寒さが厳しい季節です。
皆様体調は崩されていませんか。
さて、当院に来院される方々の中には
運動後に筋肉部分に痛みを訴えて受診される方が
少なくはありません。
そのような方の症状の中には
いわゆる筋肉痛(遅発性筋肉痛)の場合があります。
筋肉痛について今までは、その説明の中には
疲労物質(乳酸)などが溜まって起こるなどと言われて
きました。
最近の説では
筋肉の筋繊維や周りの結合組織が運動によって損傷し
それらを修復する過程で炎症が起きてその時に痛みを発生
させる物質が筋肉の膜などを刺激して、筋肉痛となると
言われています。
少し難しいですが、
簡単に言いますと、筋肉が微細に損傷して起きてくる現象
ということです。
そのようなことにならないようにするには
運動習慣が必要となります。
当たり前のようなことですが
運動習慣を身につけて
急激な運動などで筋繊維の損傷を防いで、
筋肉が運動に慣れていくことが必要です。
筋肉痛と言うと
年齢が若いから早い時期に筋肉痛が起きるとか、
歳をとっているから筋肉痛が2~3日後にでるとか
耳にすることがあります。
しかし、
そのようなことは仮説でありきちんとした説では
ありません。
年齢が同じでも個人差がありますので、年齢での
発生の違いは気にしなくてもいいでしょう。
また、
筋肉痛は一般的に
筋肉などに力を入れているときに伸ばされる動作で
起きやすいとされています。
例えば
山登りの際に、上りの道ではなく、
下りの時の動作などや、階段の降り動作などが
そのような動作となります。
このように筋肉に力を入れてから伸ばす動作での
運動を伸張性運動と言いますが、
その伸張性運動を効率的に鍛えることは、
身体を鍛える上でポイントとなるとも考えられます。
人の身体は
少し勉強してみると興味深いことがたくさんあります。
自分の身体の仕組みを少し興味をもっていくことで
運動効率の向上やケガの予防につながりますよ。
わからないことは、専門家にたずねてみるのも
良いですね。
ケガが続発している季節です。
健康でケガのないスポーツライフをお過ごしくださいね。
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