昨日、筋収縮を説明しましたが
もう少し、その筋収縮を意識したトレーニングを
説明してみます。
当院では
ぎっくり腰で来院される患者さんが後を絶ちません。
腰部に何らかの違和感や痛みを抱えた方は
とても多いのが現状です。
そのような方が腰部のトレーニングとして
いきなり筋肉に強い刺激を与えるようなことを行う
事は理想的ではありません。
そこで
当院では腹横筋という筋肉を意識したトレーニング
を行っています。
腹横筋とは腹部の深層にあるもので
腹圧を高める働きがあります。
例えば、
呼吸を吐きながらお腹を凹ませるようにする
時にこの筋肉が働きます。
同時に内・外腹斜筋も働きますので
腹横筋を鍛えることは、腹部の筋群を
バランス良く鍛えることになります。
また、この筋肉は脊柱(背中)の運動に影響しないため
腰部の筋群に不安がある方にも実施出来ます。
腰部を大きく曲げ伸ばしする事は
やはり腰部の筋群や関節に負担が出る為に
この腹横筋を
腹式呼吸を利用しながら腹圧を上げるような動き
でトレーニングすることは、
手軽にどこでも無理なく出来るトレーニング
でしょう。
イメージとしては
腹式呼吸の際に、吐く時にお腹を凹ませるように
お腹に圧をかけて
吸うときにお腹を膨らませるようにします。
慣れてきたら
お腹を、ボッコンぼっこんと動かせるように
していくと、
腹横筋を効果的に動かして、腹部の筋群を鍛えれます。
腹筋を鍛えるのに
一般的に行うような、仰向けから起き上がるような
腹筋運動を行わないでも、
腰に不安を抱える方でもこの腹横筋を意識すれば
いいのです。
私も、
あらためてこのトレーニングをやりたいと思います。
このキーボードをたたきながらでも出来るトレーニング
です。