で日常の作業を行えるよに訓練をしていくことです。

最初は大まかな作業から始まり徐々に繊細な作業を習得できるように訓練していきます。

この訓練やリハビリはとても努力が必要となります。

利き手が自由に使えないときには、
人の心理として、その手の回復を目指して努力をしていこうとします。

しかし、この利き手交換は、
その利き手の回復だけを目指すのではなくて、
さらに利き手ではない反体側を訓練するのですから、気持ちの切り換えと前向きな気持ちを持つことがとても必要になってきます。

利き手を交換することは、
言葉では簡単にいうことが出来ますが、並大抵のことではありません。

この利き手交換に挑戦される方は様々なきっかけで訓練を開始しますが、
その気持ちの切り換えが、ご自身を前向きな行動に変えていくのです。

リハビリの現場では、この訓練を始めてから今までとは違ったプラス思考の考え方を持ち始めたり、あきらめかけていた日常の作業が習得できるようになるなど、とても良い結果が期待できます。

私は診療の中で、
利き手交換されている方の前向きな姿から、色々と教えてもらうこともあります。

日頃、
当院に来院するスポーツ選手がケガの治療の際に、その回復までの間に何かやっておくべきことはないかを話し合うことがあります。

そこで、利き手交換のリハビリの話をして、
努力次第では人の身体の機能は限りのない発達を習得できることを説明することがあります。

そのようなとき、ケガをしている選手の中には
自分がケガでマイナス思考になっていることを考え直して、
その時に出来るトレーニングなどを見つけ出そうと頑張る選手も多いです。

人の身体の運動機能や神経伝達は訓練により想像もつかない進歩を得ることができます。

前向きに気持ちを切り替えることが、第一歩となります。

前回の記事でも話したようにプラス思考が様々なよい結果に結びつくのでしょう。







トレーニング | 投稿者 井上正之 08:50 | コメント(0) | トラックバック(0)