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プロコーチ/トレーナー井上正之の活動日記 CONDITIONINGの鉄人

井上 正之

アメリカ・フロリダのテニスアカデミー出身。プロ登録。トーナメントを転戦、選手育成にも携わる。
さらに、アラバマ大学に進学しスポーツ医療・トレーニング理論を学ぶ。
帰国後、トップジュニア育成に携わり全国タイトル獲得の選手を多数輩出。
トレーニングの重要性を伝えるためいち早く導入。その後、Astar Sports Medical Center 井上整骨院・鍼灸院を開業『医療の目』・『スポーツの目』を持って活動し、現在もジュニアからプロ選手までのコーチングとコンディショニングに務める。

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ゴールデンエイジ

テニス選手になる、テニスプロになるといった目標をたてて
それを目指していくには、
様々な準備が必要になります。

身体能力の高さを備えているような子供が
結果的に将来に選手として活躍することもあるかもしれません。

しかし、
もし子供たちが選手に必要な基礎的な能力を身に着けていくには
早い時期において、そのための訓練を行うことも必要だと思っています。

スポーツには競技における特性も様々ですが、
テニスの場合はその競技の特徴からも、
様々な運動能力が必要となってきます。

そこで
低年齢における運動能力の習得は日常生活も含めて
あらゆる場面での活動を考えながら効果的に行うことが
良いことでしょう。


一般的に、ゴールデンエイジという言葉の意味を考えると

9歳から12歳ころに様々な動きを身に着けるのに最適とされています。

脳や神経系の発達は10歳ころまでに著しい発達が行われると
されているために、
バランス・敏捷性などといったような動きを10歳ころまでに
その能力を身に着けることは重要となってきます。

その他に
筋力の強さや持久力・パワーなどといったものは
このゴールデンエイジが過ぎた中・高校生の時期にしっかりと
訓練することが望ましいとされています。


これらのことは以前から言われていることですが
現実の状況を見ていると、必ずしもそのことが行われているかというと
決して理想的に運動が習得されていないことも少なくはないです。

当院には連日、
多くの子供たちが親御さんに連れられて来院してきます。

その子供たちに、けがの内容やけがの発生理由を聞いたり
日常での運動やスポーツの内容を聞いています。
さらには
習い事のスポーツ以外の『遊び』についても質問することもあります。

子供たちが
スポーツ選手をめざし、夢をもって練習する現実の中で
大人たちが決めたルールや練習内容で大きく環境が変わってきます。

子供たちは本来、走って思い切り体を動かすことが得意です。

しかし
習い事などで決められた時間内での練習に縛られている
子供たちも少なくはありません。

週に数回の決められた練習時間に合わせて
その競技の練習を必死に行うことで、
その子の持っている筋力や運動能力を超えてしまい
ケガにつながっていることが本当に多く目立ちます。

練習だけではなくて
日頃の遊びや日常生活の中での様々な動きが
子供本来の能力を身に着ける重要なことなのでしょう。

ケガで来院した子供に
気軽な会話の中で何気なく質問してみることがあります。

中には、低学年の小学生が
『あまり走り回って遊ばない、そんな時間ないよ』
なんて答えは珍しくはありません。

サッカーや野球、テニスといったスポーツの習い事を
行っている子供たちはたくさんいるでしょう。

習い事での時間だけではなくて
子供本来のたくさん走り回って遊びの中で身体能力を
養えるような環境を今一度考えることも
必要かもしれません。

当然、
習い事での練習のなかでも
様々な能力の育成を考えた練習なども必要でしょうが

やはり
日常生活での運動環境の見直しも必要かもしれません。


元気な子供たちを応援したいですね。














テニス | 投稿者 井上正之 12:22 | コメント(0)| トラックバック(0)
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