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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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ジュニア期の運動と骨の成長

以前に
骨の量をジュニア期にできるだけ多く増やすことにより
高齢時における骨の量の減少に対しての備えができることを
話しました。
 
ではジュニア期に骨の量を獲得する方法として
運動が骨の成長に影響することが研究によりわかって
いますが、そのことについて少しだけ詳しく考えてみると

運動が身体に及ぼす影響としては
一般的に筋肉に対する影響や血液循環などの影響などが
思い浮かぶかもしれません。

運動はその他には、骨にも効果があるのだということが
研究で分かっています。

骨の量を増やす要因として
運動によってカルシウムの沈着が発生して骨の量を
増やす結果となります。

その詳細の一つに
運動により骨に衝撃が加わると、マイクロクラックという
骨の微細な骨折が発生します。

その微細な骨折を修復するためにカルシウムが集まってきて
骨に沈着してその結果、骨の量が増えてきます。

簡単に言うと、
壊れた骨を治す時に、骨にカルシウムがくっ付き始め
骨が太くなるということです。

さらにもう一つの詳細があります。

運動時に骨に対する影響としては、
骨自体が運動によって『たわみ』が発生します。

弓状態にしなるような状態をいいます。

骨がたわむ時に、
たわんだ短い側にマイナス電位が発生します。
反対に、
たわんだ時の伸びる側にはプラスの電位が発生します。

その時に
プラス電位のカルシウムイオンは、短くたわんだ側の
骨に発生するマイナス電位に引き寄せられて行きます。

簡単に例えると
磁石にはNとS極があり、2つの磁石を近づけると
そのN極とS極は引き寄せられてくっ付きます。

そのような状況が
運動時の骨に発生して、カルシウムが骨に引き寄せられて
行きます。

これらのように
運動時にはカルシウムが骨に沈着することにより
骨の量を増やしていくことになります。

もちろん
先に話したように運動することにより血流量が増加して
血液によってたんぱく質やカルシウムが骨に運ばれて
行くことも骨の成長に影響してきます。

適切な運動をジュニア期に行うことは
骨の成長に大きく影響することになります。

では、

どのような運動が骨の成長に影響するかと言うと・・・・

運動の競技種目などによってその影響は
様々な結果が現れることが最近の研究でわかってきました。

とても興味深い内容もあります。

そのお話は少しだけ長くなってしまいますので
またの機会にお話ししたいと思います。

運動と骨の成長を考えるように

少しづつ、身体の仕組みや働き、またはその機能などを
勉強してみると、運動するときにも、効果的な方法なども
考えることができるかもしれませんね。

屋外で思う存分走り回って遊ぶ子供を見かける機会が
少なくなってきたように思う今日この頃ですが、

生活スタイルの変化によって
子供の本来の身体の使い方が変わってくることは
身体の成長に大きな影響が出ることは少なくはないでしょう。

ジュニア期の運動は本来、遊びや生活の中で自然と
養われて行くのが子供の姿のようにも思います。

その機会が少なくなってきている場合は

運動の大切さを見つめなおして
周りの大人たちが環境について考えることも必要かも
しれませんね。

先日の東京の雪景色の中
雪合戦なんてことは・・・

たくさん遊んで元気に育ってほしいと願う今日です。





  

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トレーニング | 投稿者 井上正之 14:52 | コメント(0)| トラックバック(0)
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