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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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トップ選手の意識の在り方

トレーニング・テニスレッスンをしているときに次のような質問をされるときがあります。

練習環境や相手が自分にとって不十分でレベルアップできないがどうすればよいか。

そのようなときに思い出す事があります。

私が選手時代にアメリカでの転戦中に有名コーチのいるテニスセンターに滞在して練習をした時のことです。
 
全米オープン直前で練習に来た女子選手と練習をすることとなりました。
それまでの練習は男子選手とのトレーニングでしたので、女子選手との練習はスピード・打球感・動きなど様々な点で特有な違いを感じて練習をしました。

その選手はとてもレベルの高いパフォーマンスですきのないプレーでした。

一つ一つのプレーが全力で長い時間の練習でも集中を欠きませんでした。

練習直後に、その選手が私のところに来てアドバイスや意見を聞いてきました。

その選手は、テニスファンなら誰でも知っている名選手だった方にプライベートコーチをしてもらっているのですが、

練習後にプライベートコーチではなくて練習相手の私にアドバイスを聞いてくることがとても印象的でその積極的に取り組む姿勢に『凄いな』と感じたことを覚えています。

その後の彼女は全米オープンでベスト8の好成績でした。

トップ選手でありながら常に今ある練習環境に全力で取り組む姿勢を見て、私のテニスの取り組み方を考え直す体験でした。

その後の私のテニスレッスンやトレーニング指導でもその時の女子選手の影響があります。

誰もが自分自身のレベルアップを考えるときに、今の環境がベストでないこともあると思います。
しかし、その環境を全力で取り組まないで次の段階にステップアップすることは決して良いことではないでしょう。

すこしメンタル論になってしまうようですが・・・

トレーニングでも全力を出し切ることが次へのチャレンジに進める条件となります。

ついつい自分にとってうまくいかない時に
環境や他人の責任にしてしまうようなこともあるかもしれませんが、今一度その環境で全力を出してみようと思う瞬間です。



テニス | 投稿者 井上正之 10:49 | コメント(0) | トラックバック(0)