ツボについてのお話しです。
皆さんにもわかりやすいように
説明できればと思います。
今回は
***『足三里』あしさんり***
というツボです。
足のすねの外側の上部分にあるツボですが、
主に胃の機能の調整に用いられるツボです。
足なのに「胃」の調整?
胃の位置と離れていますよね。
足三里は
足の陽明胃経(ようめいいけい) という経絡にあるツボなのです。
経絡(けいらく)って?
これはツボ(経穴)が点在する道のようなものです。
簡単にいうと、気・血が流れる経路とされています。
気・血とは代謝物のようなものです。
これらのことを詳しく説明すると
大変なボリュームですのでこれくらいにしましょう。
さて、
足の陽明胃経という経路は、
胃腸の位置を流れるために、その経路にあるツボが
胃腸の機能調整に関わるとされています。
胃が悪いからといって、胃の周辺だけを治療するのではなく
胃にかかわるツボを使って様々な角度から治療をするのが
ツボをつかった治療になります。
足三里というツボが多くの方々に知られているひとつには
有名な話では
松尾芭蕉の奥の細道でも
この足三里にお灸をすえて疲労を取り旅を続けたとされています。
足三里のツボはが疲労回復に良いのは
胃腸を回復することは食べ物を元気に補給して
健康にエネルギーを補えるとしています。
このように
中医学のツボを利用した鍼灸の治療には
様々な理論を使っていくことがあります。
皆さんも
少しだけツボというものを試してみませんか。
足三里のツボの場所については・・・・
【ヒザのお皿の下のくぼみから指4本分下にさがった向うず ねの外側にあります】
このツボは万能のツボですので
気持ち良いくらいの強さで押してみましょう。
もちろん
足の疲れにも使いますので、むくみにも良いでしょう。
さらには
鍼灸院などで鍼治療を受けてみると
『ず~んと響いて気持ち良い』というような刺激を
体験できますよ