来院される方が
『夜中に足がつってしまう』『足がむくんでしまう』
といった話をされます。
就寝中に足がつって目が覚めた経験のある方は少なく
はないでしょう。
また、立ち仕事やオフィスでのデスクワークで帰宅時には
足がぱんぱんにむくんでしまう方も多いでしょう。
いずれの場合も、ふくらはぎの筋肉の影響があげられます。
身体の血液というものは心臓から手の指先や、
足の指先まで身体の隅々まで流れていきます。
その血液は循環してまた心臓まで戻ってきます。
しかし
重力などで足まで降りて行った血液がどのように心臓に
戻ってくるかというと、
例えば、ふくらはぎの筋肉などの収縮作用で静脈血管を
ポンプのような作用で血液を心臓まで押し戻します。
しかし、
一日中、立ちっぱなしや座り続けていると
筋肉が動かずに収縮作用が起きないために
血液が滞りやすくなってしまいます。
結果、疲労物質も停滞してむくみなどが起こりやすく
なってしまいます。
また、
筋肉の収縮が少ないことで
筋肉の緊張が取れづらい状態となり夜中にふくらはぎが
つってしまうのです。
そのほかに
以前にブログに書いたように水分不足やミネラル不足など
も大きな影響を及ぼします。
では、
その解決方法としては
『足首(足関節)を就寝前やお風呂の中などでしっかりと
回して足関節を柔らかく緩ませてみましょう』
足関節を回すことで
ふくらはぎの筋肉の収縮が起きてきますので
あえてふくらはぎをマッサージしなくても、簡単に
ふくらはぎの血管を刺激できます。
血行が改善されれば、筋肉の緊張も緩和されてふくらはぎが
つることも軽減されるでしょう。
また、足関節を回すことによるふくらはぎの筋収縮で
血管へのポンプ作用で停滞した血液や疲労物質や
老廃物の循環を手助けしてくれます。
当院に来院される方の話の中には
『毎日、散歩でたくさん歩いているから、筋肉は
動いているはずよ。』という話をされています。
しかし、その歩き方を拝見すると
足関節の動き方が少ない場合があります。
歩行で多くの時間や距離を歩いても
足関節や膝関節、股関節などの各関節、
さらには足の指関節も動かないような歩行スタイルでは
筋肉の収縮が充分に起きてこない場合が多いです。
そのような方には
夜に足関節をたくさん回しましょうとアドバイスさせていただきます。
筋肉は関節をまたいで骨に付着しているために
その収縮作用のためには、関節の大きな動きが必要になって
きます。
ぜひ
皆さんも、入浴中や入浴後などの血行が良い状況での
関節の運動をおこなってください。
以前のブログで説明いたしました温熱交替浴も効果的ですよ。
気軽に血行改善の方法として
足関節を回すといった簡単な作業だけでも
思ったよりも効果が出ますよ。
本日は、
診療がお休みの一日ですので、友人たちと
ウォーターパークで残暑を吹き飛ばそうと予定して
いましたが・・・・
台風接近・・・・
最近の忙しさで溜まりがちだったデスクワークを
こなしています。
夜には
関節運動をしないといけませんね。