久しぶりの休日が晴天となり
車を走らせ山梨・富士山麓に行ってきました。
富士山にはまだ残雪があるために
富士の麓は爽やかな風が吹いていますので、気持ちの良い
時間を過ごしてきました。
新緑が豊かなこの季節はとてもいいものです。
東京からは車で1時間くらいなので
時間があれば気軽に足をのばせるのが山梨の土地です。
休日に仕事が入っていても
二時間でも竿を出せる時間があれば
車を走らせてしまうほど私にとっては
身近な場所でもあります。
清流で有名な忍野地区には
忍野八海という観光名所があります。
その場所から富士吉田そして都留、大月方面に向けて
桂川という流れに忍野の水は注がれていきます。
忍野八海からすぐ流れ出す水はまさに『清流』そのものです。
穏やかに流れる里川では
忍草漁業共同組合が管理しており
フライフィッシングの名所となって、各地から多くの
釣り人がやってきます。
この日もあちらこちらに釣り人の姿がありました。
信州や東北の山々を流れる渓流とは違い
とてものんびりとした趣のある川です。
富士山を目の前にした流れは、
全国から写真家の方々もたくさん来られています。
時間をわすれて、フライという毛バリを流して釣りを
楽しみます。
毛ばりとは仕掛けの事で
カゲロウなどの虫をまねて鳥の羽や動物の毛で
自宅でこまごまとした作業でつくっていきます。
虫嫌いの人がこの毛バリを見たら、何を思うでしょうか???
というほど、虫に似せて作られています。
釣り人は
おおむね妄想が大好きですから
毛バリを夜な夜な一人で作っている時間も
すでに渓流で魚を釣り上げた瞬間を妄想の真っただ中で
楽しんでしまいます。
もしかしたらこの時間が一番楽しいのかもしれません。
そんな自作のフライ(毛バリ)で
富士山の雄大な眺めの中、のんびりと釣りをしていると
究極のリラックスとなります。
正直、環境や雰囲気は抜群の状況なのですが
釣り人は
夢中になりすぎて魚を釣り上げることだけに、
ものすごい集中をしていますので
日頃の生活ではありえないほどの集中力で脳をフル回転している
かもしれません。
さほど
身体は動かすことは山岳渓流をしない限り
少ないのですが
帰宅後には、リラックスをしに行ったはずなのに
なぜか・・・
ものすごく疲れたりもしています。
人の身体は多少のストレスがあった方が良いとされています。
普段のストレスとは違うストレスを持つことも
良い事だと聞きます。
これからの季節は
山々の環境が一番穏やかになってきます。
時間ができたときには
山岳渓流や山里を流れる里川にフライフィッシングに
出かけたいと思っています。
毎回、富士山麓に出向いた時には
帰り際に、バナジウム入りの湧水を汲んできます。
驚くほど遠くの車のナンバーの方々や
飲食店の割烹着などを着ている方が、水を
汲んでいかれます。
みなさんおいしい水を知っていらっしゃる(笑)
本当に、やわらかくておいしい水なんですよ。
身体の大半が水分で成り立っていると考えると
やはりおいしい水を飲むだけで体が元気になった気がします。
東京に住んでいると
緑と空気と水の違いを実感してしまいます。
節句が終わっても気持ちよさそうに立派な鯉が泳いでいました。
都内では見られないような立派な泳ぎっぷりに思わずシャッターをきって
いました。