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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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アスリートの意味を再考

先日、休みが一日取れましたので
奥多摩にトレッキングに行ってきました。

やはり自然の中での長時間の歩行は
とても身体じゅうの筋肉の動きを感じることができます。

瞬発的なスポーツの時とはまるで違った、ゆったりとした
ウォーキングはとても心地よくあります。

住所は東京都ではありますが
非常に自然の真っただ中で、8月とは思えないほどの
涼しい風とひんやりした空気には驚きましたが、
とても快適で山登りの疲れも軽減できたようです。

山頂からの下り道は
少しずつ疲労が蓄積されて、日頃使っていない筋肉が
悲鳴を上げ始めることもしばしば・・・

下りの山道の所要時間はおおよそ2時間30分でしたが

下りの道のりでは
トレイルランニングの選手と出会いました。

頂上で
とても速い走行のペースで登ってきた選手でしたが
ストップウォッチの確認をしたら息つく暇もなく
下って行きました。

『確か・・・今の選手はドリンクなど何も持っていなかったような???』

しばらく下山していくと再びその選手が頂上目指して走ってきました。

軽く挨拶を交わします。

その後、背後からその選手が追い越していき下山していきます。

『えっ・・・・』

我々の一行が下山につかれているころに、
まさかの・・・
その選手が登って走ってきます。4度目の再会です。

その後・・・

ご想像のごとく、その選手が頂上から下ってきました。


我々が下山すると
その選手が下山道の終点で水分補給しているではないですか。

なるほど・・・
1回の登山と下山では水分補給がいらないスピードと時間なのでしょう。


とても興味がありましたので
その方とお話をさせていただきまいた。
トレイルランの練習のことを中心にお聞きしました。

我々の場合、一般人の登山が下りでの時間が150分

その方がトレイルランニングでの練習時間が150分
しかも、ランニングで3往復です。

我々のような一般人が下山する時間と同じ所要時間で
トレイルランナーは3往復のランニングでの登山。

トレイルランニングのトレーニングを目の当たりにして
驚きは隠せません。

その体力には当然のごとく驚きですが
さらには
そのランニングでの走行フォームとステップワークの
素晴らしさです。

その日の山道は連日の夕立などの影響でぬかるむ所もあり
歩行での下山でもステップワークに注意が必要となり
筋肉への負担を感じていました。

ぬかるみだけではなく、木々の根が張り巡っている個所や、
突然の岩場も出てきます。

そのような状況の山道は場所によっては悪路ともいえます。

その状況でトレイルランの選手の走行スタイルは
まさに『跳んで行く』ようなスピードで、山道を軽快に
登り、そして下っていきます。

鍛え抜かれているからこそ、そのスピードでも恐怖感も
発生しないのでしょう。


そのバランス感覚を見ていて
久々に度胆を抜かれた感じです。

トレイルランニングのハイレベルな運動能力とバランス感覚には
驚きと憧れを持たずにはいられませんでした。


このような身体能力とバランス感覚を目の当たりにしたのは

実は、以前にもありました。


渓流や高所の滝を飛んだり流れたりして下っていくスポーツをした時の
ガイドさんの軽快なステップワークには
驚かされたことがありました。

40メートルの滝を簡単にロープで数歩のステップで降下したり

時には
20メートル以上の滝も簡単に飛び込み、
さらには10メートルくらいの滝は簡単に数歩で飛ぶように下から登ってしまいます。

当然、ガイドさんの仕事ですから人命救助の訓練もこなし
命をまもる仕事でもあります。
単なるスポーツパフォーマンスではないのでしょう。

渓流ですから濡れる岩場を、ずば抜けたバランス感覚と
鍛え抜かれた筋力で難なく走る抜ける姿は

今回のトレッキングで出会ったトレイルランナーと共通するものがありました。

様々な競技のスポーツ選手に出会ってきましたが

状況が予告なく変化する大自然の環境の中で
ステップの一歩を踏み外したら命にもかかわる舞台で
自分自身の鍛え抜かれた身体のバランスとその筋力と
冷静な精神力をも持ってチャレンジすることは

身体一つで挑戦するアスリートのように思えてなりません。


大自然での活動は

まさに、
自分の能力と判断力だけで活動する人々の運動能力の
高さはとても驚きと魅力があります。

スポーツは
様々な方法を駆使してトレーニングや練習をします。

確かにその環境も日進月歩でトレーニングの用具や環境は
とても進化して安全のもとに準備されています。

自然の中で出会ったガイドさんやランナーの肉体とその能力は
本来、運動体としての人間の持っている感覚や能力を
フル活用しているようにも思えました。

今回は非常に良い意味でのショッキングな出会いでしたので

今後のスポーツの現場でのトレーニングのあり方のヒントも
いただくことができたように思えます。






その他 | 投稿者 井上正之 09:41 | コメント(0)| トラックバック(0)
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