夏休みは、ジュニア選手の子供たちが
マンツーマンでのトレーニング指導を受けに
来院してきます。
ケガからのスポーツ復帰に際して
担当医からトレーニングの必要性の指示を受けて
当院に転院してくることもあります。
このマンツーマンでの指導は
パーソナルトレーニングという形体で
細かい関節の使い方や、筋肉の動きの説明、
そしてそのようなトレーニングをすることで
スポーツの動き・プレーの中でどのように影響が出るかなどを
子供たちでもわかり易く説明しながら指導していきます。
中には
テニスではトップクラスを目指すジュニア選手でも
細かい動きを意識してバランスや姿勢に注意して行う
メニューや体幹などのバランスを意識させたメニューを
説明して実践していくと
簡単に行なうことができません。
基本的な動きも、
丁寧な動作を意識しながら行うと
バランスが崩れるなど思ったように行かないことが
多々あります。
ジュニア選手にとっては、
まるで違ったメニューを実施しているようだと
感想を言います。
よほどしっかりと日頃からトレーニングを人一倍こなしているような子供以外は、
バランストレーニングの動きはぎこちなく
基本動作ですらうまく実施できないことが大半です。
子供たちの中には
日頃のトレーニングの効果が出ている子供もいますが
多くの子供たちは、基礎的な筋力やバランスに欠けていることが
ほとんどです。
このような基本的な運動能力、基本動作の習得などが
後々の競技生活に大きな影響が現れてくることもあります。
しかし、今現在できなくとも今後の努力次第では
大きな変貌も期待できます。
大切なのは、その必要性に気が付くことでしょう。
子供の最大の特徴は
今現在、トレーニング動作が習得できていなくても
練習次第ではすぐにその能力が向上していきます。
基本筋力やバランスや姿勢の欠如からケガに繋がることが
マンツーマンのトレーニングをして気が付くこともあります。
時には、
当院に子供に付き添って来院される親御さんの中には
子供達が、簡単なトレーニングの基本動作や
バランスの基本動作が出来ていないことに初めて気が付き
驚きを隠せない方も多くいらっしゃいます。
ケガをするということは、必ずそのきっかけや原因があります。
ケガを治すことは当然ですが、その後のフォローに注目して
いくことで競技のパフォーマンスアップにつながることも
意識していただければと考えています。
子供たちは
少しのきっかけで大きな変身を遂げていきます。
そのチャンスに出会ってほしいですね。
ジュニアスポーツは一般的にチームや仲間と一緒に練習していますので
子供たちの個々人のケガや痛み・違和感に気が付くことが
遅れることも考えられます。
ケガの予防をしっかりと行って、
健康体でスポーツにチャレンジしてほしいですね。