ツボのお話しです。
今回は 『四白』。
『しはく』と読みます。
このツボを耳にすることは少ないかもしれません。
前回のブログで紹介した『足の陽明胃経』の経絡(けいらく)にある経穴(けいけつ)です。
ツボの話しをすると沢山の漢字が出てきます。
その読み方や意味は難しいかもしれませんね。
足の陽明胃経にあるツボ。
ということは、足のツボ?
ちょっと違うのです。
『足』という文字があるのに、この四白というツボは
顔にあるツボなのです。
なんだか分かりずらいかもしれませんが、
その部分の解説は今回はスキップします。
さて、
『四白』という経穴は
目の下の骨の真ん中から指1本分、下がったところ、瞳孔の真下に位置します。
このツボは
眼の疾患の治療にも使用します。
目の充血、かすみの治療などに使うことがあります。
また、『目のくま』などに鍼治療を施しますので
最近では
美容鍼という施術が女性に人気です。
美容鍼は女優さんやモデルさんからも人気ということで
最近、人気上昇中です。
さて、
そのツボの使い方は、
鍼での治療やマッサージ、指圧があります。
自分で行うには『四白』のツボを自分の指で押して刺激を与える方法もあります。
このツボは、顔の『むくみ』に利用することもありますので
むくみが気になる方は
鍼灸院などを受診することも良いでしょう。
また、三叉神経痛や顔面神経麻痺などの鍼灸治療にも
使うツボでもあります。
ツボを使って治療するときは
ツボを組み合わせて複数のツボを使用することが多いので
それぞれのツボの内容をしっかりと理解して
患者さんの症状に合わせてツボを選んでいきます。
顔にあるツボはたくさんありますので
今後もその効用などをご紹介できればと思います。